島に取り残される猫たちの救出。保護シェルターの購入を決断しました。

ー皆さまへー

いつも新着情報をご覧いただき、ありがとうございます。

構内より保護は続いていますが、いただいた物資など大切に使わせていただきながら、節減に努めながら活動しております。一昨年より保護した猫たちも大切に養育させていただいております。これまでの養育費、医療費は、臨海工業地帯のレスキューにこの度のクラウドファンディングでいただいたご支援は、シェルター稼働まで使用しておりません。また稼働後の経理関係は、税理士に依頼しております。

今後のスケジュールも、随時新着情報にて更新させていただきます。
ご心配をおかけして、重ね重ねお詫び申し上げます。

☆臨海工業地帯レスキュー猫、ハラちゃんと４匹の子猫たち

痩せていて、小柄な母猫です。今までの出産で、子猫は1匹も育たなかったそうです。
母猫には、ハジラミがびっしりついていました。

子育てをする元気も、気力もほとんどありませんでした。



少し子猫を見せてね。










これは、ひどい…




１匹の子猫をに異変を感じ、抱き上げると、その小さな足首にさい帯が巻き付いていました。

とにかく、命だけは助かりますように…



応急処置を済ませ、容態が安定したところで、
次は、命のつなぐためにおっぱいを飲んでもらわなければなりません。

どうか母猫が抱いてくれるよう…「お願いね…」
もう一度、母猫に託しました。
祈りながら…
何かあれば、すぐに人工保育に切り替えれるよう準備をしています。
「ママ、赤ちゃんだよ…」







「よかった…。」

戸惑っていた母猫も、しばらくして
ようやく安心したのか、子猫の世話をはじめました。

母猫は授乳、体温調節や、排泄以外にも、社会性や、愛情に至るまで、子猫にとって唯一無二の存在です。
母親にとって人間の子が宝のように。母猫にとっても。

できる限り、人間が手を加えるよりも、母猫が育ててほしい。
そして、今まで育てられなかった子猫たちの分まで、母猫には、安心して子育てをしてほしい。





保護当初は、名前がありませんでした。保護した背景より、「ハラ」ちゃんと名付けました。
母猫ハラちゃんは、上手に子育てをしてくれています。
うれしいことに最近、子猫たちは、ずりばいができるようになりました。


体重も、順調に230gを超えてきました。
さい帯が巻き付いた子猫は、今後どのような障害が出るかは、まだわかりません。




しかし、ほほえましい姿を見ながら安心したのは、つかの間でした。


１匹の子猫の呼吸に異変を感じ、動物病院に走りました。


ハカハカと苦しそうに呼吸が乱れる１匹の子猫は、漏斗胸であることがわかりました。


あまりにも小さく、乗り切るのが難しいかと心配していましたが
数日の入院後、
退院のめどが立ちました。

約1.2キロ。手術が施せる体重まで、まだまだです。
当面は酸素室を準備し、成長を待つことになりました。


保護して、終わりではありません。
保護した後も、その命は尽きるまで、ずっと続きます。

私は、小さな小さな愛護団体で、動物病院ではありません。
その時、その時、
構内ボランティアさんが繋いでくださった命、ひとつひとつと向き合っています。

どうか、構内よりつないでくださった命がつながりますように。


 

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