テーマは自由貿易協定、長編ドキュメンタリー映画を制作します!

テーマは自由貿易協定、長編ドキュメンタリー映画を制作します!

支援総額

620,000

目標金額 500,000円

支援者
47人
募集終了日
2015年10月21日

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2015年09月17日 11:44

20年後の米国でささやかれる「自由貿易の幻想」

米国NGOのロリ・ウォラック氏は「自由貿易の幻想」という記事を今夏に発表しました。ヒト・モノ・カネが自由に行き交う世界を目指す自由貿易といえば、経済成長に不可欠と言われています。それを「幻想」ときっぱり結論づけました。

 

私たちがつくる映画に重なるテーマです。NAFTA(米国・カナダ・メキシコによる自由貿易協定)が発効した1994年といえば、米国では「協定が貿易を拡大し、それが成長を後押しし、雇用が創出されることで不法移民も減少する」と推進派が主張していたといいます。米国マスコミも消費者の利益につながる、雇用が増えると宣伝していたようです。

 

(ロリ・ウォラック氏/2012年3月・筆者撮影)

 

推進論が席巻する中、わずか2年後に現れた変化をロリ氏は紹介します。NAFTA推進を突き進んでいた同国のシンクタンクが、NAFTAが雇用に及ぼす影響は「ゼロに近い」とあっさり認め、手のひらをひっくり返すようにこう言い放ったといいます。「私が学んだことは、予測を行う際には十分用心しなければならないということだ」。

 

では、さらに20年後の米国を待っていたのはどんな世界だったのでしょうか。

 

「メキシコとカナダに対する米国の貿易赤字は拡大しつづけ、1993年には270億ドルに過ぎなかったものが、2013年には1770億ドルまで達した。米国の経済政策研究所の試算によれば、対メキシコ貿易赤字の拡大によって1994年から2010年の間に米国では70万人の雇用が失われた」(ロリ・ウォラック記事)

 

記事では厳しい米国の状況に加え、記事中にはメキシコの惨状も伝えられています。トウモロコシの輸入拡大、農民の疲弊、出稼ぎ、映画でも取り上げるものばかり。「マキラドーラ」とは、前回の記事(「尊厳ある暮らし」はどこに)でも紹介した地域です。

 

2010年10月、当時の民主党政権下の日本では環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が国会の話題にのぼりました。そして、政権交代後の13年、同協定への交渉に加わりました。「世界の潮流に遅れる」「TPPが経済成長を後押しする」といった発言が多く繰り広げられました。NHKのホームページ(今さら聞けない「TPP」)には「TPPは成長戦略の切り札」と掲載されています。はたして、将来の日本はどうなっていくのでしょうか。

 

美佐子さんからは、「ハワイ閣僚会議でのTPP漂流にも関連しているのも興味深いです」と時事的な話もふくめた応援をいただきました。TPPに懸念するwarabiさんからは「ガンバレガンバレ」と応援していただいています。

 

早くも折り返し地点に差し掛かっていますが、まだまだ目標額には遠い道のりです。お知り合いなどにもぜひ声がけください。よろしくお願いします!

リターン

3,000


■ サンクスメール

支援者
7人
在庫数
制限なし

10,000


■ サンクスメール
■ DVD進呈
■ メールマガジン
■ 映画解説パンフレット

支援者
35人
在庫数
15

30,000


■ サンクスメール
■ DVD進呈
■ メールマガジン
■ 映画解説パンフレット
■ エンドロールにお名前掲載

支援者
3人
在庫数
制限なし

50,000


■ サンクスメール
■ DVD進呈
■ メールマガジン
■ 映画解説パンフレット
■ エンドロールにお名前掲載
■ DVDを上映できる権利
■ 上映会へ講師派遣

支援者
3人
在庫数
制限なし

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