足を怪我した慢性腎不全の保護猫たみこちゃんにご支援をお願いします

ご無沙汰しております。藤原です。


タイトルにありますように、本日5:10ごろ、たみこちゃんが息を引き取りました。

皆様のご支援のおかげで、後悔なくたみこちゃんを見送ることができました。
本当にありがとうございました。


遺体は私の隣で眠っていますが、
なんだかまだお腹がゆっくりと動いているように見えます。


毎日お薬と点滴、痛いのによくがんばったね。
点滴下手っぴで何回も刺してごめんね。

お空で大好きなお刺身たくさんたべてね。
ちゅーるもシーバもとろりっちもぷるりっちも、好きなだけ食べていいんだよ。

私と出会ってくれて本当にありがとう。
たみこちゃんのおかげで、毎日憂鬱だったお仕事もここまでがんばれたよ。

きっと前の飼い主さんもたみこちゃんのことを思っているよ。

明日にはこのふわふわの小さな体がなくなってしまうのは悲しいけど、
たみこちゃんが私の家族であることはずっと変わらないよ。

ここまで本当によくがんばったね。
幸せをありがとう。大好きだよ。



9/1に痙攣を起こしてから亡くなるまで、本当に壮絶な毎日でした。

悲しいですが最期も眠るように…とはいかず、苦しみの中亡くなりました。

これも動物飼い、最後を看取ることの現実として、ここに記したいと思います。


皆さんのご支援のおかげて、腎臓病の猫にしてあげられる治療のすべてをしていた私にとって、
日を追うごとに弱っていくたみこちゃんを撫でながら
確実に迫りくる死を受け入れることしかできませんでした。

お医者さんには酸素室のレンタルを紹介してもらったりしましたが、
呼吸はまだ正常だし、苦しみを長引かせるだけのような気がして、
すぐに手に取れる場所に書類を保管するだけでした。


痙攣を起こしたあの日から、日に日に今までできたことができなくなっていくたみこちゃん。


寝床である私のベッドに登れなくなり、
おトイレしたくてもベッドから降りられなくなり。

降りようと立ち上がることもできなくなり。

1日4回用意していたごはんも、4回少しは口をつけていたのが朝夜の2食になり、
ついにひと口も食べなくなり。

お水の前で待機するも飲めなくなり。

おトイレまでの道のりで力尽き座り、
座っていることもできず倒れ込み。

亡くなる前日の昼までは自力でフラフラ歩けていたのが、
夕方には立ち上がることもできなくなり、

亡くなる前日の朝にはお薬に抵抗できていたのが、
夜には目も首も座らなくなりグッタリ。

せめてもの抵抗に抱きかかえる私におしっこしたのは、たみこちゃんらしくて悲しいのに笑っちゃいました。


手足は冷えてきて、お口は荒れ放題。
よだれまみれの血で口の周りは真っ赤。

痛いお口を触ろうとするから、手は血の混じったよだれでガビガビ。
シャンプーシートじゃ手に負えなくて、手浴もしました。

1日かけて血が止まっても、また2日後には血まみれ。


亡くなる前日の夕方頃、お口をムニャムニャして吐きたがっているのがわかりました。

「いいよ、お腹空っぽにしな。吐いて楽になりな。」

とお腹をさすり、2度吐きました。


そのときから、少しだけ呼吸が早くなっているのがわかりました。

不安になって呼吸数を数えてみましたが、正常範囲内。むしろ少ないくらい。


そして亡くなる2時間前、
私の隣で横になるたみこちゃんのビクビクッという痙攣で目を覚ましました。

また口から血が出ていました。
お口もむにゃむにゃ。

シーツを取り替えて、お腹をさすっている間に、
少しずつ少しずつ、呼吸が浅く早くなりました。

あーもうこれは今日が最後の日だなとわかりました。

午前中の数時間仕事があったので、もう少し、もう少し、私が仕事を終えて帰ってくるまでがんばってくれ〜と願いながらお腹をさすっている間にも、
いつものお口が気になるときのように手で触るような痙攣。

お口痛いのね〜、最後までお薬効かなくてごめんね、と呑気に考えていましたが、

今思えばあれもたみこちゃんの意識がない中、短い痙攣が何度か立て続けに起きていたのだと思います。


そしてどんどん呼吸が早く浅くなって…
最後は口を開けて上を向いてカッカッと、息を吐くでも吸うでもなく5回ほど痙攣して呼吸と心臓が止まりました。

お腹をずっと撫でて呼吸と心拍を感じていた私にとって、
その死というリアルな感覚が頭にへばりついています。


私のようにできる限りの治療をしても、
延命治療をしないという選択をしていたとしても、
もしたみこちゃんが健康な猫だったとしても、

最後がどんな亡くなり方なのかは、もう神様がきまぐれで決めることなのだと思うことにしました。

眠るようにスッとなくなるのはそりゃ理想的ですが、
私もたみこちゃんがそうなってほしいと思って昨日まで治療を続けていましたが、
苦しんで亡くなるのも、これもひとつの現実でした。


もうたみこちゃん立入禁止の浴室を締め切らなくてもいいし、
朝晩のお薬も、毎日の点滴も、なんとか工夫していたご飯もあげなくていいと思うと、ぽっかり心に穴が空いた気分です。

今晩も気まぐれにベッドにやってきて、横になる私の脇の下に頭をこすりつけてきそうな気がします。

でも、亡くなっちゃいました。
悲しいです。悲しい。

最後の瞬間をこの手でこの目で見届けることができてよかったです。

仕事に行っている間に亡くなっていたら、絶対に後悔してました。

たみちゃん、あんた空気読める女だね。
私、悲しかったけど午前中の仕事がんばっちゃったよ。

明日お骨拾ってあげるから、ちゃんと空へ向かうんだよ。
今日はまだうちにいていいからね。

明日の火葬が終わるまでは、おトイレのお砂も残しておくし、ご飯もお水もちゃんと取り替えるからね。

おトイレちゃんと跨ぐんだよ。
前足だけ突っ込んでトイレ入れた気になっちゃだめよ。


長くなっちゃいました。

たくさん残ったたみこちゃんのご飯は、猫友達にあげたり、
たみこちゃんを保護したときにお世話になった、保護猫カフェCAT's IN TOKYOさんに寄付します。

みなさんから頂いたご支援も、気持ちが落ち着いたらきちんと精算し、
残りは同じくCAT's IN TOKYOさんに寄付します。
その際にはまたご報告させていただきますね。


ここまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

ご遺体の写真はあまりネットに晒したくないので、
今日の写真はお刺身ペロッと食べきったけどまだ食べたいころのたみこちゃんの写真です。

たみこちゃんのお空での幸せな生活を祈って。