運動によるがん抑制効果のある物質を解明研究し、肝がん創薬の一歩に！

写真は別のプロジェクトの実験ですが、腎臓の標本を顕微鏡で見ております。腎臓に溜まった脂肪に色を付けてわかりやすくした標本で、赤いポツポツは脂肪です。

「脂肪が貯まる。」

あまりいい印象を持てなく、「脂肪を燃焼しなきゃ！」と思ってしまう人も多いかと思います。

確かに、過剰な栄養はこのような貯蔵型の脂肪として体に蓄積します。

しかし、この溜まった脂肪は必ずしもエネルギーの源として使われるだけではなく、体の中の細胞の様々な活動、健康維持に役立つ生理活性物質（ホルモンなど）としても利用されます。

実は、筋肉からもそのような脂肪由来の生理活性物質が放出され、健康維持に関わっていることもわかってきております。

本プロジェクトで特定したい物質もそのようなものの仲間かもしれません。

何事も、バランスが大切です。

脂肪の過剰な蓄積もよくないのですが、少な過ぎもよくありません。

食事も運動も適度に行うことが大切です。