みなさま、こんにちは!今回は、サダーカが支援している東アンマンの家庭訪問記録を送ります。時点は2015年11月時点ですが、このご家庭は以前もご訪問をさせていただいていて、大変困窮していました。どうしているか、再度訪ねてみました。

 

アブ・ラビーアさん宅

 

前回「毎日何をしているの?」と聞いたら「神様に何かすることをくださいと祈っているのさ」と答えたアブ・ラビーアさん。その皮肉な回答に、心が痛くなった。どうしているか、1年ぶりに訪ねてみた。

 

会った瞬間に、彼の穏やかな顔から、今の生活が前より落ち着いていることが分かった。彼の生活の大変さは前から変わっていないが、今はコーランを家で教える活動をしているという。彼の子どもたちや親せきの子ども、シリア人の子どもだけではなく、近所のヨルダン人の子どもも分け隔てなく教えているという。これによって得られる収入はないが、近所の人たちの助けでなんとかやっているという。コーランを教えて近所と良い関係を築いているから何かと助けてもらえるようになっているのだろうか。一緒に同行してくれたシリア人女性によると「コーランを教えること」はアラブ社会においては大変良いこと(徳のあること?)であると言っていた。仕事は「たまに見つかる程度」らしいが「どうしよう、本当に困ったと思った時には誰かが必ず助けてくれるものさ」と言っていた。

 

子ども一人は今年から小学校に入る予定だったが、登録上の間違いで、いきなり2年生から始めることになってしまったらしい。ヨルダンの学校はすでにヨルダン人とシリア人でいっぱいであり、今年の1年生は入れない生徒もいるらしい、という情報を得ていたので、良かったね、と話をしていた。家でコーランなどをしっかり勉強していたこともあり、2年生からでも問題なく勉強をしているらしい。男の子の子どもの多いこの家庭の為に、子ども服をいくつかおいてきた。

完ぺきではないとしてもアンマンに居場所を見つけて何とか頑張っているアブ・ラビーアさん。1年前に訪れた際にはとても悲壮感が漂っていて家を後にするのが辛かったが、今回は、シリアに帰れる日まで何とか頑張って!と思いながら家を後にした。

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