国内初！国際小児脳腫瘍のファミリーデーを開催したい！

ノースウエスタン大学医学部脳神経外科、生化学および遺伝子学　助教授
橋詰倫太郎と申します。

2012年に小児脳幹部グリオーマでK27M 遺伝子変異（ヒストンH3タンパクをコードする遺伝子のLysine 27 番目がMethionine に置換された遺伝子変異）が発見されて以来、DIPGの新しい発生メカニズムや治療法の研究が盛んに行われるようになり、この遺伝子の働きを抑える多くの治療法が報告され、一部はすでに臨床試験の段階に進んでおります。

新しい治療薬の開発や臨床試験を進めるには、莫大なお金がかかります。企業、研究者、医師の力だけでなく、患者さん自身とそのご家族の活動が大きな原動力となります。ご存知のように米国では数多くの団体が莫大な資金を集め新薬の開発研究に投資しております。

日本だけでなく世界の研究者、医師、患者さんとその家族の団体とコミュニケーションをとることは、正確な治療情報を得るためだけでなく、この病気との戦いに勝利するために重要なことだと思います。

是非、国際小児脳腫瘍シンポジウム　ファミリーデーに参加していただき、クラウドファンディングにご協力していただければと思います。私もいち研究者として日本の小児脳幹部グリオーマの治療開発推進に少しでもお役に立てればと思っております。

Rintaro Hashizume, MD, PhD
Assistant Professor 
Department of Neurological Surgery, Biochemistry and Molecular Genetics
Feinberg School of Medicine
Northwestern University