支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 47人
- 募集終了日
- 2015年10月21日
「連帯の絆に」谷山博史(日本国際ボランティアセンター代表)
日本を代表する国際NGO団体「日本国際ボランティアセンター(JVC)」の谷山博史代表より、映画製作の激励メッセージをいただきました。
JVCはアジア・アフリカ・中東を中心に農村の暮らしの支援や、紛争地での人道支援をしながら、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)などの国際協定については、徹底した情報公開を日本政府に求めています。今回の映画製作では、通訳や翻訳、現地コーディネートなどでも協力していただいている、強力なパートナー団体です。ぜひとも熱いメッセージをシェアください!
▽ ▼ ▽
「連帯の絆に」谷山博史(日本国際ボランティアセンター代表)
NAFTA(北米自由貿易協定)は高度な自由貿易協定としてTPPのモデルとされている。
NAFTAが発効して20年以上、メキシコの人々、農民の生活や農村の地域社会はどう変わったのか。農民たちは急速な社会の変化にいかに翻弄され、いかに抗(あらが)う術を見出したのか。
NAFTA後に男が出稼ぎに出て、女だけになってしまった村で女達が立ち上がった。
トウモロコシはメキシコ農民の文化と誇りの拠り所、との信念のもと農民たちからトウモロコシの在来種を保存する取り組みが始まった。
農民が地域で生き残るために大学を開放し、農業と農産物の加工のための適正技術を貧しい農民に伝えようとする教師と農民たち。
この映画に登場する人たちはみなNAFTAの影響に翻弄(ほんろう)されながらも抗う術を見出した人たちである。
そしてこの映画はアメリカとの国境地帯に増殖する輸出加工区(マキラドーラ)で働く出稼ぎ農民の厳しい生活も映し出す。私たちはメキシコの今を見つめることでTPPの先にある日本と日本以外のTPP参加国の農業と地域社会のありようを考えさせられるであろう。
この映画の構想は、日本の農民のメキシコ視察がきっかけとなって生まれた。この映画を見て日本の私たちやTPP参加国の他の国々の人々は何を感じ、TPPにどう抗って行こうとするのか。そのリアクションがメキシコの農民立ちに勇気を与えることになるであろう。
その意味で、この映画はメキシコと日本、そして自由貿易に抗う多くの国の農民たちとの連帯の絆となることを願っている。(2015/09/25)
【関連記事(谷山氏コメント記事)】
■交渉正念場入り「TPP」を学者らが解説(2014/2/2/IWJ)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123249
■安保法案:36カ国331団体から国際共同の反対声明(2015/9/10/毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20150911k0000m040075000c.html
【これまでの記事】
■20年後の米国でささやかれる「自由貿易の幻想」(9月17日)
https://readyfor.jp/projects/5272/announcements/28930
■「尊厳ある暮らし」はどこに─『日経ビジネス』に映画関連レポ(9月12日)
https://readyfor.jp/projects/5272/announcements/28766
■在来種トウモロコシを守る!(9月3日)
https://readyfor.jp/projects/5272/announcements/28376
■メキシコってどんな国?(8月30日)
リターン
3,000円
■ サンクスメール
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
■ サンクスメール
■ DVD進呈
■ メールマガジン
■ 映画解説パンフレット
- 支援者
- 35人
- 在庫数
- 15
30,000円
■ サンクスメール
■ DVD進呈
■ メールマガジン
■ 映画解説パンフレット
■ エンドロールにお名前掲載
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
50,000円
■ サンクスメール
■ DVD進呈
■ メールマガジン
■ 映画解説パンフレット
■ エンドロールにお名前掲載
■ DVDを上映できる権利
■ 上映会へ講師派遣
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし