「保全池」プロジェクト成立のお礼と今後の展開
皆様のご支援でプロジェクトが成立いたしました。目標額の126.5%でした。改めてお礼申し上げます。ありがとうございます。今回はプロジェクの立ち上げに際し、写真提供等で多くの方にお世話になりました。この方々にもお礼申し上げます。
プロジェクトでは昨年3月に造成をした池について書きましたが、私どもの会では5か所8池を造成しています。これらの池で自然環境の保全活動を継続的に進めるためのケアー、また池を活用しての観察会の開催を今後の活動といたします。
・水生昆虫の専門家から造成池は多様性に富んでいると伺っています。絶滅危惧種の生息地として適切な管理を行います。具体的には池の堤に生えた植物(理由は分かりませんが外来種の牧草が主です)と池内に繁茂した植物の除去です(添付写真を参照ください)。
・水生昆虫の観察会を定期的に開催します。先ず、2022年の夏か秋に竹富町と石垣市の児童生徒を対象に開催する予定です。竹富町と石垣市以外の児童生徒(県外児童生徒を含みます)につきましては、台風を避けるため、12月か来年3月での開催を考えています。講師の先生方(教育経験のある方々です)のご助言等を踏まえて日程と内容を決めます。2023年度には地元と地元以外の児童生徒を対象に、それぞれ2回は開催したいと思います。
・イリオモテヤマネコが造成池を利用するかを自動撮影カメラで調べます。造成池の近くでは目撃情報がありますので(残念ながら交通事故多発地域を含みます)、間違いなく訪れると確信しています。一部の造成池は湿地内ですので、ヤマネコがアクセス小道を活用できるように整備をします。池に訪れることを確認しましたら、ライブカメラの設置を予定しています。
前記の活動を通して自然環境の実質的な保全に貢献できることでしょう。この成功例を基に、より広範な保全活動に展開できたらと考えています。トップレベルの専門家が講師をしてくださる観察会に、できるだけ多くの児童生徒に参加してもらえるように努めます。意義深い体験になることでしょう。
リターンつきましては、今月中旬までには、お送りできると思います。観察会等のアクティビティにつきましては招待券(利用券)となります。観察会の一つ、ウミショウブの観察は今年につきましては6月14-16日、7月13-15日、8月11-13日、9月8-10日の三日間の内のいずれか一日か、連続する二日が開花予想日となります(詳細はウミショウブ開花予想をご覧ください)。来年の開花予想は来年1月頃にいたします。
ご支援は目標額を超えた分を含めまして、プロジェクト本文に記した使途に沿って使います(添付の収支報告を参照ください)。今後の主だった保全活動と観察会の様子をクラウドファンディング保全活動・観察会で公開いたします。
ご助言、ご質問等がありましたら遠慮することなく、メールでご連絡ください(nqf31226@nifty.com)。再度、ご支援に感謝申し上げます。