えん罪のない世界へ！専門家による、えん罪立証への無償支援を広げたい

各界からのイノセンス・プロジェクト・ジャパンへの応援メッセージを更新しています。

本日は、えん罪・東住吉事件の青木惠子様です。

青木さん、ありがとうございました！

■青木惠子（あおき　けいこ）さん

〈プロフィール〉

えん罪・東住吉事件の当事者、えん罪犠牲者の会共同代表。

１９９５年に発生した放火殺人等の事件で逮捕・起訴され、２００６年に無期懲役が確定した。

２０１２年、再審請求で、大阪地裁は、本件は自然発火であった可能性があるなどとして、再審開始を決定。その後の検察官による即時抗告を経て、ようやく２０１６年に再審・無罪の判決が言い渡された。

現在、国と大阪府に損害賠償を請求する訴訟を提起し、控訴審で闘っている。

〈メッセージ〉

自宅が火災し大切な娘を亡くした事故が、警察、検察、裁判所によって、保険金目的に娘を殺した犯人に仕立て上げられました。無実を訴えましたが、無期懲役が確定して刑務所まで行かされました。

しかし、再審裁判で火災の原因が立証できたことで、２１年後に無実を勝ち取れました。

私は、社会に戻ってから、仲間達の力になるために活動をしていますが、自分のことよりも腹が立ち、えん罪が憎くて許せません！

えん罪は、他人事ではなく、誰にでも起こりえることです。世論に、えん罪のひどさを知ってもらって、まずは、自分の身は自分で守ることで、えん罪をなくしていくことが大切だと思います。

えん罪に巻き込まれて、泣き寝入りしている人達、無実を訴えている仲間達。イノセンス・プロジエクト・ジャパンの専門家、学生さん達の存在に、勇気と希望が生まれます。
一人でも多くのえん罪者を救いだしていただきたいです。期待しています。