寄付総額
目標金額 5,000,000円
- 寄付者
- 141人
- 残り
- 18日
応援コメント
プロジェクト本文
日本語が分からず、自信をなくす子どもたち
「また笑われるから、日本語で話したくない...」
12歳のユスフさんは、3年前にクルド難民として来日しました。最初の年にクラスメイトから日本語の発音をからかわれ、それから人前で話すことが苦手になっていきました。
現在の日本では、7万人近くにのぼる外国ルーツの子どもたちが、ユスフさんと同じように言葉の壁に苦しんでいます。
その中には、クルド難民やウクライナ難民の子どもたちも含まれており、こうした子どもの数はここ10年で約2倍に増加しています。
文部科学省『「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和5年度)」の結果について』より
日本語が得意ではない子どもたちの多くは、学校の勉強についていくことも難しくなり、その結果、高校進学率は日本全体の子どもたちと比べて10%も低いのが現状です。
私たちは、ユスフさんのような子どもたちが自信を取り戻すための教室をつくりたい。そして、自分で見つけた夢を追いかける後押しをしたいのです。
責任者よりメッセージ
認定NPO法人メタノイア代表の山田拓路です。
お読みいただきありがとうございます。
メタノイアは2021年の設立以来、公共施設などを間借りして週に1回だけ開く子どもの日本語教室を運営してきました。
その意義は一定程度あったと思います。
しかし、不安げな子どもたちや家族に「我々がいるから、もう大丈夫ですよ」と言うには、教室でいっしょに過ごせる時間があまりに少ないというジレンマがありました。
それでも、日本語が分からず困っている子どもたちは、続々と教室を訪ねてきます。
なんとかその子たちが安心して頼れる存在になりたい。
そのためには、週に1回だけではなく、たとえ小さくても、毎日開いているあたたかい教室が必要だ。
そう考えるようになりました。
「みんなでつくる、いっしょに生きる。」
この言葉を体現する教室のために、どうかお力を貸してください。
ご参加をよろしくお願いします。
認定NPO法人メタノイアについて
私たちメタノイアは、「世界につながる子どもと社会をつなぐ」をミッションに掲げ、外国ルーツの子どもの教育を専門に行うNPO/NGOです。
現在、日本語有資格者が約40名と、多様な背景をもつボランティアが約50名在籍しています。
東京都と埼玉県に合わせて9ヶ所の教室(週1-2回開講)があり、200名以上の難民・移民など外国にルーツをもつ子どもらに支援を届けています。
メタノイアは2022年5月、雑誌『Forbes JAPAN』の特集記事“「新しい社会」構築の担い手 - 優れた非営利団体カタログ30” に掲載されました。
また、2024年7月、東京都より「認定NPO」としての認定を受けました。
「認定NPO法人」は、一般のNPOの中でも、特に活動の公益性の高さや組織運営の適切さなどが所轄官庁により認められた法人です。寄附者の皆さまに対する税制上の優遇措置が設けられています(詳しくは本ページの最後に記載しています)。
「いつもあいてる」常設型日本語教室で、子どもたちの未来が変わる
メタノイアは、創業時から支援活動を続けてきた東京都足立区の「竹ノ塚」駅前に、常設型の日本語教室(学習と居場所の両機能をもった拠点)を新たにオープンします。
たけのつか日本語教室(東京都足立区)*仮称
15坪ほどの小さなスペースを、安く借りられることになりました。しかし、中身はスケルトン。内装工事をしなければボロボロで使えない状態です。
▼
そんなゼロスタートの部屋を「こんなふうにしたい!」とイラストレーターさんにお伝えして、1枚の絵にまとめていただきました。
多様なルーツをもつ子どもたちが集まっています。
そして、「かつては自分も同じように悩み、支援を受けてきた子どもだった」という同じく多様なルーツをもつ20-30代の講師・ボランティアが、次の世代の子どもたちと一緒に勉強をし、心の深いところで分かり合える関係を丁寧に築いています。
「子どもの学習時間」に、ウクライナ難民として足立区で一人暮らしをするおばあさんたちも、お茶をしにやってきています。子どもたちと触れ合うことで外に出かけるきっかけと、元気に暮らしていくエネルギーをもらっています。
そんな多文化・多世代交流の拠点を作っていく計画です。
上のイラストには、モンゴルの移動式住居「ゲル」や、ベトナムの民族衣装 「アオザイ」、北アメリカの「ドリームキャッチャー」などが描かれています。伝統文化にまつわる飾りを掲示することで、多様なルーツをもつ人びとに「あなたを歓迎しています!」という気持ちを伝えたいと考えています。どんな文化のものが描かれているか、他にもさがしてみてください!
Mutlu わらび(埼玉県川口市)
ここ1年ほど、クルド人(トルコなど中東の国々に暮らす少数民族)の方々が、日本で差別的言動の対象とされることが増えています。クルドの子どもたちも、ネット上の投稿を見て心に傷を負っています。
日本語という「言葉の壁」だけでなく、そんな日本社会との「心の壁」をも乗り越えるため、いっしょに悩み、怒り、泣き、笑う仲間たちとつながりを深められる場が必要だと思っています。
▲ クルドの子どもたち
そこで今年、メタノイアでは公的な助成を得て、埼玉県川口市の蕨(わらび)駅近くにもう1つの常設型教室(通称:Mutlu(ムトル)わらび)を先行してオープンしました。
クルド難民の子どもと家族を主な対象に、日本語学習と生活の伴走支援、コミュニティスペース(くつろぎの場)の提供を行っています。
▲ 〈Mutluわらび〉
「Mutlu(ムトル)」はクルド人の言葉で「幸せ」という意味です。
この教室には、専門家としての日本語教師のほかに、クルド人スタッフも在籍しています。
彼は、クルド難民として子どもの頃に来日し、地元の日本語ボランティア教室の支援を受けて成長してきました。
今は支援者の側に回り、クルドの人びとと教室をつなぐ働きをしています。
▲ スタッフとして勤務するクルドの青年
ただ、この「Mutluわらび」のプロジェクトが受けられる公的助成は半年余りの間だけ。2025年3月以降の運営資金の確保についてはまだ不透明な状態です。
来年度以降も、この教室がクルドコミュニティの方々と地域社会の接点となり、共に生きることの理想を体現する場として継続できるように。
どうか、皆さまのご支援をお願いいたします。
これらの教室がもつ3つの特徴
1.いつも開いている
安定した学びとつながりのための教室を週6日、放課後や土曜日の日中の時間帯に開設し、子どもたちが必要な時にいつでも来られる場を提供します。
2.子どもの日本語教育に関する専門性が高い
専門知識をもった日本語教師の有資格者を中心に、一人ひとりの習熟度に合わせた日本語学習カリキュラムを組み、効果的な学習をサポートします。
3.子どもと同じルーツの先生がいる
「自分も外国ルーツの子どもとして日本で育ってきた」という、いわゆる「当事者」のスタッフも在籍し、母語も使いながら子どもたちの心に深く寄り添う支援を行います。
皆さまから500万円のご支援をいただければ、2ヶ所の常設型日本語教室を開講し、年間100名以上の子どもやその家族に継続的な支援を提供できます。
「いつもあいてる」日本語教室を、みんなで創る。そこに集まって、いっしょに生きていく。
「この教室は毎日やらないんですか?」
外国にルーツをもつ子どもの保護者から何度も聞かれてきた質問です。これまでずっと、「今はまだお金が無くて...」と答えることしかできずにいました。
しかし、保護者の皆さんから月謝を受け取り、国や自治体などから助成金をもらい、そして今回のように心ある皆さまからのご寄付をいただければ...そうやってみんなの力を合わせたら、実現できるかもしれないと考えるようになりました。
それだけでなく、今、多様なボランティアさんが、それぞれできることを持ち寄って、教室の中身を創り上げてくださろうとしています。
自分が支援を受けてきたという外国ルーツの若者たち、近隣の大学の学生さん、大企業の社会貢献プログラムのメンバーとして参加してくださる社員さん、ウクライナ難民のおばあちゃん。
支援する・支援されるとか、外国人・日本人とか、そういう境界線がだんだん溶けて見えなくなって、みんなで集まってわいわいやってたら、いつの間にか実現していた。なんか楽しいね。
そんなふうにこの教室をつくっていけたら、そして出会った仲間たちと楽しくいっしょに生きていけたらと願っています。
どうか、皆さんも寄付者として、ぜひご参加ください。そして教室に遊びに来てください。お待ちしています。
メタノイアのスタッフからメッセージ
プロジェクト・メンバーからメッセージ
■目標金額
500万円
■目標金額の使途および実施内容
「たけのつか日本語教室〈仮称〉」(東京都足立区)の拠点整備と、「Mutluわらび」(埼玉県川口市)における難民・移民ルーツの子どもと家族への総合的支援を行います。支援金は、内装工事費用と支援コーディネーター・日本語教師の人件費に充てさせていただきます。
より具体的には、例えば、皆さまお一人おひとりからいただくご寄付で、以下の支援を実現することができます。
ひとりでも多くの子どもにあたたかい場の力を届けられるよう、どうか、お力を貸してください。
※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、必要金額分を直接寄付で補うなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。
ご支援に関するご案内
■税制優遇について
認定NPO法人メタノイアへのご寄付は、税制優遇の対象になります。
本プロジェクトは、All-in方式となります。認定NPO法人メタノイアが寄付金の受付及び領収証発行を行います。
【個人の寄付】
本プロジェクトへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。最大約40%が手元に戻ってきます。
住民税も寄付金控除の対象になり、控除割合は最大10%(都道府県民税4%/市町村住民税6%)です。ただし、自治体によって異なります。
※控除額には一定の上限額があります。また、所得によっては従来の所得控除方式が有利となる場合があります。詳しくは最寄りの税務署にお問い合わせください。
※個人によるご寄付で「寄付金控除」を受けるためには、年間2,000円を超える寄付が必要です。
【法人の寄付】
損金算入の枠拡大を利用できます。
※法人の場合、一般寄付金の損金算入限度額とは別に、特別損金算入限度額の範囲内で、損金として算入することができます。詳しくは最寄りの税務署にお問い合わせください。
【寄付金受領書の発行時期】
寄付金受領後、認定NPO法人メタノイアより2025年1月末までに、メールにて「寄付金受領書」を発行いたします。
■ご注意事項
【返金・キャンセルについて】
◯ ご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
【寄付金受領書について】
◯ 寄付金受領書の名義・発送先は、原則としてご寄付時に入力いただいたお届け先の宛名・ご住所となります。
◯ なお、ご寄付後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金受領書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。
【その他】
◯ 寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの寄付PRのために利用させていただく場合があります。
◯ 移動を含む返礼品について、開催地までの交通費や宿泊費はご自身でのご負担をお願いいたします。
◯ 団体へ直接ご寄付をご希望される方は、コチラからお手続きください(本クラウドファンディングとは別で集めている支援です)。その際にいただきましたご寄付は、団体の法人運営(管理費)および本クラウドファンディングのプロジェクトとは異なる子どもの日本語教育事業などのために用いさせていただきます。
◯ ご寄付にあたって事前にご相談をご希望される方は右記よりお問い合わせください。(pr@metanoia.or.jp)
- プロジェクト実行責任者:
- 山田 拓路(認定NPO法人メタノイア)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年9月30日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
認定NPO法人メタノイアが東京都足立区の竹ノ塚駅前に、外国にルーツをもつ子どもたちと地域で暮らす人びとが出会い学びあう常設日本語教室を開設します。 さらに、埼玉県川口市の蕨駅近くで、クルド人コミュニティを主な対象とした「Mutluわらび」という常設日本語教室を運営していきます。 いただいた資金は、竹ノ塚拠点の内装工事・備品購入等費用に200万円、Mutluわらびのコーディネーターや日本語教師人件費・賃借料等に200万円、雑費23万円、READYFOR手数料77万円にそれぞれ使用します。
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プロフィール
外国にルーツをもつ子どもの支援を行うNPOです。2021年4月設立、2024年7月に認定NPOになりました。
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ギフト
3,000円+システム利用料
3千円コース(1人分の日本語テキスト代)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
- 寄付者
- 39人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
5,000円+システム利用料
5千円コース(1人分の日本語レッスン4時間分)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
- 寄付者
- 40人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
10,000円+システム利用料
1万円コース(1人分の日本語レッスン8時間分)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 46人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
30,000円+システム利用料
3万円コース(1人分の日本語レッスン24時間分)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
50,000円+システム利用料
5万円コース(1人の子どもに1年間の伴走支援)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 6人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
100,000円+システム利用料
10万円コース(2人の子どもに1年間の伴走支援)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
300,000円+システム利用料
30万円コース(6人の子どもに1年間の伴走支援)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
500,000円+システム利用料
50万円コース(10人の子どもに1年間の伴走支援)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
1,000,000円+システム利用料
100万円コース(20人の子どもに1年間の伴走支援)
■活動報告(メールにて2025年10月までにお送りします。)
■寄付金領収書のお届け(2025年1月に発送します。)
■たけのつか日本語教室(仮称)またはオンラインでの活動報告会にご招待
*ご希望の方のみ〈有効期間:1年以内〉
*発送完了予定月までに、視察場所の案内や日程調整の方法などの詳細についてメールにてご連絡いたします。
- 寄付者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
プロフィール
外国にルーツをもつ子どもの支援を行うNPOです。2021年4月設立、2024年7月に認定NPOになりました。
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 33,843,000円
- 支援者
- 1,495人
- 残り
- 50日
災害時でもこどもたちの居場所とあそび場が確保される社会へ
#子ども・教育
- 現在
- 313,000円
- 支援者
- 46人
- 残り
- 84日
もやいの「葬送」プロジェクト|身寄りのない方の「お見送り」を考える
#医療・福祉
- 現在
- 1,112,000円
- 寄付者
- 127人
- 残り
- 48日
忘れ去られそうなシリアに未来を。教育支援で平和をつくる挑戦!
#地域文化
- 現在
- 2,283,000円
- 支援者
- 130人
- 残り
- 18日
継続寄付でミャンマーに希望を ~繋がる支援で避難民の明日を~
#国際協力
- 総計
- 124人
311人募集中!|311子ども甲状腺がん裁判応援サポーター
#災害
- 総計
- 298人
夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
#医療・福祉
- 総計
- 182人