【御礼とご報告】スラム支援のための縫製事務所が開設しました!
【たくさんのご支援、ありがとうございました!】
皆さまのあたたかいご支援を受け、今年 4 月、スラムで困窮する家庭の雇用をつくるための縫製事務所が無事に開設されました。
フィリピン・マニラにあるこの事務所は、 トンドスラムに近い場所にあり、スラムから雇用したスタッフと、縫製歴 20 年というキャリアを持つ指導員を迎えて運営しています。
【開設した縫製事務所での活動の様子】
マニラ最大のスラム・トンドから車で約10分の場所に位置する事務所は、私たちの支援活動にご協力いただいているカトリック教会にも近く、狭いながらも1階は縫製スペース、2階は事務所として運営しています。
開設当初の事務所スタッフは、トンドスラムに住む女性2名、トレーナー1名、営業事務スタッフ1名、アルバイト1名の計5名体制でスタートしました。
スラムから雇用した2名は縫製については初心者ですが、この事務所でしっかりと技術を身に付けて長期的に就労できるよう、技術指導トレーナーにも来ていただきました。縫製業界で働いて 20年と経験豊富なトレーナーのもと、スラムから雇用したスタッフは、ミシンの使い方やさまざまな縫製技術を教わるトレーニング期間を経て、現在は企業からの受注を受けるまでになりました。
<活動カレンダー>
4月…事務所開設・スタッフ採用
5月~7月…縫製トレーニング期間・現地受注先の開拓
8月…現地企業から依頼された衣料品の試作・改善
<支援金収支のご報告>
収入
支援総額 1,063,000円
支出
・事務所家賃(5月〜8月の4カ月分)…125,770円
・光熱費(5月〜8月の4カ月分)…22,448円
・人件費(5月〜8月の4カ月分)…423,853円
・ミシン等の機材…134,271円
・椅子・テーブル…29,372円
・生地等の材料費…69,925円
・READYFOR手数料…255,079円
支出合計 1,060,718円
【縫製事務所のこれからについて】
私たちのスラム支援の最大の目的は、単に物資や生活費を支給するのではなく、困窮家庭が自らの技術で安定した暮らしに必要な収入を確保できるよう手助けをする事です。徐々にではありますが、生産の質と効率を高めていくためにスタッフ全員で日々真面目に取り組んでいます。
事務所運営の基盤がしっかりとできた後は、現地スタッフの力で安定した運営を続けていってもらえればと考えています。スラムからより多く雇用するためにも、継続的に受注を受けるべく、現在は日本のアパレル企業からの受注生産も検討・交渉中です。
今後は、READYFORの継続支援という形での掲載も検討しており、その際は改めてご支援者の皆さまへお知らせさせていただきますので、今後も引き続きあたたかいご支援を賜ることができれば幸いです。
NPO法人ホープエイド