先人からの贈り物、古代からの貴重な大豆をこどもたちへ

支援総額

11,595,000

目標金額 10,000,000円

支援者
623人
募集終了日
2021年2月26日

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プロジェクト本文

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未来のこどもたちへ。  

 

 

おじいちゃんおばあちゃんが私たちに受け継いでぐれた貴重な種。 今度は私たちがこどもたちへ受け継いでいきたい。

 

種は先人が私たちのために残してくれた、大切な大切な贈り物です。

 

健康問題、コンバイン…いろいろあるけど結局私たちの願いはシンプルにこういうことです。 

 

売り上げを伸ばして実現する金額なら、クラウドファンディングには挑戦しなかったでしょう。

私たち無農薬農家は、ほとんど利益のない中で社会貢献の気持ちでやっていますが、果たして伝わっているでしょうか。

 

共に同じ夢を見てくれる方、

大切なものを大切にしたい方、

私たちに投資してください。

 

在来の大豆を見つけること

その在来種を自然栽培で育てること

沖の海水から塩をつくること

それらを元に麦味噌を作ること

 

これまで実現してきたこれらに加え、お醤油も醸造できるようになりました。

 

消えそうになっている大切なこと。そのまま消えてしまわないように。みなさんの代わりに守り、そこから生まれる喜びや豊かさをこれからもお届けします。

 

この連鎖がどうか止まりませんように。

 

 

 

 

 

 

今直面している問題は収穫作業での肺の痛みです。

 

まず、古代大豆は普通の大豆と違ってツル状に大きく育ち、倒れてぐちゃぐちゃに絡まるため鎌で一本ずつ収穫していかなければいけません(左:一般的な大豆、右:古代大豆)。



コンバインがあれば手で刈る必要はないのですが、古代大豆は粒がとても小さく、量がたくさんとれないので800万という金額はとても手が出せる金額ではありません(左:古代大豆、右:一般的な大豆)。だからこそ誰も作らなくなってしまったのでしょう。

 



ツルをガサガサかき分けながら鎌で一本ずつ刈り倒したあとは、大豆の実を落とすために「ビーンハーベスタ」という小さな機械に突っ込んで大豆のつぶを鞘から外す「脱穀」と呼ばれる作業を行います。*メーカーによると、この機械は年間4台ぐらいしか出ないそうです。そのぐらい大豆を作る人は少ないということです

 

 

ここで問題になってくるのが肺が痛くなる原因となっている粉塵です。

 

そもそも古代大豆のようなツル状に絡まったものを脱穀するためのものではないので、非常に機械につまりやすく、土埃のみならず大豆の鞘についた産毛を大量に吸い込むことになり、肺に絡まって大きな負担となっています。

 

 

防塵マスクなども試しましたが、一日中動画のような息があがる汗まみれの作業をするうえでは呼吸が苦しくなってしまうため、何もしていないよりはマシということで、こんなサージカルマスクをしています(ビッシリついているのは土埃ではなく大豆の産毛です)。

 

 

詳しくは新着情報の「6次化の罠」という記事をご覧いただければと思いますが、これまで本来もらえるはずの補助事業などは一切もらえず、こうして自分の体を犠牲にして続けてきました。

 

コンバインがあれば、この刈り取り作業と脱穀作業を同時に行うことができることになります。健康的な不安が解消されるばかりか、面積も拡大できるので、今後増えてくる周辺の耕作放棄地についても守っていくことができるようになるでしょう。

 

 

▼自己満足で終わらせない農業を!

 

これまで、本当にたくさんの方々に支えられ、その想いに応えることを糧に自分の体を酷使しながら走り続けてきました。

 

でも、それは聞こえはいいですが「いつ体を壊して廃業しても仕方がない」ということ。自己満足、そして無責任な考えと思います。

 

せっかくつながってきた、貴重な古代の種や想いの連鎖。これからもひろがっていくのがわかっているなら、きちんと次の世代に残していくことが私の責任です。

 

コンバイン以外にも選別機や施設などの投資がありますが、それらは自力でなんとかしようと思っています。ただ、このコンバインだけは高価すぎるため、投資効果を考えると経営的に導入ができず、まだ他に優先しなければいけない投資があるためできずにいます。

 

経営的にいかにコンバイン導入が非現実的なものなのかはこちらをご覧ください。

 

 

▼豆の味がぎゅっとつまった古代大豆

 

現在私のところには3つの古代大豆が不思議な縁で集まってきました。 ひとつは映像にも出てきている高千穂の土呂久で見つけた黄色の麻尻大豆。 この大豆を一番メインに育てています。それ以外にも、地主さんの庭に生えていた黒のおやし豆、 大粒の青大豆から先祖返りした青い清武青豆

 

このうち、黄色の古代大豆、麻尻大豆を、主に麦味噌に加工して出しています。麦も在来種、塩は沖に流れる黒潮を採水した自家製の平釜製法。無添加で仕込み、加熱もしていない酵素も酵母も生きているお味噌です。

 

粒が小さいせいか豆の味がぎゅっと詰まったお味噌になりとてもおいしいんです。

 

 

また、この古代大豆は粒が小さいので水もどししないでごはんと炊いておいしく食べることができるのが特徴です。共稼ぎ世帯が増え、料理する時間がない方にも手軽に食べていただくことができるので、これからきっと多くの方に古代大豆を気に入ってもらえると思います。

 

この春からはお味噌だけでなく、醤油も販売予定。そして今後、コンバインを導入して収穫量が増えれば、最も自給率を下げている油についても挑戦することができると思います。

 

 

 

▼リターンについて

 

デザインのリターンもたくさんご用意いたしました。デザインの課題を抱えている方のお役に立つことでもこのチャレンジが成功すればと思っています。

領収書も「デザイン制作費」として株式会社ここく名義で発行させていただきます(プロジェクト成立時点での名目は「前受金」として。納品後に「デザイン製作費」としての領収書の発行になります)。これまでの制作実績はこちらからご覧ください。

 

 

 

▼私たちについて

 

 

株式会社ここくは九州・宮崎にて、農業・塩製造・味噌・醤油製造、そしてデザイン業をしている会社です。小さな会社ですが、麦・大豆のみならず、塩まですべての原料を自社で生産している、唯一の味噌・醤油製造会社といってもいいと思います。

大豆はどちらも古代からつながれてきた在来種。無農薬・無肥料の自然栽培で育てています。大量生産はできませんが、そのぶん見た目や価格優先の食ではなく、おはなしにあふれた豊かな食を届けてきました。

 

地域のみなさんに支えられながら、設立して6年目にして法人化。従業員も増え、販売先も順調に増えています。(→とりあつかい店一覧

 

しかし生産体制が追いついていない状況で、本来であればコンバインを導入したいところですが、あまりに高額なために自分の体に負担をかける形でしか需要にこたえることができない状況です。

目標はあくまで「続ける」こと。無農薬・無肥料でも持続可能な形をつくるため、経済的・肉体的に負担をかけない生産体制を整えていくだけでなく、日用食として手に取りやすい価格で提供することで、それを食べる人も持続可能な形を目指します。

 

 

 

▼代表挨拶

 

株式会社ここく、代表の加藤潤一と申します。

今ではすっかり「田舎の百姓」という感じで年中日焼けしていますが、以前は横浜で毎日パソコンに向かってデザインの仕事をしていた人間です。

 

 

写真は昨年夏、「認定農業者」として認められた時のもの。

 

デザイナーのころこだわっていた服装などの見た目のステータスはほとんどなくなりましたが(苦笑)、その分心は豊かになりました。

 

ファストフードなどの工業的に生産された「食」ばかり食べ、競争社会や個人主義の社会の中で、孤独や虚無感とともにパソコンばかりいじっていたデザイナー時代子供の病気東日本大震災

 

これまでいろいろなことがあって、今は畑に立ち、みなさんに食を届ける立場になっています。

 

家族がそろってごはんを食べられるって、とってもとっても幸せなことです。その真ん中にある食は、いろんなおはなしや感謝であふれていて、心からおいしいって思える豊かな食であって欲しいと思います。

 

 

 

 

▼支援金1,000万円の内訳

 

800万:コンバインの購入費用

120万:手数料

80万:返礼品の発送費用、映像制作費

*All or Nothing方式:不成立の場合は0円  

 

 

▼プロジェクトの終了要項

 

・運営期間     2021年5月から

・運営場所     宮崎県宮崎市清武町

・運営主体     株式会社 ここく 代表取締役 加藤潤一

・運営内容詳細     株式会社ここくが汎用コンバインを購入し、幻の古代大豆の生産体制を整える

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プロフィール

デザイナーから農業へ。宮崎で在来種の麦、古代大豆を自然栽培。船出して沖の海水から塩を作り、すべて自家製の原料の麦味噌を仕込んでお届けしています。デザインのお仕事も同時に進行中。 2児の父、夜ご飯担当。

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リターン

5,000


サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方

申込数
28
在庫数
1971
発送完了予定月
2021年4月

5,000


食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット

食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット

ここくの全商品のサンプルが楽しめるだけでなく、贈答用としても使用できる箱入り(包装付き)セットです。

<お送りするもの>
・コンセプトブック
・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)

申込数
468
在庫数
531
発送完了予定月
2021年4月

5,000


サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方

申込数
28
在庫数
1971
発送完了予定月
2021年4月

5,000


食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット

食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット

ここくの全商品のサンプルが楽しめるだけでなく、贈答用としても使用できる箱入り(包装付き)セットです。

<お送りするもの>
・コンセプトブック
・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)

申込数
468
在庫数
531
発送完了予定月
2021年4月
1 ~ 1/ 17

プロフィール

デザイナーから農業へ。宮崎で在来種の麦、古代大豆を自然栽培。船出して沖の海水から塩を作り、すべて自家製の原料の麦味噌を仕込んでお届けしています。デザインのお仕事も同時に進行中。 2児の父、夜ご飯担当。

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