アフリカの魅力伝える絵本をタンザニアの子どもたちに100冊贈りたい

ご支援頂いているみなさま

 

みなさまのあたたかいご支援に支えられて、当初目標であった100冊の絵本をタンザニアに子どもたち贈ることが可能になっただけでなく、クオリティがアップした絵本を出版社から出版し、合計222冊（Ready Forでのご支援を通して217冊、Next Publishing によるPODご購入を通して5冊）の絵本をタンザニアに贈ることが可能となりました。改めて御礼申し上げます。

 

当初の計画では、遅くとも今春2022年3月にはコロナ禍も明けるだろうと予想し、その暁には私たちがタンザニアに渡航して、直接、小学校・子どもたちに贈呈するつもりでおりました。また、最悪の場合、郵送で贈ることも考えていました。

 

現在のところタンザニアには、PODの形式で17冊（主人公の椿さんとマイケルを通して15冊ドドマへ、うち8冊を小学校へ*、絵かきさんのイマンジャマさんへ2冊）、出版社から出したハードカバーをイマンジャマさんに10冊郵送し、合計27冊、確かに受け取ってもらっています。これまで送付したものはすべて無事に届いてはいますが、実はタンザニアへの到着・受け取りが大幅に遅れ、郵送途中で紛失した可能性を考え、とても心配もしました。こうした経験をふまえて現在では、無事に郵送するノウハウを蓄積しつつありますが、それでも万が一の喪失リスクを考え、一度に多くの絵本を送ることは避けたいと考えていました*。

 

具体的には、タンザニアに到着後、小学校や子どもたちに適切に配布することはとても大切な活動で、慎重にすべきであることに気づきました。例えば小学校に確かに受理してもらったかどうかだけでなく、小学校でどのように活用・保管されるのかも、知りたいことです。そして何よりも、絵本を受け取ってもらい、子どもたちが絵本に触れた感動を、ご支援頂いたみなさまにお伝えすることが、とても大切だと感じています。

 

おかげさまで絵本の冊数は当初計画の倍以上ありますので、活動の幅が各段に拡大しました。その中で、絵かきさんのイマンジャマさんが、出張先で子どもたちが集る場所で絵本の読み聞かせをしてくれました。このように、子どもたちがどのように絵本を受け止めるか、肌で感じ、そして皆様にお伝えしながら贈呈をすすめていけるような活動と組み合わせるという夢も出てきました。

 

絵本を贈る活動を確実かつ実のあるものにするため、そして引き続きご支援頂いているみなさまにご報告できるように、2023年3月31日まで、プロジェクトを1年間延長させていただきたいと考えています。このような事情に、どうかみなさまのご理解をお願いいたします。引き続きお見守り頂ければ幸いです。

 

阪本公美子・杉山祐子・坂井真紀子

2022年3月

 

*別途ご報告しますが、ようやく小学校のレスポンスを3月22日受けて、改めて少しづつ贈る準備をしていましたところ、3月18日からタンザニアへの郵便の差出がコロナ禍の影響によって不可になってしまい、少しづつも送付することが難しくなっていました。https://www.post.japanpost.jp/int/information/overview.html