
支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 623人
- 募集終了日
- 2021年2月26日
6次化の罠②:1円も貰えなかった補助金
前回もお話ししましたが、ここくは栽培から加工、販売まで自社で行っているのでいわゆる「6次産業」と言われるようなことをしています。
私の場合は特に6次産業化をしたかったということではなく、やろうと思っていたことがたまたまこの6次産業化ということだっただけですが、どうやら最新の農業形態と言ってもいい形のようです。
一般の方がどのくらいご存知かわかりませんが、農林水産省は「6次産業化しましょう!」と、いろんなところで講師を読んで農業者向けにセミナーなどを開いています。
「第6チャネル」という特集サイトを立ち上げたり、「6次化生活」という冊子の制作や「6次化アワード」など、とにかく多額の予算を投じて全力でキャンペーンを展開しています。> 農林水産省HP「農林漁業の6次産業化」
こうした空気が私が就農した8年前も漂っていたので、きっと追い風になるだろうと期待していました。
6次産業化の農業とは関係なく、通常は農業を始めると手厚い国からの支援があります。
就農してからの5年間、毎年150万ずつもらえ、総額にして最大750万もの補助をもらえるようになっています。私も当然、経営計画書をもって市役所の窓口に申請に行きました。きっと流行りの6次産業だし大歓迎だろうと・・
しかし予想とはまるで逆・・・散々と難癖をつけられてしまいます。
それは経営レベルの数字の話ならまだよかったですが、
・売り上げはどうやって記録するのか?
→通常はJAに出荷するため記録が残るが卸販売や店頭販売の場合どのように証拠書類を提出すればよいのか役場の担当がわからない
・デザインの収入がありますよね?
→そりゃあ子供2人養っていかなければいけないので当然あります。。。投資と生活費との区別もないようで、農業以外の収入があるかどうかはまったく要件には入っていなかったのに。
・本当に売れるのか?
→もちろんそのつもりで来ていますが、まだ畑も借りていないし作物も栽培していないので何も確証をもったことは言えませんよ・・
・取引契約書をつけてください
→上記と同じ理由で話にならない・・・
そして最終的に言われたのは
「前例がないから、経営計画書どおりにいくとは思えない」
「6次産業の計画は通りませんよ(小声)」
です。750万のためなら耐えようとがんばりましたが、限界でした。
もう国の世話にはならない!と、その場を後にしたのです。
市区町村、担当者によってもちろん対応は変わりますが、要するにあとで経営がうまくいかなくなった場合に「お前が申請を通したんだろう?」と言われることになるので、確証が欲しいんだと思います。
「6次化」はあくまで政府が言っていることで、新規就農の補助事業の窓口はまったく対応していませんでした。
ハウスなどの施設栽培を基本とした、県が推奨しているようなモデルであれば簡単に通ったはずです。JAファームで研修していれば完璧です。
誰もやったことがない分野に挑戦していく意味での6次産業化なんじゃないんですか・・・?
声を大にして言いたかったですが、どうにもならないこともよくわかりましたので、750万は諦めて、全て自分のお金でやって見返してやろうと決意を固めました。
だいぶ後からわかってきたことですが、6次産業化に取り組んでいます!という農家がいるとしても、ここくのように全てを加工品として出している農家はほとんどいません。
基本的にJAへの原料出荷をして生計を立てていて、出荷できないB品などを加工して出してちょっとプラスアルファになっている・・・その程度のことなのです。
つまりJAや市場に原料で出荷している事実がないと、いくら6次産業化を進めても「あなたは農家じゃない」と言われてしまうことになります。
この「すべてが加工品」というところで、このあとも苦労は続きます。
(余談ですが・・)
3年後、しっかりと成果をあげて再び訪れた際には手のひらを返したようにニコニコ対応。「今度視察に行かせてください」と言われました。しかしその3年の間に要件が変わってしまい、私は対象から外れて結局一銭ももらえることはありませんでした。
国からの補助は一切うけられませんでしたので、貯金を切り崩す毎日。農業の合間にデザインの仕事をがんばったのは言うまでもありません。それでも軽く1,000万は飛んで行きました。
ハウスや小屋を業者に頼まずに自分で建てるなど経費を抑えに抑え、なんとかやってきました。このコンバインもあの補助事業を受けられていたら購入できていたかもしれません。
・・・そう思うと悔しくて、そういう意味でも「国に頼らずにやっていける」というところを見せてやりたい!と思っています。
来週からはデザインのリターンもさらに充実していきます。
必ず成立させてみせますので、一緒にこのプロジェクト成立に向けて走ってもらえたら嬉しいです!
リターン
5,000円

サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック
古代大豆を水戻しなしで白米と炊くだけで手軽に食べられる「ごはん豆」サンプル(2合分)と、古代大豆に出会った物語を収めたコンセプトブックを郵送でお送りいたします。
<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
・お礼状、ごはん豆の食べ方
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 1971
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

食べて応援A|プレゼントにも最適!ここく全商品サンプルセット
ここくの全商品のサンプルが楽しめるだけでなく、贈答用としても使用できる箱入り(包装付き)セットです。
<お送りするもの>
・コンセプトブック
・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)
- 申込数
- 468
- 在庫数
- 531
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

サンプル支援A|ごはん豆+コンセプトブック
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<お送りするもの>
・ごはん豆(2合分)
・コンセプトブック(14P)
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- 申込数
- 28
- 在庫数
- 1971
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

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<お送りするもの>
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・本染手拭い
・お礼状
・ごはん豆(コリコリ香ばし豆ごはん:2合分)
・ごはん麦(プチプチ麦ごはん:2合分)
・きょうははんなりお豆はん(ほんのりピンクの古代黒豆ごはん:2合分)
・むかし麦茶(出がらしも食べられるピンク色麦茶:2リッター分)
・古代大豆で仕込んだ麦味噌(全て自社原料・無添加仕込:100g)
・沖の潮 (自社製造・沖の海水→平釜薪炊き:30g)
・大麦粉(ホワイトソースの素:30g)
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