近江鉄道ED314保存活用プロジェクトの移設完了報告
ご支援・ご協力を頂いた全ての方々のお陰で、このクラウドファンディングが無事に成功することができました。誠にありがとうございます。近江鉄道ED314保存活用プロジェクトメンバー一同、心より感謝申し上げます。
本プロジェクトは、解体の危機が迫っている近江鉄道の電気機関車ED31形4号機を保存活用することを目的に、10月1日より、クラウドファンディングを開始しました。11月24日に、目標金額の5,000,000万円を達成することができました。11月29日、支援者総数408人、5,805,000円が集まり、クラウドファンディングが終了致しました。また、クラウドファンディング外の一般寄付も約100万円確保することが出来ました。これを受け、12月11日に、近江鉄道株式会社と当プロジェクトの間で機関車の譲渡契約を締結すると共に、輸送に向けた整備作業を実施しました。12月14日に移設先である近江酒造株式会社に、台車・車両共に輸送が完了、
翌15日に車両本体と台車部分を合体させる作業が完了しました。
そして、12月21日に近江酒造株式会社敷地内において、『近江鉄道ED314一般公開記念式典』を開催致しました。プロジェクトメンバーの学生が中心となって式典を企画し、びわこ学院大学の学生有志が、ボランティアスタッフとして運営に参加してくれました。当日は、来賓の東近江市長小椋正清様はじめ、約150名という多くの方にお越し頂き、今回保存に成功した「ED314」を無事にお披露目することができました。
<収支報告>
皆様からご支援頂いた資金は、ED314の本体整備費用の他、近江鉄道彦根車庫(彦根市内)から近江酒造株式会社(東近江市内)までの大型トレーラー2台(車体及び台車)による輸送費用並びに設置費用(レール敷設及び大型クレーンによる吊り下げ)4,730,000円、返礼品仕入れ費用810,000円、サイト手数料69,6600円、『近江鉄道ED314一般公開記念式典』の備品・消耗品の購入に122,873円、使用させて頂きました。合計6,359,473円でした。
<リターンの発送状況について>
現在、返礼品は全て発注が完了しております。発送については、予定していた通り、入荷され次第、2020年1月~3月に各返礼品を発送します。万が一、返礼品の入荷や発送が間に合わない場合は、早急に支援者へ連絡致します。
<今後について>
本プロジェクトは、車両を保存することがゴールではなく、保存した車両を活用していくことを最大の目的としています。鉄道ファン、地域の方々、子どもや家族みんなが楽しめるような企画を、びわこ学院大学及びびわこ学院大学短期大学部の学生たちを中心として考えていき、それに協力して頂ける個人・企業・団体等地域の方々と連携しながら、継続的にイベント・企画(塗装修繕イベント・蔵巡りとセットにした観光商品の開発等)を開催していきます。
今後とも、皆様の温かいご支援・ご協力を賜れますよう、どうぞよろしくお願い致します。
式典の後、ご来場者と記念写真