突然死のリスクを減らす!ミャンマーにBLSを普及させたい!

支援総額

1,516,000

目標金額 1,200,000円

支援者
139人
募集終了日
2019年4月16日

    https://readyfor.jp/projects/JapanHeartBLS?sns_share_token=
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2019年04月09日 12:46

クラウドファンディングから僕が学んだこと

皆さま、こんにちは。

 

 ジャパンハートの長期ボランティア医師としてミャンマーで活動中の大江将史です。本日は、ミャンマーのボーガレーでの4日間のモバイルミッションに向けて、総勢11名で14時間の道のりを車で移動中です。「医療の届かないところに医療を届ける」のは、もちろん医療が届かない十分な理由があるので、そこに至るまでには文字通りたいへんな道のりですd( ̄  ̄)

 

 さて、この度クラファン「突然死のリスクを減らす!ミャンマーにBLSを普及させたい!」が無事に目標金額120万円に到達いたしました。直接応援してくださった方、SNSやビラの掲示や口コミなどで広報にご協力してくださった皆さまに御礼申し上げますm(_ _)m目標金額以上に応援してくださった寄付については、ジャパンハートの活動資金として大切に使わせて頂きます(^ ^)

 

===このクラファンから僕が学んだこと===

①「いい事」も「悪い事」も全部ひとりでやるんだよ

②「そうだ、そこの君。君に伝えなければならない事があるんだ」

③学園祭で米津玄師『Lemon』を歌うことについて

④Newリターン「活動報告会:発展途上国での海外医療の現場から」

===============

 

 今回人生で初めてクラファンを実施するにあたって、これにまつわる事すべてから少しでも多くの事を貪欲に学ぼうと思っていました。そしてその過程をワッチェ慈善病院で一緒に働く長期看護研修生たちにも共有して「何か」を感じ得て欲しいとも思っていました。

 

 いくつか学んだ事を共有します:

 

①「いい事」も「悪い事」も全部ひとりでやるんだよ

 

 今回一番始めに、「大江将史」もしくは「ジャパンハート」のどちらの名義でクラファンを行うか質問されました。個人の名前で行うべきか、もしくは所属している団体の名前で行うべきか。協力してくださる仲本りささんやワッチェ慈善病院の仲間の名前も出すべきか。

 

 しばらく熟考した末、昔読んだ童話?の言葉を思い返しました:

 

『「いい事」も「悪い事」も全部ひとりでやるんだよ』(出典不明)

 

 クラファンが成功した時はみんなで喜べばいい、でも、失敗した時に他人のせいにはしたくない。いいだしっぺの自分がこのクラファンが仮に上手くいこうとも、逆に上手くいかなくとも、きちんとその責任を引き受けよう、そう決意し、自分の名前を前面に出すことにしました。

 

②「そうだ、そこの君。君に伝えなければならない事があるんだ」

 

 今回のクラファンは「ジャパンハート」も「仲本りさ」も全く知らない人たちに、その存在を知ってもらうというのも目的の一つでした。色々な媒体や講演会や一個人と直接話をすることなどを通じて学んだ事は、知ってもらうだけではなくて実際に寄付してもらうまでの行動変容を促すには、まるで道端を歩いている人を掴まえて、

 

 「そうだ、そこの君。君に伝えなければならない事があるんだ」

 

と熱心に語りかけるように、聴き手の身体にまで強く訴えかける必要があると実感しました。PCのキーボードを叩いて、涼しい部屋の中で仕事をしているだけでは決して人を動かす事はできない。

 

 今回、一時帰国時に岡山医療センターで「ジャパンハート活動報告会」を実施しました。ビラを刷り、全病棟の”一番えらい看護師”のところを伺い、講演会の広報活動を行いました。万を持して臨み、時間通りに座席に座っていたのはたった1人でしたd( ̄  ̄)

 

 50人ぐらい来てくれるだろうと想像していたので、残念な気持ちでいっぱいでしたが、相手が1人だろうが100人だろうが、「そうだ、そこの君。君に伝えなければならない事があるんだ」という強い気持ちは揺るがなかったので、聞いてくれる人達の表情を見ながら熱心に語りかけました(最後には15人ぐらいにはなっていました)。

 

 終了後、しばらくすると1人の若い女性が近寄って来られ「自分は歯科技工士ですが、来年から医学部に行ける事になりました。将来海外医療の分野で働きたいと思っていますが、どんな事を勉強すればいいですか。」と質問してくださりました。この瞬間、「自分はこの活動報告会をやってよかったなあ」と思いました。この女性一人だけにでも「何か」伝わったとすれば意義有る時間だったと思えました。

 

 また、一時帰国中の別の機会には、「こういう活動は全然みんなに知られていないから、もっとテレビやメディアで告知した方がいい」と言われました。これには、半分納得し、半分はそうではないと思いました。今の時代、大量の情報がものすごい勢いで流れていきます。そんな中で、ただTVや新聞やラジオで「ミャンマーでこんな事やっています」と一瞬流れてもそれはすぐに霧消して人々の記憶から消え失せてしまいます。

 

 だから一番人々に伝えるべきなのは、「今自分は仮にミャンマーでのBLSの事について話をしているけれど、でも、ほんとうに伝えたいことは、これはあなた自身の問題なのだ、ということ」、ただそれだけです。

 

 「ミャンマーのBLSは、あなた自身の問題である」とは、一体、どういうことでしょうか?

 

③学園祭で米津玄師『Lemon』を歌うことについて

 

 毎朝、音楽を聞きながら、口笛を吹きながら宿舎の掃除をしています。最近好きな曲は米津玄師の『Lemon』です。その中でも特に、「文化祭で歌う『Lemon』」が一番好きです。なぜ、米津玄師本人が歌う『Lemon』よりも一女子高校生が歌う『Lemon』の方が好きなのか?

 

 それは、そこに勇気を見て取れるからです。僕は残念ながら高校の文化祭で舞台に立って何かをするような事はできなかったけれど、でも想像するに、舞台前にはかなりの不安と緊張が入り混じり、舞台では手足が震え、声もかすかに震えてしまう、そんな場所なのではないでしょうか?

 

 その場所で歌うことに対して、僕らは勇気を感じる。その先には失敗するやも成功するやもわからない曖昧な未来を前にして、一人の女子高生が勇気をもって自らの歌声をみんなの前で披露しようとしている。そこに無意識に「何か」を感じ入ってしまう。

 

 "Whenever you see a successful business, someone once made a courageous decision."(成功した事業を見てみると、必ず誰かが一度、勇気ある決断をしている)

 

 今回のクラファンが、単にミャンマーでのBLS普及ではなく、もし「あなた自身の問題である」というなら、それは、「この女子高生のように舞台に立ち、米津玄師の『Lemon』を歌うこと」だと考えます。

 

 ジャパンハートの創設者の吉岡秀人は、1995年に単身でミャンマーに乗り込んできた時、この100万円がなくなったらこの医療活動は続けられないと感じていたとおっしゃられます。

 

 ジャパンハート設立も、今回のクラファンも、例えば仲本りささんの本の出版もこのReady Forの組織自体も、必ず誰かが一度、勇気ある決断をしています。今回のクラファンで一番伝えたい事は、そういうことです(^ ^)

 

 僕自身、自分が高校生・大学生だった時を振りかえってみて、こうしてクラファンをやったり、ビラを刷って病院中に配ったり、自ら活動報告会を企画したり、大勢の人前で何かを喋ったりなどするタイプの人間ではありませんでした。ひとりでゆっくり本を読んでいるのが好きな人間でした。

 

 でも、今は「日本の人に伝えなくてはならないこと」が明確にあるので、自分がかつて苦手だと思っていたことに勇気を持って取り組む必要があり、そして、それは蓋を開けてみればさほど苦手ではなかったことも今回わかりました(^ ^)「自分はこういうタイプの人間だから」と自ら設定したリミッターを外すのも、また自分自身なのだと学ばせて貰えました。

 

 ほんとうに。

 

④Newリターン「活動報告会:発展途上国での海外医療の現場から」

 

 海外医療をしたいと思っていた学生の時、自分の周りには「発展途上国での海外医療の現場は〜〜〜」と聞ける場所が少なかったです(僕の熱心さが足りなかったのかもしれませんd( ̄  ̄))。だから、今、発展途上国の海外医療の現場で働いている僕たちから、これからの将来を担う若い人たちに現場で考えていること、感じていることを直接語りかける場所があるといいなと思い、この新しいリターンを設けさせて頂きました。

 

 すべての教育は、最初に何かを教えて欲しい人がいるのはなく、「何か」を教えたくてしょうがない人から始まります。

 

 「そうだ、そこの君。君に伝えなければならない事があるんだ」

 

 肩を掴まれた人は最初はなんのこっちゃわかりませんが、「何か」が大切であると熱心に語りかけてくる人の放つエネルギーや体温を確かに感じる事ができるはずです。

 

 僕がそこらへんを歩いている若い人を掴まえて、是非とも伝えたいのは:

 

 世界中のどの国においても、青年たちの成熟のための階梯は「弱く貧しい人々への、共感と憐憫と疚しさ」を経由すべきである

 

 という事です。

 

 さあ、海外医療の現場でお待ちしております(T ^ T)

 

ミャンマー ワッチェ慈善病院 長期ボランティア医師 大江将史

 

 

 

 

 

 

リターン

500


alt

NEW!『活動報告会:発展途上国での海外医療の現場から』

発展途上国医療の現場での活動を、長期ボランティア医師がお話しします。

日程に応じて、仲本りささんや長期看護研修修了生も一緒に参加します。
注意)国内交通費のみ別途要相談

- - - - - - - - -
※場所:
中学校・高校・大学・公民館・市民ホールなど、開催が可能な場所
(※こちらは支援者様にご用意いただきます。)

※日程:
ジャパンハート長期ボランティア医師が帰国時
(送付予定月は5月となっておりますが、開催日程については直接ご相談させていただきます。)
- - - - - - - - -

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

1,000


ミャンマーグッズ(小物①)

ミャンマーグッズ(小物①)

・お礼のお手紙
・ミャンマーグッズ(小物①)

*詳細は近日公開予定です。

支援者
30人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

1,000


仲本りさ手洗いカラーイラスト(3パターンから)

仲本りさ手洗いカラーイラスト(3パターンから)

・お礼のお手紙
・仲本りさ手洗いカラーイラスト(3パターンから)

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

1,300


仲本りさオリジナルポストカード3種

仲本りさオリジナルポストカード3種

・お礼のお手紙
・仲本りさオリジナルポストカード3種

支援者
18人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

2,500


ミャンマーグッズ(小物②)

ミャンマーグッズ(小物②)

・お礼のお手紙
・ミャンマーグッズ(小物②)

*詳細は近日公開予定です。

支援者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

7,000


【好評につき5枠追加!】ナース専科「仲本りさのナース日記・ミャンマー編」BOOK(サイン入り)

【好評につき5枠追加!】ナース専科「仲本りさのナース日記・ミャンマー編」BOOK(サイン入り)

・お礼のお手紙
・ナース専科「仲本りさのナース日記・ミャンマー編」BOOK(サイン入り)

支援者
10人
在庫数
完売
発送完了予定月
2019年10月

10,000


alt

全力応援コース!

・お礼のお手紙
・オリジナルミャンマー写真

*詳細は近日公開予定です。


※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください

支援者
40人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

30,000


alt

全力応援コース!

・お礼のお手紙
・オリジナルミャンマー写真

*詳細は近日公開予定です。


※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

50,000


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全力応援コース!

・お礼のお手紙
・オリジナルミャンマー写真

*詳細は近日公開予定です。


※複数口でのご支援も可能です。ご自由にご支援金額をご調整ください

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年10月

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