こどもたちが搭乗できるメカザウルスを福井の駅前広場に

午後、こども歴史文化館へ日曜のワークショップの材料を届ける。必要なパーツを人数分と説明用の１６セット、そろえてチェックして袋詰め。パーツリストを印刷して再確認してパッケージ。必要な道具類や接着剤もコンテナボックスに入れて準備完了だ。

こども歴史文化館の作業部屋で、担当スタッフに今回の作業のレクチャー。参加者が行う作業と同じことを体験してもらう。これ、自分がテストするだけでは気づかないことがたまにあったりするので、なるべくやることにしている。自分では息をするように消化する作業が、未体験者にとっては途方に暮れる難題であるかもしれない。間違えやすい作業というのもあるかもしれない。自分がやることとと他人にやらせることの間には、時として深くて広い川がある。ろ～あんどろ～ぅ～～

全く問題なかったので、事前の準備は完了。今日は城東の作業をする予定がないので、コーヒーブレイクのままそこで雑談。自分をはじめとした「これきワイワイズ」のメンバーは、みんなジジババの領域に入っているので、少なくとも小学生の親くらいの世代をスカウトしてこないと、こういうワークショップがだんだんそぐわなくなってくるだろうなあと問題提議。時代や世代を超えて楽しいものも確かにあるけれど、今の時代でしかできないこともあるわけで、いくら柔軟な思考力とか頑張ってみても、手を出せない分野はあるもんだ。自分が子供のころの大人を思い出せば、誰でも実感できるジェネレーションギャップ。

理解できないことをあがいても仕方ないので、じーさん世代の過去の工作をアップデートしたものを考えてみることにした。ローテクのメカの再現くらいしか思いつかないので、ここはひとつ、蓄音機の工作ができないかと思って、６０年前の雑誌の付録を思い出しつつ、手回し蓄音機をキットにしてみようと思う。レコードはハードオフなんかで安いものが手に入るだろうから、ドーナツ盤を再生できるものを考えてみる。ホーンは55kg程度のケント紙のペーパークラフトにすることにして、集音部は「大人の工作」を真似て紙コップを使おうか。振動を拾いやすいようにコーン紙には硫酸紙がいいな。針は、確かブリキの針が大量にあったと思うのでそれを使う。アームの可動が問題だ。建設現場のクレーンのような回転軸式だと基部の強度が厄介なので、ここはガントリークレーン式の平行移動で行こう。

こういう工作は、機能だけではよろしくないので、もう少し色気のあるめかめかしたデザインを注入してやりたい。ベースは90ミリ幅の5ミリ厚の木材を225ミリにカットしてみた。ドーナツ盤は170ミリφなので、クレーンの間に収まる。オフセットして取り付けたのは、レコードの中心部を手で回すためのスペースの確保だ。ただ、ホーン部には干渉しそうなので、駆動のハンドルは上へ逃がすことになるか。回転を滑らかにするために、中心部にはベアリングがほしい。ミニ四駆かなんかのがたくさんあったな。できたら100円ショップに駆動部に流用できるおもちゃがあるといいのだが。

頭の中には、そこそこかっこいい完成イメージがあるのだけど、たいてい実体化すると矛盾点が出てくるんだよなあ（＾＾）