2022年6月、子ども達が戻ってくることができました
「豪雨で奪われた障がい児の遊び場の復活」へご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで目標額を達成でき、プロジェクトを実行に移すことができました。2020年7月の北部九州豪雨による被災から2年が経ちましたが、無事に障害児支援施設「放課後サポート倶楽部らいん」を元の場所で再開できております。
【復活までの経緯と現状について】
施設復活への前段となる河川護岸工事は、当初の予定より一年ほど遅れて2021年11月にスタートし、2022年3月に終了しました。河川工事終了と同時に「遊具・教材保管倉庫」の建設に着手し、その後「園庭のアスファルト補修」、「防護フェンスの設置」と順次工事を行い、全てが整った6月中旬に施設移転の手続きを終えることができました。
その間、子ども達は「おおつる交流センター」を代替施設として使用させていただき、放課後の時間を過ごしました。おおつる交流センターは廃校になった小学校を活用した施設で、子ども達はいわゆる”教室”を使って学習や室内遊びをしたり、広い”校庭”で思いっ切り走り回ったりして、特に違和感無く楽しく過ごすことができました。また、地域の方々との交流で、グランドゴルフやシイタケの駒打ちも体験することができました。
そのような時期を経て、現在は”らいん”の施設に戻ることができ、以前より広くなった園庭や新しくできた建物に興味津々の様子で、学習や遊びに嬉しそうに頑張っています。
<河川護岸工事>
<遊具・教材保管倉庫の建築>
<アスファルトの改修舗装>
<防護フェンスの設置> <移転後の様子>
【支援金の使途について】
今回のプロジェクトでは、73名の方から1,080,000円の支援をいただき、そのうち937,440円を受け取ることができました。
その使途としては、当初の予定通り、”園庭の防護フェンスの設置”と”遊具・教材保管倉庫の建設”の2つの事業にかかる費用の一部として使わせていただきました。
防護フェンスは、園庭と河川との境界に高さ1.8m×長さ20mのものを設置し、遊具・教材倉庫は木造平屋建10平方メートルのものを作りました。設置及び建築費用はそれぞれ、451,000円、1,600,000円で、合計金額2,051,000円のうち937,440円を皆様からの支援金で、残金1,113,560円を自己資金で賄いました。
【リターンについて】
感謝のしるしとして「子ども達が作った紙漉きハガキ」を同封したお礼状を発送しております。また、ネームボード「らいん復活プロジェクトご支援者様」を作り、支援者のお名前を記載したボードを新しく出来た遊具・教材保管倉庫の壁面に取付けております。
<紙漉きハガキ作り>
<ネームボードの取り付け>
【最後に】
今回、このプロジェクトを通してたくさんの方から「子ども達のために頑張ってください」という主旨の応援メッセージをいただきました。障がい児が楽しく過ごせる”居場所”をずっと提供し続けることが、皆様の応援に対するお返しだと思っております。これからもこの活動を継続できるよう職員一同努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。