走る事で日本と台湾の友好を深化させたい

震災から1年後の2012年3月11日。
私は台湾1周1100km、13日間の最終日を迎えていました。
この日は日本時間の14時46分。現地時間の13時46分にみんなで黙祷を捧げる事が絶対的な目標でしたので、我が侭を言って早い時間のスタートにしてもらいました。
距離は80km。
我々は午前4時18分に新竹をスタートしました。
スタート直後から雨が降り、その後も降ったり止んだりを繰り返しましたが、仲間のサポートに支えられ、多くのランナーが駆け付けて下さり、スタートからちょうど9時間後の13時18分、台北市内の東呉大学の、たくさんの応援や報道陣の待つ輪の中へゴールしました。
そして日本時間の14時46分。セレモニーに集まった台湾の方々と共に1分間の黙祷を捧げました。
この日は日本でも国の行事として追悼の式典が開かれており、同時刻に同じ思いを共有した事で、日本と台湾の絆の橋渡し役ができたのではないか。そう思っています。
震災から10年目となる今年の3月11日も、台湾の皆さんと一緒に追悼できますよう、インターネットを通じて呼びかけたいと思います。