東北の山々の豊かな自然と地元の人々の安全安心な暮らしを守りたい

東北の山々の豊かな自然と地元の人々の安全安心な暮らしを守りたい

支援総額

579,000

目標金額 500,000円

支援者
112人
募集終了日
2022年6月30日

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プロジェクト本文

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みなさまのご支援により、目標達成です!

生きものにあふれた東北の豊かな森、地元の生活を守るため引続き頑張ります!!ネクストゴールもご支援ください

 

 おかげさまで、のべ97名の方のご支援をいただき、クラウドファンディングを成功させることができました。

 5月22日に開催した「東北の山の今と未来を考える」は、約400名が参加する熱気に包まれた集会になり、大規模風力発電、メガソーラー開発が引き起こす様々な問題をたくさんの方に伝えることができました。 ご支援に心から感謝申し上げます。 

 豊かな自然を守りたいというみなさまの熱い支援を受けて、「東北の山の今と未来を考える」実行委員会は引続き、再エネ開発による森林破壊を止めるため、活動を進めていきます。

 

 

♦再エネ開発計画は次々と進んでいます♦

~森林破壊を止める大きな流れをつくるために引続きご支援ください~

 

 東北の山々では、今も、大規模風力発電、メガソーラー開発計画が着々と進行しています。 5月末には、関西電力が、宮城県・山形県にまたがる蔵王連峰で、高さ約180mの風車を最大23基建設する計画を発表しました。 「東北の山の今と未来を考える」実行委員会の一員でもある宮城県丸森町では、林地開発許可に洪水を引き起こしかねない不備があるにもかかわらず、事業者がメガソーラー開発の着工を強行しようとしています。その外、東北各地での再エネ開発計画も進行しています。

 

♦東北の豊かな山々を未来に残すための活動のため、ネクストゴールに挑戦します♦ 

 一度、伐採され、切土盛土をした山は、もう元には戻せません。豊かな東北の森を何としても次の世代に遺すために、私たちは、さらに輪を大きく広げ、森林を破壊する再生可能エネルギーは見直してもらうよう、残りの掲載期間を利用してネクストゴールに挑戦いたします。(新たに30万円、総額80万円を目標とします。)

 

 ご支援いただいた資金は、

 ・森林破壊を伴う風力発電やメガソーラーの問題点を伝える広報物の作成等の広報活動

 ・東北の森林を破壊する再エネ開発についての勉強会の開催や調査等の活動

 

 のため、大切に使わせていただきます。

 

 仮にネクストゴールの金額を達成をできなかった場合も、私たちには、守りたい自然、守りたい地域の生活がありますので、自己資金を元に今後も活動を続け、東北の山々を守るプロジェクトを実施させていただきますが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 開発を止める有効な法律がないなか、1人でもたくさんの方が、「森林を破壊して再エネ開発をするのはおかしい!」と声をあげることが大切です。 引続き、私たちの活動をご支援いただき、たくさんの方に、今、東北で起きている森林破壊の実態をお伝えください。 

 よろしくお願いいたします!!

 

 

▼自己紹介

  宮沢賢治の作品「なめとこ山の熊」から会の名をつけさせていただきました。「なめとこ」は、「水源」の意味のアイヌ語が語源という説があります。なめとこ山は水源の山です。そこを護るクマをはじめとする野生生物を少しでも遺す活動をしています。

 

なめとこ山の熊(くま)のことならおもしろい。なめとこ山は大きな山だ。淵沢川(ふちざわかわ)はなめとこ山から出て来る。なめとこ山は一年のうち大ていの日はつめたい霧か雲かを吸ったり吐いたりしている。まわりもみんな青黒いなまこや海坊主のような山だ。山のなかごろに大きな洞穴(ほらあな)ががらんとあいている。そこから淵沢川がいきなり三百尺ぐらいの滝になってひのきやいたやのしげみの中をごうと落ちて来る。 

「なめとこ山の熊」 作者:宮沢賢治 青空文庫より抜粋  

                                    ©野泉マヤ

  水があるところに植物が育つ。ブナなどの広葉樹は自分のために葉を落とし水を貯える。貯えた水が余ったら地表や地中に放流する。広葉樹が放流してくれた森の養分がたっぷり含まれた水を私たち人間が、飲み水や農業用水として使わせていただく。 クマをはじめとする野生動物も広葉樹が放流してくれた水を飲み、広葉樹の実を食べ、糞と一緒に種を広範囲にまき散らして森を広げていく。

  私たち人間は必要以上に水をいただいているのに、広葉樹が育つ山や森のためになることを、何一つしていないように思えます。  

  現在、全国にある水源の山「なめとこ山」(広葉樹などが育つ国有林)の地表をはぎ取り、地形を変え、森林を破壊し、大規模な再生可能エネルギー発電用地として貸し出され始めています。 このことを、多くの人に知っていただき、考えていただくため、宮城県内で活動している個人や、団体の皆様と協力しながら、「みやぎ・なめとこ山の会」も活動しています。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

東北の山々で、大規模風力発電やメガソーラーの計画が進められています。

 山を削ったり、森林を伐採しての風車やメガソーラーの建設、大規模作業道の開設は、生命あふれる豊かな自然や地域の生活を一変させてしまいます。

 

 

 東北地方を貫く脊梁山脈奥羽山脈をはじめ東北の山々には、豊かな自然が残り、多くの野生動物たちの棲みかでもあります。水源の森として東北の米作りを支え、人々の暮らしとともにある美しい山々があります。みやぎ・なめとこ山の会では、東北の山々とその恵みを未来世代に引き継ぐため、宮城県・青森県で活動している団体(*)といっしょに「東北の山の今と未来を考える」プロジェクトを立ち上げました。

 

 ・耕野の自然と未来を考える会(宮城県丸森町)

 ・太白カントリークラブメガソーラー建設に反対する会(宮城県仙台市)

 ・鳴子温泉郷の暮らしとこれからを考える会(宮城県大崎市)

 ・加美町の未来を守る会(宮城県加美町)

 ・風力発電を考える色麻の会(宮城県色麻町)

 ・Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~(青森県青森市)

 

 耕野の自然と未来を考える会(宮城県丸森町)

  • 宮城県丸森町は県の最南端に位置し、福島県境と接しています。 耕野地区は丸森町の西端に位置し、地区内は阿武隈川が流れ、山と川に囲まれた自然豊かな山里です。特産品は、春はたけのこ、秋は干し柿で、たけのこの生産は県内一を誇ります。上水道は未整備で、ほぼ全ての家庭が地下水に頼った生活をし、先祖代々受け継がれた自然の水は、生活に欠かせない貴重な財産です。耕野の自然と未来を考える会は、メガソーラー建設計画が持ち上がった2019年9月に若年者約25名で構成され、美しい自然を次世代に残すこと、災害の少ない町づくりを目指し、大規模太陽光発電施設の建設阻止を掲げ日々活動しています。

写真 上:秋の収穫風景 下:耕野小学校土砂流出 ©耕野の自然と未来を考える会

 

 太白カントリークラブメガソーラー建設に反対する会(宮城県仙台市)

  • 太白カントリークラブがある秋保温泉は仙台市中心部から30分程度とアクセスもよく、平安時代に期限を有する宿や江戸時代に創業した老舗旅館が立ち並んでいます。太白カントリークラブの敷地内や周辺では、特別天然記念物のニホンカモシカ、コウノトリの生息が確認され、また、特別天然記念物のイヌワシの飛来も確認されています。この自然豊かで、温泉地、観光地としても有名な秋保の地に、ゴルフコースすべてを使用し、総面積115ヘクタール、12万7500枚ものソーラーパネルを使用する巨大メガソーラーが建設されようとしています。環境、動植物の保護、また仙台市をはじめ仙塩地区3市1町に上水道用水を供給する水源の重要性、周辺地区住民の生命・財産保護を考えると全く賛同できません。

 

 

 

 

 

©太白カントリークラブメガソーラー建設に反対する会

 写真   山を削って建設されたメガソーラー(仙台市青葉区)

 

 鳴子温泉郷の暮らしとこれからを考える会(宮城県大崎市)

  • 鳴子の緑豊かな自然環境、満天の星空や澄んだ 澄んだ水・空気。これらの恩恵を受け、私たちは日々の暮らしを送ってきました。古くから親しまれてきた鳴子の湯治文化は、温泉熱を活用してきました。さらに、この地域では、既に地熱発電や水力発電、バイオマス発電など様々な再生エネルギーの活用が進んでいます。私たち、鳴子温泉郷のくらしとこれからを考える会は、再生可能エネルギーや風力発電を否定しているのではありません。景勝地であり、人々を癒してきた鳴子の地にそぐわない、節度を越えた開発に疑問を抱いています。私たちは、昔から連綿と受け継がれてきたこの素晴らしい自然を活かし、未来のこどもたちにも引き継いでいくことが大切だと考えます。私たちが目指すのは、地域でくらす人たちが主体となり、資源や経済が地域内で循環する持続可能な社会です。  

©鳴子温泉郷の暮らしとこれからを考える会

 

 

 加美町の未来を守る会(宮城県加美町

 風力発電を考える色麻の会(宮城県色麻町)  

  • 加美町は、宮城県北部に位置し、2017年に「世界農業遺産」として認定された大崎耕土の水源地としても知られています。大崎耕土は、奥羽山脈からもたらされる清らかな水と、約400年前からの先人たちの知恵によって築かれた宮城県の財産であると同時に、戦後の開発によって居場所を失った雁など渡り鳥たちの最後の聖地でもあります。加美郡の水田地帯を取り囲む奥羽山脈の尾根筋に、高さ200m級の風車が最大約170基立ち並ぶ計画です。日本で、1つの町の山間部にこれだけ大規模な風車群が建設された例は他にありません。建設予定地は、林野庁の管理する国有林の緑の回廊を含み、水源かん養保安林、土砂流出防備保安林、土砂崩壊防備保安林、宮城県水道水源特定保安地域、加美町水資源保全地域などに、計画されています。加美町の未来を守る会風力発電を考える色麻の会は、子どもたちに自然のままの加美の山を残すため活動しています。

写真  上:奥羽山脈の中の「千古の森」 下:奥羽山脈と鳴瀬川 ©野泉マヤ

 

 

 Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~(青森県青森市)

  •  ブナの若葉、彩る花々、輝く紅葉、樹氷広がる白銀の世界…四季折々の美しさあふれる八甲田山。その多様な生態系の価値は十和田八幡平国立公園として認められています。国内外から訪れる人々を魅了する八甲田山に今、国内最大規模の風力発電事業が計画されています。世界自然遺産・白神山地に並ぶブナの森・八甲田山・・・その豊かな生態系を守るため、取り返しがつかなくなる前に“八甲田山の未来”を皆で考えようとできた団体が、Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~です。

    (株)ユーラスエナジーホールディングス社が、十和田八幡平国立公園を含む青森市、十和田   市、平内町、野辺地町、七戸町、東北町の6市町村にまたがる八甲田山周辺で日本では例を見ない1事業の規模では国内最大の陸上風力発電事業を計画しています。事業計画区域には十和田八幡平国立公園も含まれており、ほぼ全てが森林区域で保安林にあたります。

     大規模な森林伐採でニホンカモシカやイヌワシ、クマタカなど、動植物の安住の地は奪われ、土地の改変で山の保水力が失われれば、土砂崩れなど災害の危機も増すばかり。日本一おいしい水と言われた青森の水、その八甲田山系の水源が失われることにより動植物だけではなく、人の生活にも影響を及ぼすことになります。豊かな命が育まれる自然環境を壊してしまえば、百年以上取り戻すことはできません。

写真 上:八甲田の湿原 下:冬の八甲田 ©Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~

 

 

写真 雪中行軍銅像からのイメージ図 ©Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~

 

 

 

プロジェクトの内容

 みやぎ・なめとこ山の会を含む上記7団体主催で、

2022年5月22日(日)13時~やくらい文化センター(宮城県加美郡加美町字中原南105番地)にて、「東北の山の今と未来を考える~豊かな自然や地域と共生する再生可能エネルギーを求めて~」を開催し、東北の山々を削り木々を切り払って、進められる再生可能エネルギー開発の現状について、たくさんの方に知っていただき東北の山々を守るために何をすべきか考えていただく機会をつくりたいです。

 

 

 

  この集会の模様はYouTubeでLIVE配信するとともに、後日報告書を作成し行政や支援者の方々に報告いたします。

  なお、同集会には全国再エネ問題連絡が後援団体となっています。

 

----全国再エネ問題連絡会とは----  

https://saiene-news.com全国で、メガソーラーや大規模風力発電問題に取り組む団体が、連携して、再生可能エネルギー開発に対する国民の声を国及び関係機関へ届けることにより、自然環境の保全や地域住民の安全安心な生活と両立する再生可能エネルギー制度をつくることをめざして、令和3年7月18日に結成されました。 5月22日の集会は、連絡会に所属する宮城県・青森県の各団体が主催者となり企画されました。

写真:新青森太陽光発電事業 約105ヘクタール

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

  大規模な森林伐採は、自然生態系が破壊、水源の森は喪失、土砂災害が多発などの弊害をもたらし、地域住民の安全安心な生活が奪われます。再生可能エネルギーは、都市の駐車場やビルの屋上など自然を破壊しない場所で行われるべきです。 固定価格買取制度(FIT制度)により、再生可能エネルギー事業(以下、再エネ事業)が儲かるビジネスになったため、国内外の投資家が巨額の利益を狙って参入し、安価で取得しやすい奥地の水源の森や豊かな自然環境を破壊し、メガソーラーや大規模風力発電開発を乱立させています。しかし、温暖化対策として森林を破壊するのは本末転倒です。  

 5月22日開催の「東北の山の今と未来を考える~豊かな自然や地域と共生する再生可能エネルギーを求めて~」では、東北の山々や地域住民が抱える共通の課題・問題点を協議し、広く現状を知らせるとともに、八甲田や加美、東北の問題だけではなく全国各地で起こっている再エネ問題に皆が目を向け、より良い未来を作るためにどうすれば自然環境との折り合いをつけて再エネを導入していけるかを考えるきっかけになればと期待しています。

 

プロジェクト実行責任者:
小松 淳(みやぎ・なめとこ山の会)
プロジェクト実施完了日:
2022年5月22日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

みやぎ・なめとこ山の会ほか6団体主催で、2022年5月22日やくらい文化センター(宮城県加美郡加美町字中原南105番地)にて、「東北の山の今と未来を考える」集会を開催し、青森県、宮城県で自然や地域を守る活動をしている団体と支援者が、東北の山々や地域住民が抱える共通の課題・問題点また豊かな自然を未来に残すためになすべきことを協議する。 ●主催団体は、 ・耕野の自然と未来を考える会(宮城県) ・太白カントリークラブメガソーラー建設に反対する会(宮城県) ・鳴子温泉郷の暮らしとこれからを考える会(宮城県) ・加美町の未来を考える会(宮城県) ・風力発電を考える色麻の会(宮城県) ・Protect Hakkoda~八甲田の自然を後世に~(青森県) ●資金の使途は、 ・やくらい文化センター会場使用料、備品使用料 ・講師謝礼 ・案内状・チラシ作成費、その他広報費用 ・資料作成費(動画含む) ・報告書作成費

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リターン

1,000+システム利用料


感謝のメール

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・感謝のメール

申込数
41
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

3,000+システム利用料


感謝のメール, 絵葉書1枚

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感謝のメールをお送りします。
主催団体地域の絵葉書を送ります(郵送)

申込数
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