こどもたちが搭乗できるメカザウルスを福井の駅前広場に

奥さんが用事で出ているため、午前中は店番。あまり忙しくないので印刷とかカットとかしながら、注文の電話を聞く。少し前から商品の入荷が遅れている。ファイル関係がひどくて、通常翌営業日に届くものが、長いと一か月とかそういうレベル。製造工場の生産ラインの問題か、素材物流の問題か。学者なんかは理想的な経営体制、みたいなシステム構築が好きみたいだけど、材料を人が選んでトラックに積み込み、人が道路を運転して工場に運ぶ、あるいはコンテナに積み込んで船に乗せ、海の上を船員たちが動かす船が運び、港で人夫が陸揚げして通関へ運ぶ、そういう生身の現場の作業のシークゥエンスが、現実の物流を支えているわけで、そこにはイレギュラーな障害が日常的に介入しているものだ。

そういうトラブルの最たるものが天災や戦争で、大雪に地震、水害や経済制裁に侵略戦争が起きると、学術的に最高の効率の良いシステムは崩壊してしまうことが多い。効率といえば、人間の遺伝子のほとんどは「ジャンク」と呼ばれる役に立たない情報であるらしいが、最近の研究では、それらには平常時には必要にならない種類の情報が眠っているのではないかという考察もあったりして、情報には「冗長」と表現されるエッセンスにも役割があるのではないかという話だ。コロナ禍に出てきたサプライチェーンの問題、今回のロシアの侵略に端を発する社会的な制限による問題、「無用の用」という言葉をふと思い浮かべた。

入荷未定の商品については、代替品も視野に入れて対応中。

午後、ガレージへ行って木材のカット。何か使えそうな天板がないかと漁っていたら、少し前に分解した昭和のオーディオタワーの側板が、４５０ｘ９１０のずっしりした化粧板だったので、これを天板にした作業机を作ることにした。フレームは以前解体した棚の２ｘ４材を使う。背中側が１８２０ミリのパネル張り、天板高さは９１０ミリ、４５０ミリ奥行きの天板の向こうに８８ミリの奥行で、背面に高さ９１０ミリのコンパネを張り、そこへ工具をぶら下げる構造。電動工具のコンセントは、天井の照明レールにアタッチメントをつけてテーブルタップをぶら下げることにしよう。床を這うと思わぬ事故を呼ぶ。設置現場に材料を配置して寸法の確認。

帰宅して店番。夕食後、メカトリケラトプスの模型の操縦席の組み立て。パネルの構成の検討モデルなので折れて商品にならない90kgの厚口上質紙で作っているのだけど、木工ボンドでえろえろになってしまう。まあいいか。素材についてはコンマ５ミリのアルミ板の予定なんだけど、真夏の炎天下での高温の問題があるので、テストして問題があれば、素材を変えるかもしれない。でも、以前使っていたキャラベルエアの外板はアルミ板で、千里浜のキャンプでは炎天下でも熱くなかったな。