長崎でも増える多頭飼育崩壊

長崎でも増える多頭飼育崩壊
孤独の蔓延（はびこ）る部屋。
その皺寄せはカヨワキ生き物に向かいます。
不妊化されずに飼育される猫たちは
あっという間に増えます。
不衛生な室内は悪臭が漂い、ゴミで溢れかえっています。
その中で猫たちは繁殖を繰り返していきます。
この現場は去年依頼を受けました。
全く聞く耳を持たない飼い主の犠牲になる猫たち。
糞尿で汚れた床と悪臭の漂う室内から
逃げることのできない猫達は
きれいな空気を吸うことすら許されない
それが多頭飼育飼育崩壊の現場です。
腐りかけた食事にはハエがたかり
そんな食べ物を食べさせられる猫たち。
いくつもそんな現場をみてきました。
そのお部屋の中で何匹の猫たちが亡くなったのだろう。
そんな思いが胸を締め付ける現場。
猫たちには何の罪もないのに。
然し泣いていても何も解決しないから
私は後は振り向かない。
自分に出来ることをコツコツとやるだけ。
長崎の行き場を失う猫たちのために。
そして安心出来る場所を作るだけです。