難聴児とそのご家族が、全国どこにいても支援が受けられるように!

難聴児とそのご家族が、全国どこにいても支援が受けられるように!

支援総額

1,117,000

目標金額 1,000,000円

支援者
75人
募集終了日
2022年3月18日

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プロジェクト本文

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自己紹介

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。言語聴覚士 鈴木美華と申します。

 

これまで20年間、「きこえ」と「ことば」と「コミュニケーション」の専門家として、医療機関や福祉施設で働いてきました。

 

○言語聴覚士として大切にしている想い

 

『一期一会』

 

お子さんと親御さんとの出会いを大切にしたい、難聴児さんとその親御さんとは、一生のお付き合い と考えています。

 

言語聴覚士ができることは、言語発達を促すことだけではありません。聴力検査や補聴器・人工内耳の調整だけではありません。

 

ライフステージに合わせたコミュニケーション支援、保護者支援。

教育機関と連携を図りながら、「きこえ」の環境を調整する。

社会参加を支えていくために、ご本人の障害認識を助ける働きかけを行う。

 

言語聴覚士は、難聴児さんのライフステージ全てに関わることができると考えています。

 

お子さんとの楽しい遊び

お子さんへ のことばがけ

お子さんへ 聴くことを促すとき

「きこえ」を共有するとき

保護者へ お子さんの成長をお伝えするとき

保護者へ 次に何をすればよいか、お伝えするとき

 

そこには、支援する側―支援される側という関係だけでなく、人と人がつながって、お子さんの成長を想う、あたたかいやりとりの時間が存在します。

 

言語聴覚士として、そのような機会をいただけることを とても嬉しく思っています。

 

|鈴木 美華 :言語聴覚士

 

2001年 言語聴覚士免許取得。

その後、大学病院やクリニックの耳鼻咽喉科、児童発達支援センターに勤務。

 

聴覚領域の言語聴覚士として、以下の経験を積む。

 

・聴力検査

・人工内耳マッピング

・補聴器フィッティング

・聴覚障害児の言語評価及び聴覚・言語・コミュニケーション指導

・発達障害児の言語評価及び言語・コミュニケーション指導

・小児の吃音指導

・構音指導

・保護者支援

・保育園・幼稚園・小学校への訪問支援

・実習生指導

・他療育機関への助言・研修 など

 

2022年4月 小児・聴覚領域の言語聴覚士の支援活動を開始予定

 

お子さんの「きこえ」を担当する言語聴覚士のブログ

https://ameblo.jp/hana2145/

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 

小児の「きこえ」を専門とする言語聴覚士の役割

 

 

図のように、小児の「きこえ」を専門とする言語聴覚士には、常に聴力検査や補聴器・人工内耳の調整、言語発達とコミュニケーション支援に関する高い知識と技術が求められます。加えて、お子さんが関わる全ての機関との連携を行うことが必要です。

 

 

言語聴覚士とは?

                 

1997年より国家資格。

有資格者数は、約3万6千人(2021年3月現在)。

そのうち日本言語聴覚士協会会員の有職者約1万8千人のうち、聴覚関係の業務に従事するのは、11%程度(2,082人)。さらに「きこえ」を専門としている言語聴覚士は5%程度(約900人)と推測され、加えて、お子さんの「きこえ」に関わる言語聴覚士は少ない。

 

※参考書籍:2012年出版 金原出版株式会社 高度・重度難聴幼少児療育ガイドライン作成委員会 編「小児人工内耳前後の療育ガイドライン」p9-10

 

 

「きこえ」を専門とする言語聴覚士の現状

 

近年、言語聴覚士の役割が行政でも注目され、耳鼻咽喉科を中心とした求人が急増中。しかしながら、養成校では聴覚領域を学べる施設や実習先の不足が明らか。

 

学生にとっては、就職してもわからないことだらけ・・・という厳しい現状が待っている。

現在、「きこえ」を専門とする言語聴覚士の多くが40代~50代と予想されることから、

 

               

10年後、

「きこえ」を専門とする言語聴覚士の多くが、新人!という可能性も・・・・!?

 

 

 

聴覚障害児を取り巻く環境の現実

 

お子さんのことばやコミュニケーションの発達のためには、早期に療育を受けることが重要であり、特に乳幼児期からの手厚い支援が重要となります。

 

しかしながら、以下のように、課題が多いのが現状です。

 

1.早期介入(特に0歳児~3歳児)が不十分で、適切なタイミングで医療や療育の提供がなされ  

  ていない。

 

2.身近な地域での就学前(特に3歳未満)の療育の場が少なく、地域格差が見られる。

  特に3歳未満に関して、特別支援学校の幼稚部に入学できず、現在は、乳幼児教育相談や児    

  童発達支援センターで対応しているが、充分な体制ではない。  

 

3.関係機関(保健・医療・福祉・教育)の連携が不十分で、支援や情報提供が行き届いていな 

  い地域が見られる。

 

※厚生労働省社会・援護局 障害保健福祉部企画課 難聴児の早期支援に向けた保健・医療・福祉・教育の連携プロジェクトチーム「難聴児の早期支援に向けた保健・医療・福祉・教育の連携プロジェクト報告」より

 

 

このように、

『「きこえ」を専門とする言語聴覚士が少ない』だけでなく、『聴覚障害児を取り巻く環境そのものに課題が多い』のが現状です!!

 

新生児検査を 政府が早期支援策 訓練で会話習得しやすくhttps://mainichi.jp/articles/20190608/ddm/012/040/025000c

(毎日新聞 2019/6/8 掲載)画像引用 承諾済み

 

特に地方では、難聴が発見されたにも関わらず、療育を受けるのが困難な場合があります。

 

難聴児とそのご家族が、全国どこにいても支援が受けられるように。

必要な情報が得られ、適切な療育や支援をみんなが受けられるように。

 

お子さんを取り巻く環境全体に働きかけるような取り組みを行いたいと考えています。

 

 

プロジェクトの内容

 

困っている人が、たくさんいます。

専門家は、少ししかいません。

 

どうしたら良いの?

 

専門家を育てる場所を作ろう。

繋がる場所を作ろう。

 

 

そのように考え、以下の段階で、活動を展開していきます。

 

第1ステップ:「きこえ」と「ことば」の専門家の育成に取り組みます。

 

★第2ステップ:聴覚障害児の保護者を対象に勉強会を定期開催、相談支援を実施します。

 

★第3ステップ:AIを用いた支援システムの活用を目指します。

 

 

 


第1ステップ

 

①小児・聴覚領域を専門とする言語聴覚士を対象に、研修会を開催します。

②職場と保護者の同意が得られた場合、担当言語聴覚士への個別相談を実施します。

 

|目的

□小児・聴覚領域を担当する言語聴覚士の知識・技術の向上。

□小児・聴覚領域を担当する言語聴覚士のネットワーク作り。

 

|内容(予定)

言語聴覚士向け研修会 (Zoom 4月・12月開催予定) 

言語聴覚士向け定期研修会・交流会(Zoomか会場 7月・10月開催予定)

 

4月  「クラウドファンディング活動報告」「聴覚領域の言語聴覚士の役割」「難聴の原因」「聴覚活用について」等、合同セミナーを予定

 

7月 定期研修会・交流会 

 

10月 定期研修会・交流会

 

12月「活動報告」「聴覚障害児の認知・ことば・コミュニケーションの発達について」「補聴器、人工内耳の調整」など

 

※内容(予定)については、参加者の人数や経験年数等を考慮し、追加・修正いたします。

 

※新型コロナウイルス感染症の影響により、当初予定の開催時期より遅れる可能性がございます。開催中止となる場合、ご支援いただいた資金は、活動継続のための資金として使用させていただきます。

 

 

|個別相談の実際例

療育施設の言語聴覚士を対象に以下の内容で個別相談(Zoom)を実施しました。

(実施期間 2021年2月~8月)

 

・聴力検査の結果の具体的な解釈や補聴器の扱いに関して

・聴覚障害児と聴覚に問題のない言語発達の遅れのあるお子さんとの違い

・聴覚障害を持つ親御さんとお子さんへの言語指導の注意点

・構音指導の開始時期の見立て

・文字の指導方法

・聴覚障害児の語彙の獲得について

・保護者への説明、保護者指導について

・ケース相談

 

|受講者の感想(株式会社ルクリエ 言語聴覚士 船平舞)

鈴木先生のZoom指導を受講させていただき、難聴児とその保護者への具体的な支援の方法を学ぶことができました。鈴木先生は、お子さんの将来まで見据えた幅広い視点を持った素晴らしい指導者です。目の前の課題だけでなく、先まで考えてお子さんに指導することの重要性を教えていただきました。鈴木先生の活動は、多くの方が待ち望んでいると思います。今後も、Zoom指導などを通して様々なことを学ばせていただきたいです。

(ロゴ掲載承諾済み)

 

目標金額100万円(活動費78万円、手数料22万円)以上のご支援をいただいた場合、次のステップに取り組みます。(ページ最後のパートに記載)

 

○応援メッセージ

|「出会いが人生を変える。」

これからの難聴児にも様々な支援が届くように、自分の想いを書かせていただきます。

 

生まれつき両感音性難聴であり、左側に人工内耳を付けています。現在は、大学の薬学部で薬剤師を目指しています。鈴木美華先生には、小さい時から大学病院の耳鼻咽喉科でマップの調整や言語指導などをしていただき、大変お世話になりました。両親のお陰で早期に療育を受けることができ、今は周りの人と普通にコミュニケーションをとることができています。

 

嫌なことも悪いこともたくさんありました。しかし、たくさんの人と出会うことができ、広い世界が見れることができ、とても幸せです。今回のプロジェクトを通して、これからの難聴児の世界が広がることを祈っています。

 

 

○応援メッセージ

|国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科 南修司郎先生

オーディトリーバーバルセラピー(AVT)では、難聴児が音声言語を習得するのに最適であると、最もエビデンスに基づいて確立されてきた方法を用います。子供は人とのやりとりを通して認知力を育みことばを操れるようになるので、子供らしい遊び、歌、ゲーム、日常のしつけなど、いつでも、どこでも、AVTを行うことができます。

 

AVTは米国AG Bell協会が認定する認定AVTセラピストによって行われますが、日本にはまだAG Bell協会認定AVTセラピストはいません。鈴木美華先生のプロジェクトによって、AVTセラピストを目指す小児難聴療育に関わる言語聴覚士の先生が育ち、難聴児とその家族が全国どこにいても支援が受けられるようになると信じ、応援しています。

 

 

第一目標達成後の展開

 

第一目標突破後は、以下の段階を踏んで、活動を展開してまいります。

 

 

第2ステップ

 

①聴覚障害児の保護者を対象に勉強会を開催します。(月1回×10回開催予定)

聴覚障害児の保護者とお子さんを対象に相談支援を実施します。

 

|目的

□保護者が、「ことば」と「コミュニケーション」の発達と「きこえ」を活用するための関わりについて理解する。

 

□保護者が、補聴器や人工内耳の装用を理解し、療育方法を選択し、適切な機関に繋がり、必要な支援を受けることができる。

 

|内容(予定)

4月  クラウドファンディング活動報告会、言語聴覚士向け研修会との合同開催を予定。

2022年6月頃より、月1回 オンライン勉強会(Zoom)を実施予定。

 

第1回「きこえのしくみ」 

第2回「補聴器・人工内耳・ロジャーについて(最新情報も含めて)」

第3回「子育てとことば育て・療育方法について」  

第4回「認知・ことば・コミュニケーションの発達について(乳幼児・就学後)」

第5回「きこえの発達について(補聴開始から障害認識まで)」

第6回「きこえを活用するということ」

第7回「豊かなコミュニケーションを培う」

第8回「いろいろな視覚支援の実際と工夫」

第9回「聞こえの環境を整える/セルフアドボカシーについて」   

第10回「福祉制度、進路・進学について」    

 

※内容(予定)については、お子さんの聴力や年齢を考慮し、追加・修正いたします。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、当初予定の開催時期より遅れる可能性がございます。開催中止となる場合、ご支援いただいた資金は、活動継続のための資金として使用させていただきます。

 

 

|内容例           

○第6回「きこえを活用するということ」

国立病院機構東京医療センター 南修司郎先生が始めてくださった『AVT Tips 動画プロジェク ト』AVTでStrategy(やってみよう!)と呼ばれる声かけの「コツ」について、動画を用いながら、具体的にお伝えします。

https://note.com/shujiro_373/n/n07d7df65ecf6?magazine_key=m66b61466f28b

 

○第7回「豊かなコミュニケーションを培う」

 

|参加者の感想

 

改めてセミナーで勉強したことで、今までいろいろな先生が言っていたことが、「そういうことだったんだ!」と、つながり、理解することができました。子どもへの必要な関わりについても、理解が広がりました。参加してよかったです。(聴覚障害児の保護者)

 

 

 

第3ステップ

 

療育方法や療育機関の選択・ご家庭での取り組みについてのプランを提案できる支援アプリの作成を目指します。

 

作成例です。

 

 

 

本プロジェクトを通して、言語聴覚士や聴覚障害児を取り巻く環境の実態について、より多くの方に知っていただきたいと考えています。

 

❏ お子さんとそのご家族が、全国どこにいても支援が受けられるように。

❏ 必要な情報が得られ、適切な療育が受けられるように。

 

 

お子さんと保護者中心の支援に全力を尽くす所存です。

 

言語聴覚士、保護者、医療・教育・福祉の専門家の方々、ご賛同いただける方とともに、専門家を育て、つながる場所を作っていきたいと考えております。

 

皆様方のご支援とご協力を何卒お願い申し上げます。 

 

プロジェクト実行責任者:
鈴木 美華
プロジェクト実施完了日:
2023年3月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

活動は、3段階で展開していきます。第1ステップ:聴覚領域を担当する言語聴覚士の育成のための研修会の開催や相談事業を行います。第2ステップ:聴覚障害児とそのご家族が適切な療育方法を選択し、療育につながるための勉強会の開催、相談支援を行います。第3ステップ:将来的には、AIを用いた療育プランの提案が可能になるような支援システムの開発を目指します。ご支援いただいた資金100万円のうち手数料22万円を除く78万円を、第1ステップである研修会の開催や相談業務のための活動資金として使用します。

リスク&チャレンジ

リターンを実施する上でのリスクについて
リターンの発送予定月につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響やご相談枠のスケジュールによっては、当初の予定より遅れる可能性がございます。開催中止となる場合、ご支援いただいた資金は、活動継続のための資金として使用させていただきます。予めご了承ください。

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プロフィール

2001年 言語聴覚士免許取得。大学病院やクリニックの耳鼻咽喉科、児童発達支援センターに勤務。聴覚領域の言語聴覚士として、聴力検査・人工内耳マッピング・補聴器フィッティング・聴覚障害児の言語評価及び言語・コミュニケーション指導・保護者支援・教育機関への訪問支援などを経験。2022年4月 小児・聴覚領域の言語聴覚士の支援活動を開始予定。

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リターン

3,000


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3,000円(感謝のメール)

感謝の気持ちを込めてメールにてメッセージをお送りします。

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

10,000


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全力応援コース 10,000円(感謝のメール)

感謝の気持ちを込めてメールにてメッセージをお送りいたします。

申込数
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2022年6月

3,000


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19
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制限なし
発送完了予定月
2022年6月
1 ~ 1/ 14

プロフィール

2001年 言語聴覚士免許取得。大学病院やクリニックの耳鼻咽喉科、児童発達支援センターに勤務。聴覚領域の言語聴覚士として、聴力検査・人工内耳マッピング・補聴器フィッティング・聴覚障害児の言語評価及び言語・コミュニケーション指導・保護者支援・教育機関への訪問支援などを経験。2022年4月 小児・聴覚領域の言語聴覚士の支援活動を開始予定。

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