★プロジェクト終了のご報告とお礼★
プロジェクトの終了から一カ月余り経ちました。新型コロナウィルスを巡っては、プロジェクト期間中は感染拡大がどうなるかということが連日報じられ、その直後「緊急事態宣言」の発出となり、自粛という名のもと様々な経済活動が停滞しています。支援下さった皆様におかれましても、大変な連休をお迎えの事と存じます。正式なプロジェクト終了報告が遅くなってしまい大変ご迷惑をおかけしましたが、ここにご報告致します。
【1】お礼
世界の各地で、人類が近年経験したことの無い危機に直面する中、皆様から沢山の支援を頂きました。俯瞰で見れば、ウガンダ共和国どころではないという状況ではありますが、我々の使命は、限られたリソースで事業プランに基づき、目標としている子どもたちにしっかりと支援を届けることです。
新型コロナウィルスの感染拡大で多くのイベントが中止に追い込まれる中、今回の年度末プロジェクトでウガンダ支援を更に充実させることが出来ました。皆様のご支援で多くの現地の子どもたちの現実を変える事が出来ます。
改めて、心より御礼を申し上げます。
【2】結果報告
今回は3月27日プロジェクト終了時点でセカンドゴールの150万円を超え、155万3000円で終了いたしました。セカンドゴールの終盤では、少し伸び悩む局面がありハラハラさせられましたが、何とかゴールインすることが出来ました。我々にとってクラウドファンディングは未知の世界で、それも60日間という短時間でセカンドゴールを達成出来たのは、支援頂いた皆様のご理解があったからこそです。様々な形で「人の繋がり」に助けられての目標達成でした。誠にありがとうございました。
4月に入り、テレワークがメインになる中、年度末の経理作業を続け、先日日本ユニセフ協会へ3541万5737円を贈呈をして昨年度のウガンダ支援は終了しました。クラウドファンディングによる寄付は全体の4.4%にあたります。
【3】収支・使途
FNSチャリティでは2019年度のウガンダ共和国支援として、日本ユニセフ協会に3541万5737円の寄付金を寄贈致しました。 又、今回のプロジェクトで皆様から支援頂いた153万3000円は全額この寄付の中に入っており、ウガンダ共和国で支援を必要としている子どもたちのために使われます。
以下ウガンダ共和国での受益者の数と内容についての詳細です。これは新型コロナウィルス感染拡大による影響が出る前の想定で、現地ウガンダ共和国でも厳しい行動規制が行われていることから、ユニセフの活動にも大きな制限が出ています。
<受益者数>
・児童婚の危険に晒されている10代の女の子1,600人
・0歳から14歳のHIVとともに生きている子どもたち1,470人
・地方自治体の職員150人
・コミュニティのサービス提供者200人
★児童婚・子どもの保護対応
・児童婚や暴力の危険に晒されている10代の女の子などに職業訓練の支援
・児童婚の危険に晒されている子どもたちや影響を受けている子どもたちが支援を受けられるように、コミュニティのソーシャルワーカーを育成する
・児童婚の予防に向けて、コミュニティのソーシャルワーカーが家庭訪問し、児童婚から子どもを守るための啓発活動を行う
・児童婚の予防に向けて、村の子ども、親、保護者、リーダー、宗教指導者や影響力のある人が参加して話し合いの場を設け、児童婚の慣習を見直す
★HIV・エイズ対応
・HIV/エイズの影響を受けている子どもたちやHIVとともに生きる子どもたちが、必要な栄養を摂取し、教育や保健サービスから取り残されないように、コミュニティワーカーを育成し、脆弱な子どもを早期発見し、必要な支援活動を行う
・HIV検査を受けられていない子どもの検査支援と治療ケアを促進する
・母子感染の予防(妊産婦へのHIV検査、治療、カウンセリングの普及)活動を行う
・子ども・若者に対するエイズ予防・治療活動を行う
【4】返礼品の発送
新型コロナウィルスの感染拡大により、通常よりも対応に時間がかかる場合がございますが、その際は新着情報等でお知らせいたします。タイミングに関しては、各コース毎にプロジェクトページに記してありますので、そちらをご覧ください。
特に、社内の見学等対面での対応が必要な場合は、新型コロナウィルスの状況を睨みながら、こちらから個別に連絡を差し上げます。
【5】最後に
今回のプロジェクトを振り返ってみて、支援を頂いた皆様との出会いは、我々にとって最大の財産と痛感しています。寄付金を振り込んで支援がほぼ完了するという従来の寄付から、実行者と支援者双方の顔が見えることの素晴らしさを改めて実感致しました。
そうなれば、これを1回で終わらせるのはあまりにも惜しく、支援対象が変わっても継続することで少しずつFNSチャリティのファンを増やし支援の輪を広げてゆくことを目指してゆくべきと考えます。
新型コロナウィルスの感染拡大で、世界中で支援を必要とする国や人々が我々が想像のつかない規模で発生する可能性がかなり高い状況です。今年度はモザンビーク共和国の子どもたちを支援しつつ、そうしたことも念頭に今後の支援を行ってゆきます。
プロジェクトページの新着情報及びツイッターやフェイスブック等のSNSでも随時情報発信をしてゆく予定です。引き続きFNSチャリティを応援下さいますようお願い申し上げます。
改めまして、今回ご支援くださった方々、こころより御礼申し上げます。この「新型コロナウィルス渦」心配事が絶えない日々が続きますが、くれぐれもご自愛ください。
FNSチャリティキャンペーン事務局