支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 623人
- 募集終了日
- 2021年2月26日
6次化の罠①:デザインで稼げばいいんじゃないの?
ここくがやっている事業は栽培から加工、販売まで全て自分で行っているため、1次+2次+3次産業=6次産業と呼ばれる、今政府が推している政策にバッチリすぎるぐらいあてはまるのですが、実際は苦労の連続でした・・・いえ、現在進行形で苦労しています。
今日からはそれにまつわるこれまでのお話や今後の課題をお伝えしていければと思います。
ーーー
会社を経営されている方、事業をされている方ならリターン品にデザインが並んでいるのを見て、少なからずこう思うはずです。
「デザインで稼いだ分を農業にまわして投資すればいいんじゃないの?」
本当にその通りだと思います。実際これまで農業の利益がほとんどなくても(赤字でも)つづけてこれたのはデザインの仕事で生活がなんとか成り立っていたから。
デザインの方は「CASICO」という部門名でサイトがありますのでそちらで実績をご覧ください。
・・・ところがそうもいかない理由があります。
それは、農地所有適格法人 だからです。
なんだか難しい名称ですが、要するに農地を借りたり所有したりする権利をもっている会社のこと。
その要件として、農業の売り上げが50%以上なければいけないという要件があります。つまりデザインの売り上げが農業をうわまわってはいけないということ・・・
もうちょっと面倒なことをいえば、加工品の場合は原料の50%以上が自社生産ではないと農業として認めないという要件もあります。この点、ここくはほとんど自社生産ですので問題はありません。
この要件のもと、今年はコロナの影響で農業の売り上げが落ち込んでしまいました。こうなるとどうなると思いますか?
本来、別事業のデザインで落ち込んでしまった売り上げをカバーしていきたいところなのに、デザインの方も縮小していかなければならないというおかしなことになります。これでは共倒れです。
*このクラウドファンディングでデザイン支援のリターンを選んだ場合でも農業の売り上げとして処理することができるということです。
政府は以前の「大規模化」という言葉に代えて「六次産業化」という旗を掲げていますが、法整備は全然進んでおらず、こうしたおかしな線引きがまだまだ残っているのが現状です。
だからコロナの煽りをうけたここくは、今期必死で農業の売り上げをあげて、デザインの請求をしないように努めなければいけません。*今季はおかげさまでなんとか大丈夫そうですが^^;
もし農業の売り上げがデザインの売り上げを下回ってしまったら・・・前例がないのでどうなるかわかりませんが、おそらく農地を変換するように要求されてしまうでしょう。
「じゃあデザインは別会社にしたら?」
農業コンサルタントのような方は必ずこう言います。それはもちろん考えましたが、農業部門自体が未だに赤字スレスレで動いている状況。別会社にすれば当然経費も余分にかかり、経営状態が悪くなれば農地所有適格法人としての最大のメリット、年利0.2%前後の超低金利での借入が難しくなってきます。
「じゃあ純粋に農業で売り上げがあがる計画を建てなさい!」
はい、回り回って最終的にここにたどり着きます。汎用コンバインを購入してしっかりと利益をあげていく大豆栽培・・・
それは超大規模化による低価格化。さらに調整施設など3000万〜1億以上の投資をして、古代大豆のような小さな大豆ではなく、しっかりと重さが稼げる優良品種を栽培し、薬漬けで栽培する農業です。
実際、この汎用コンバインの価格800万も、こうした事業モデルを背景に決まっています。
いうまでもなく、ここくはそういった農業を目指してはいませんし、大規模化=低価格化しても、海外からの遺伝子組み換え大豆などを中心とした価格には勝てないのは明らかです。こうした政府の戦略自体がすでに破綻しているから6次産業とか言い出したわけですから・・・
ここくは汎用コンバインを導入したからといって、こうした大規模モデルを目指すことはないでしょう。周りの空いてしまった耕作放棄地をあずかりたいと思っていますが、こうした事業モデルに必要な面積には到底及ばないと思います。
そうしたことを踏まえると・・・
普通なら生産性を考えて導入するべき高価なコンバインを、クラウドファンディングという方法で資金を集めるというのは理にかなってきます。こんなのは経営的にはありえない投資だからです。
今は直近の健康問題が念頭にありますが、この壁を乗り越えられれば、健康問題以外にも思ってもいなかった効果が出てくるのではないかと期待しています。
本来であればデザイン業として計上されてしまうデザインリターンも、このクラウドファンディングを通じて行うのであれば農業の売り上げとして計上できます。
リターンにない項目、ご依頼でもお気軽にご相談ください。ここまで本気で事業、特に製造業に向き合っているデザイナーはそうはいませんので、同じ立場で考えることができると思います。
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おかげさまでわずか5日で10%の100万円を超えそうな勢いになってきました。
お味噌や大豆を食べて喜んでもらえるのが一番嬉しいですが、デザインが必要な方のお役に立てることも嬉しいことです。ひきつづきみなさんのご支援をお待ちしております。
リターン
5,000円
サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック
古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 1971
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円
食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット
ここくの全商品のサンプルが楽しめるだけでなく、贈答用としても使用できる箱入り(包装付き)セットです。
<お送りするもの>
・コンセプトブック
・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)
- 申込数
- 468
- 在庫数
- 531
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円
サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック
古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 1971
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円
食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット
ここくの全商品のサンプルが楽しめるだけでなく、贈答用としても使用できる箱入り(包装付き)セットです。
<お送りするもの>
・コンセプトブック
・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)
- 申込数
- 468
- 在庫数
- 531
- 発送完了予定月
- 2021年4月
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- 総計
- 177人
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- 1,020,000円
- 寄付者
- 143人
- 残り
- 69日
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- 41,739,000円
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