東北の山々の豊かな自然と地元の人々の安全安心な暮らしを守りたい

　鳴子の現況ですが、事業者、東北大学とも水を打ったように静かです。事業者はアセスの現地調査がほぼ終わり、まとめていると推測します。唯一渡り鳥の調査を実施した業者が、日本ガンを守る会会長の呉地先生に調査結果を報告するため、今月末に報告会があります。呉地先生独自の調査では、まさにガンが六角牧場の真上を飛んでおり、絶滅危惧種のシジュウカラガンも含まれるそうです。

そのため、渡り鳥の観点からは、厳しい意見を言っていただけると思います。

　風力発電は、野生動物にもさまざまな 悪影響を及ぼします。風車と鳥が衝突する、バードストライクは一例にすぎません。シジュウカラガンなど、絶滅危惧種の鳥の死亡率が、バードストライクにより高まるようなことになれば、絶滅のリスクが高まる、ということになります。