桜が咲き始めた3月の終わり。



 



ある南米出身のお母さんから連絡がありました。



 



「子どもが小学校に入学するんだけど、必要な持ち物がわからないの。たすけてくれない?」



 



学習相談員はお家に向かいました。



 



たくさんの書類を机の上に置いたお母さん。「ごめんね、わたし、日本語 読めない。日本の学校では何が必要なのか全くわからない。一緒に確認してくれる人もいなくて、、、」



 



大丈夫ですよと声をかけ、一緒に入学のしおりを読むことにしました。小学校で必要なものはたくさんあります。筆箱、したじき、お道具箱、絵の具セット、給食セットなど日本の学校に通っていた私たちにとって当たり前のものばかりですが、外国出身のお母さんには馴染みがないものがほとんどです。



 



「したじきなんて見たことない、、どこに行けば買えるの?」



「連絡帳って、どんなノート?」



 




慣れない文化の狭間で戸惑い続ける親子がいます



 



 



どのお母さんも、子どもの持ち物を揃えてあげたいという思いはありますが、慣れない習慣や文化につまづくことがあります。



 



日本語ができない。抱えている課題を相談することができない。外国出身のお母さんたちには、ママ友など身近に相談できる相手もおらず地域社会から孤立してしまっている現状があります。



 



私たちは大阪市淀川区の十三地域、西淀川区の出来島や福町地域に住む外国人213名と出会ってきました。出会ってきたお母さんたちのうち約40%はシングルマザーでした。また、ある地域をみると80%以上のお母さんがたった1人で子育てをしていることがわかりました。



 



しかし、課題を抱えている子どもやお母さんたち全世帯とまだまだ接点を持てていない課題があります。



 



そこで、今回のプロジェクトでは、学習支援が必要な子どもに支援が届かないということがないよう、私たちは各家庭へ訪問し、ママたちに生活相談や子どもたちの勉強の話を聞き、学習支援教室の参加へとつなぐことを目的とします。



 



また、各家庭の抱える課題を把握し、必要に応じ他機関につなげます。



 



外国人のお母さんの持つ悩みは不安は尽きません。そんなお母さんの日本での生活・子育ての不安を解消するサポートをおこなうためにもみなさまのお力をどうぞお貸し下さい。