母乳の力! 農村の乳児の命を考える - 農村栄養保健事業

 

インド国内でも最悪の乳児死亡率地域であるウッタルプラデッシュ州の農村では、農村女性は育児方法や、食習慣についてあやふやな知識のまま、子育てをしています。初乳を赤ちゃんにあげなかったり、また、村内では決して衛生的でない環境で出産が行われています。これらの現状に対して、存在している 行政サービスも集落によっては機能していないことが多く、またサービスを受けるためには、センターへの交通アクセスが必要不可欠であり、12億の人口を行政サービスがカバーはとてもしきれていません。

 

アーシャはまず農村の乳児の現状を知るために体重測定や聞き取り調査を実施しました。農村では親同士が自分の子供のためにダウリと呼ばれる喧々諤々の持参金交渉の末に見つけてきたお見合い相手と結婚する事がまだまだ一般的で、まだまだ農村で基礎教育のみを受けながら主に家事の手伝いをして結婚まで集落で生活している女の子が多数います。

 

農村の子供の現状を調査する三浦孝子氏。

 

現在アーシャではそのような若い女の子(たまにあれ?と思うおばちゃんもいますが。)をVHV農村保健ボランティアとしてグループ化し日本で保健師が実施しているような基礎的な出産、育児、栄養に関する啓蒙ミーティングを開催しています。

 

農村でのミーティングは基本的には青空の下、歌も交えながら楽しく元気にミーティングは開かれます。初めは全然人も集まらず、開催時間もあやふやで現場についても誰もいないこともざらで、お菓子や薬を配布したりして人集めをしていましたが今では女性たちが携帯電話を駆使して人集めをして賑やかに開催されお母さんたちの交流の場にもなっています。

 

青空教室。インドは酷暑のイメージですが北インドであるUPは9月から3月はとても過ごしやすいです!

 

とはいえインドでは女性は嫁いで行ってしまうので、お金のかかる学業は兄弟の中でも男子が優先されがちで学歴がほとんどない女性もたくさんいます。体重計の測り方、グラフの書き方、基礎的な栄養素など学ばなければいけないことはたくさんあり、何度も研修を受け、プロジェクトを管理する三浦孝子氏(当会理事長/助産師、国際認定ラクテーション・コンサルタント)やボランティアリーダー、先輩ボランティアから叱咤激励されながら育っていきます。

 

研修を受ける保健ボランティアの女性たち。お花のエプロンがユニフォームです!

 

また同時に農村でモロヘイヤやモリンガなど、伝統的には人が食べずに家畜の餌になっていた栄養満点かつ自然にどんどん育つ食用植物の栽培を苗を配布するなどして家庭菜園をプロモーションし、同時におひるごはん付きの料理教室を開催し伝統的な食事にどうやって取り入れたらいいか指導し、乳幼児の食生活の栄養改善に取り組んでいます。今回のリターンではモリンガの植樹支援もあります!子供たちの栄養になり、かつ農村の緑化にも繋がりますのでぜひご支援ください!

モリンガの苗を育てる保健ボランティア。やっぱり食べれる植物っていいですね。

 

そうして母乳を基礎にした育児と緑黄色野菜のたっぷりはいった食事の重要性が徐々に認知され受け入れられてきました。それと同時に若いお母さんたちが自信を持って育児をしそして集落の中でさらに助けが必要な世帯をサポートしてくれている状況が生まれつつあります。

 

インドの農村を見ているとやはり農村コミュニティーの基本は元気に走り回る子供たちだと痛感します。食べ物と同時にいのちの大切さを学ぶプロジェクトです。

 

健やかな子供たちの成長を願って!

 

リターンとして三浦孝子氏の経験を聞くことができる支援を設定してあります。日本でも母乳育児の重要性は年々ますます問われています。僕自身も3人の子供をおっぱい(奥さんのですが)で育てています。子育てにとっても役に立つ話ですのでこちらもぜひ!

 

 

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