連続講座第2回  GIGASTAR がこだわる 「星の色」

今回は、「星の色」について説明します。

 

全ての星を、限りなく本物に近い「星の色」で再現!

 

みなさんは、夜空に輝く星を見て「星の色」を実感したことがありますか?

最近で言えば、さそり座のアンタレスなどは、オレンジ色が美しいですね。

でも、2等星以下の星で、星の色を実感できることは少ないかもしれません。

 

実はこれには理由があって、人間の眼は、暗い光に対して色の判別能力は急激に落ちるのです。そういうこともあり、肉眼での観察を前提とした通常のプラネタリウムでは、比較的明るい星のみ、色を再現しています。

 

地球から遠い星は、暗く見えますが、その星固有の色で輝いています。

だから、暗い星でも、光を集めて明るく観察できれば、星の色は判別できます。

これは、星空を写真撮影すると、良くわかります。

写真に撮った星空が、とてもカラフルで美しいのは、その理由からです。

 

GIGASTAR®は、子どもたちが天体望遠鏡やデジカメなどを使って、眼では見えない星空に挑みます。したがって、暗い星だからと言って、色を省略することはできません。

 

(GIGASTAR®HOME によるアンタレス周辺の星の色)

 

星の色は、星の表面温度で決まる

 

星の色は、その表面温度によって決まってきます。温度が低いほど赤っぽく、高いほど青白く光ります。では、どれくらいの割合で、赤っぽい星や、青白い星は登場するのでしょう!?

 

そこで、一定の領域の星について、天文台で観測された星の色の割合を調べてみました。

 

ちょっと専門的なデータになりますがご紹介します。

 

>調べた範囲
 銀経   259°~264°(5°)
 銀緯   59°~64° (5°)
 等級   15.0等級まで
 星数   11300個

 

>調べた結果

 

Sp型 温度(K)   V(B-V)   割合(%)  冬の1等星の色と大体の温度
ーーーー------------------------------
B0   29000   -0.3    0.03
B5   15000   -0.16   0.02   リゲル(12000K)
A0   9600     0.0    (6.24)   シリウス(10000K)
A5   8300     0.15   0.43
F0   7200     0.33   0.78
F5   6600     0.45   5.16   プロキオン(6500K)
G0   6000     0.60   18.73   太陽(5800K)
G5   5600     0.68   23.41   カペラ(5600K) 
K0   5300     0.81   27.52
K5   4400     1.15   14.27    ポルックス(4200K)
M0   3900     1.4    2.40   アルデバラン(3600K)
M5   3300     1.6    1.03   ベテルギウス(3000K)
-----------------------------------
(A0の星が多いのは、色のデータが無い星は、V(B-V)=0となっているため。)

 

 

ここからわかることは、7割以上の星は、太陽やカペラ、ポルックスのように、ほぼ白い色の星たちです。そして割合は少ないですが、ベテルギウスのようにとても赤い星、シリウスやリゲルのようにとても青い星も、幅広く存在しているということも分かります。

 

この調査した範囲は、銀河から少し離れた「おとめ座」の星たちで、その領域で、目で見える星は、4等星の星が1つあるだけです。

 

しかし同じ場所をデジカメで撮影して15等星まで観察すると、そこには、1万個以上の星があって、一定の割合でリゲルやベテルギウスと同じような色の星が存在するのです!

 

目で見るとすこし寂しい星空でも、望遠鏡やデジカメで観察すると、1万個以上の星々の中に、美しい色をした星たちの姿が見えてくる。
GIGASTAR®が、星の色にこだわること、しかも、すべての星の色を再現することに挑戦することの理由が、お分かりいただけたかと思います。

 

GIGASTAR®

限りなく本物に近い星空を、あなたに
 

明日は、「星の瞬き」について、紹介いたします。

 

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