プロジェクト終了にあたってのご報告
このたびは、西成製靴塾の卒業生応援プロジェクト「未来の靴職人を育てたい」を応援いただきありがとうございました。
おかげさまで当初の目標を上回る2,055,000円の支援金が集まり、靴職人の育成のための事業に資することができました。
■支援金の使途は以下のとおりです。
リターン制作費: 722,460円
印刷費(『靴のつむじ』増刷分): 52,852円
逓送費: 13,650円
コンサルタント料: 386,100円
雑費: 6,865円
マッチングサイト制作費: 500,000円
Readyfor手数料: 271,260円
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合計: 1,952,907円
残金: 102,093円
残金は、マッチングサイトの運営費に使用する予定です。
■集まった支援金は、まずリターンの制作に使用いたしました。
リターンは現在、すべて支援者のお手元にお届けすることができました。これからもみなさまの生活の一部としてご利用いただければ幸いです。
以下ではリターン制作のケース(靴制作のリターン)の一つをご紹介したいと思います。
このケースでは、支援者が遠方にお住いのため、靴作家・支援者・事務局の三者の打ち合わせをリモートで行うことにしました。
作家が、支援者の要望をもとに構想したデザインを提案。デザインの意図や機能性の説明、革の種類・色など細かい調整を繰り返します。
ある程度デザインが固まってくると、支援者の足に合った木型(ラスト)を作るために、採寸のためのメジャーリングシューズを送り、リモートの画面越しに採寸の調整を行いました。
その後、支援者から送り返してもらったメジャーリングシューズで仮靴の制作に入ります。再び、仮靴をお送りしてフィッティングをチェック。本制作に入ります。
本靴が完成し納品のために、このたびは支援者のご要望で靴作家の工房にお越しになりました。
完成した靴を履いて姿見でチェック。服装ともぴったりマッチしてとてもご満足いただけたようでした。ブランドの雰囲気で満たされた工房のなかで、作家との談笑を楽しんでおられる姿が印象的でした。
靴職人・靴作家の存在を知って、これを機に交流してほしいという私たちの目論見のひとつが叶ったケースでした。
■支援金のもう一つの使途は、マッチングサイトの開設と運営です。
靴職人・靴作家をはじめ靴業界の関係者のみなさんに声をかけて、マッチングサイトの説明懇親会を2回ほど開催し、主旨の説明と参加の呼びかけを行いました。
参加者のご意見を受けながら、サイトのページデザインと作業フローなどを構築し、出店作家・ブランドを募集しているところです。
サイト開設まであともう一歩のところまで来ています。できるだけ早い開設をしたいと思っています。
サイト開設の折にはご案内させていただきますので、サイトの閲覧、出店者へのお問い合わせ、ぜひよろしくお願いします。
■最後に。西成の製靴産業の振興は、西成製靴塾だけでなくエスペランサ靴学院やNPO法人シューネクストといった新たな仲間とともに新しいステップに挑戦しています。
引き続き、大阪・西成(浪速)の靴皮革産業の動向に関心をお寄せいただければ幸いです。
みなさまの多大なご支援、本当にありがとうございました。次につながる一歩として活かしていきたいと思います。