先人からの贈り物、古代からの貴重な大豆をこどもたちへ

支援総額

11,595,000

目標金額 10,000,000円

支援者
623人
募集終了日
2021年2月26日

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2021年01月26日 02:05

体の中をめぐる血潮

大切にしている塩のおはなしです。

 

2トンの海水を2日間連続で焚き続け、とれる塩は40kg

 

私たちは畑に出て麦と大豆を育てているだけでなく、海に船出して塩もつくっています。その塩の名前は「沖の潮」。

 

 

沖の潮 200g入

 

宮崎沖には、大海を渡ってきた黒潮が流れています。

沿岸部に淀んでいる汚染された海水と黒潮の境目には「潮目」とよばれるものがあります。

 

潮の境目、「潮目」には泡やゴミが浮いています。魚もこの下に。

 

沖へ船を進めてこの潮目を越えると、海水が一気に透き通り「青」というよりは「黒」と表現したくなるような、本当に黒い潮が流れています。

 

毎日変化する潮の流れを見て漁をしている漁師さんたち。彼らは沿岸部の海水の汚さをよく知っています。そんな海の男達の協力のもと、500リッタータンクを船に積んで、油津港を出港するところから塩づくりははじまります。

 

宮崎市の南にある日南市、油津港から出港

 

 

朝、まだ暗いうちに出港して、沖に出る頃に陽がのぼります
うねりの高い日は命がけ。天候次第で海は大きく表情を変え、私たちに迫ってきます。

 

真っ暗な海は本当に光のない世界。夕方の出航はできれば避けたいものですが、操舵室の明かりだけがやさしく寄り添ってくれます。

 

 

沖で綺麗な海水を見つけたらエンジンを止めます。うねりにゆられながら採水ポンプで黒潮をタンクに汲み上げます。2つのタンクに水を詰めて採水できる海水は1t。これを2往復し、2トンの海水をトラックに積みなおします。

 

船からトラックへ海水を移動

その海水を陸送して自社製造の平釜へ。そのまま薪で2日間焚き続けます。

 

左が塩を炊く徹也さん、右が船を出す浩一郎さん。幼なじみの二人です。

 

特注のステンレス窯(設置前)

 

地元でとれる清武石をくみあげ、徹也さんが自分で作った窯です。

 

表面に浮いてくるものやゴミを丁寧に救いとりながら48時間薪で炊き続けます

 

塩分濃度が高まると塩が結晶化してきます

 

平釜製法と呼ばれる塩はたくさんあります。

 

塩作りは最終的に塩水から結晶化するために必ず炊き上げる作業がありますが、ここが一番コストがかかる作業です。

 

このコストを下げるため、普通は平釜に入れる前に空気乾燥したり、浜辺に撒いて天日乾燥させたりして、塩分濃度を十分に高めてからこの窯に入れて炊き上げるのが一般的です。

 

しかしその過程で空気中に浮遊している汚染物質や、土にある余分なミネラルが入ってきてしまうのも事実。雑味を生み、本来の味を引き出すことができない塩になってしまいます。

 

私たちが目指しているのは「自然なミネラルバランスの海塩」。

 

 

イオン交換膜法で塩化ナトリウムだけをとりだす技術が戦後に生み出され政府によって供給されてきました。しかしこれが成人病の原因になっているのではという反動で、最近は逆に「ミネラルたっぷり」という謳い文句の塩が多いです。

 

太古の昔、地殻変動により閉じ込められて海水が結晶化した「岩塩」には地質的なミネラルも多く含まれ、炊き上げずに砕くだけなのでコストもかからず安価に手に入ります。

 

しかし血液の塩分濃度や、命が育まれる羊水の塩分濃度が海水と同じというのをどれだけの方がご存知でしょうか。「血潮」という言葉があるように、私たちの体の中には海水のようなミネラルバランスの潮が流れています。

 

私たちが目指している塩は美しい海水と同じようなミネラルバランスの塩。岩塩のように、ミネラルが多ければ多いほどえぐみが強くなります。本能的においしくないと感じるのは、体に馴染まないからではないでしょうか。

 

そのために沖に出ています。大海を流れてきた透き通った海水、「黒潮」をそのまま炊いて、結晶化した塩。

 

キラキラとした塩は雪のように舌の上でやさしく溶けて、再び海水にもどります

 

ここくの麦味噌にも使用している塩です。

 

長い歴史を経て、畑で育った古代大豆や麦。それとこんな海の雄大な景色が出会い、旨味とともにじんわりとやさしい味になっていく。沖の潮は、再び私たちの体を血潮として流れていきます。

 

 

リターン

5,000


サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方

申込数
28
在庫数
1971
発送完了予定月
2021年4月

5,000


食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット

食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット

ここくの全商品のサンプルが楽しめるだけでなく、贈答用としても使用できる箱入り(包装付き)セットです。

<お送りするもの>
・コンセプトブック
・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)

申込数
468
在庫数
531
発送完了予定月
2021年4月

5,000


サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック

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古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方

申込数
28
在庫数
1971
発送完了予定月
2021年4月

5,000


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・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)

申込数
468
在庫数
531
発送完了予定月
2021年4月
1 ~ 1/ 17


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