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浅間大噴火から230年伝承を続ける鎌原の人々、三陸海の盆へ招待!

会津泉

会津泉

浅間大噴火から230年伝承を続ける鎌原の人々、三陸海の盆へ招待!
支援総額
462,000

目標 400,000円

支援者
34人
残り
終了しました
プロジェクトは成立しました!
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2016年07月16日 12:06

鎌原観音堂との出会い

プロジェクト実行者の会津です。230年以上にわたって浅間山大噴火の教訓を語り継いできた鎌原観音堂の皆さんを、「三陸海の盆」にご招待するクラウドファンディング、スタートして3日が過ぎました。

 最初は無謀かな、無理かなと思ったのですが、おかげ様で今日までに10名以上の方にご支援をいただき、目標の3分の1まで来ました。感謝です。

 しかし、まだまだこれからです。みなさま、さらなる応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今日は、なぜ私が鎌原村観音堂の皆さんとかかわるようになったのか、お話させていただきます。少し長くなることをお許しください。

 

背 景

私は仙台生まれで、仕事でも仙台の皆さんにお世話になったこともあり、2011年の東日本大震災のときは、直後から少しでもお役に立てないかと模索しました。ようやく東北道が通行できるようになったときに、仲間と一緒にいわきから仙台、名取、気仙沼とまわり、眼前のあまりの被害の凄まじさに言葉を失いました。5月に、有志で「情報支援プロボノ・プラットフォーム(iSPP)」というグループを立ち上げ、被災者支援に少しでも役立てる情報通信技術(ICT)の活用を模索してきました。実際には役立たない局面のほうがずっと多かったのですが、、、

 

活動のなかで、iSPPの共同代表で、阪神・淡路大震災の際に神戸市広報課の職員として、直後から被災地からの情報発信に努め、以来20年近く防災教育、災害経験の伝承などをライフワークにされてきた松崎太亮さんに叱咤激励されながら、東日本大震災についての記録・伝承の重要性を感じてきました。

 

偶然、観音堂へ

鎌原観音堂の皆さんと出会ったのは、昨2015年8月5日のことでした。小学校5年生の孫が夏休みの自由研究のテーマに「火山」を選んだのがきっかけでした。おじいちゃんとしては、「ネットや本で調べるより、<本物>を見ることがいちばん大事だぞ」と言って、一緒に浅間山まで足を運びました。

 

孫と鬼押し出しの溶岩を見る

 

233回忌供養祭

 鬼押し出しで天明3年(1783)の大噴火の溶岩流の跡の凄まじさを見てから、近くの浅間火山博物館を見学。さらに、群馬側に降りて、噴火・災害の資料が展示されている嬬恋村郷土資料館に足を伸ばしました。すると、近くからなにやら笛の音が聞こえてきます。盆踊りの稽古かなと思って行ってみると、獅子舞が行われています。そばにテントが貼られ、行事が始まろうとしています。「浅間押し233回忌供養祭」でした。200年以上も昔の災害の法要を行っているということに、びっくりしました。8月5日は、旧暦では7月8日、4月(旧暦)以来激しい噴火が断続的に続いていた、最後の、そして最大の噴火が起きた日だったのです。

 

 お経が始まったのでいったん資料館に入り、噴火による土石流で埋没していた家から発掘された茶碗や日用品などを見て、外に出たら、今度は、お経とは違う唄声が聞こえてきます。お婆さんたちが、ざっと15人か20人。歌詞はよくわかりませんが、村の人たちが当時の悲惨な状況を唄っていることは、なんとなくわかります。「浅間大和讃」でした。

 

 

左のテントの中から、観音堂和讚会の皆さんの唄が

 

 「村村あまたある中で

一のあわれは鎌原よ

 人畜田畑家屋まで

皆泥海の下となり

 牛馬の数を数うれば

一百六十五頭なり

 人間数を数うれば

老若男女諸共に

 四百七十七人が

十万億土へ誘われて」

 

 「残りの人数九十三

悲しみさけぶあわれさよ

 観音堂にと集まりて

七日七夜のその間

 呑まず食わずに泣きあかす」

 

「隣村有志の情けにて

 妻なき人の妻となり

主なき人の主となり

 細き煙を営みて

泣く泣く月日は送れども」 

 

直系の遺族たちが語り継ぎ、唄い継ぐ 毎年毎月、そして毎日

 233年もの間絶えることなく、念仏を唱え、和讃を唄って、先祖の霊を供養し、災害の辛さと復興の足取りを語るのは、同じ場所で村を再建した直系のご遺族たち、でした。そうした話を観音堂で説明していただいたのは、鎌原のお殿様の9代目、の方でした。

 

 なんと、年1回の供養だけでなく、毎月2回「念仏回り」で集まって和讃を唄い、さらに、観音堂には当番を決めて、毎日毎日、訪問客にキャベツの漬物とお茶を無料で振るまい、頼まれれば解説をしているというのです。

 

 津波で大切な家族をなくした石巻・大川小学校のご遺族の方に、この話をしたところ、びっくりされていました。

 明治や昭和の大津波の教訓を忘れてしまったことに後悔の念を強くもっていらした、気仙沼や釜石の元防災課長や教育委員会の方たちも、驚かれました。

 

 それから何回か鎌原村に足を運んで、地元の方々からお話を伺うことになりました。それが今回のプロジェクトの出発点でした。

石段から発掘されたご遺体の説明をされる、鎌原の殿様の9代目の鎌原さん

 

 鎌原村の人々が何より素晴らしいのは、長い年月が経っても怠ることなく、教訓を語り続けているところです1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、今年4月の熊本・大分地震などなど、日本ではこれまでに数多くの大規模災害が発生していますが、災害時の状況を記録し、学びを伝承していくことは非常に難しく、災害が発生するたびに同じような過ちが繰り返されていると言わざるをえません。

 自然災害と関わりの深い日本にとって、何よりも大切なのは記録と教訓の生きた伝承だと思います。それをまさに体現する鎌原村の方々の取り組みは、もっともっと多くの方々に知っていただきたいと思っています。お近くの方、ぜひ足を運んでください。幸いネットでも、映像を見ることができます。

 

次回は、熊本地震と浅間大噴火についてお伝えしようと思います。

 

鬼押し出しからの浅間山

 

生死を分けた石段の上に建つ観音堂

 

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リターン

3,000円(税込)

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★鎌原観音堂 小冊子『祈り』 ★お礼状

鎌原観音堂奉仕会の皆さんによって編集・発行された、浅間大噴火から今日に至るまでの村人の思いを記した小冊子です。

支援者
17人
在庫数
制限なし
発送予定
2016年9月

10,000円(税込)

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◎鎌原観音堂「浅間大和讃」 DVD ◎ぼけ防止 特製箸

1)に加えて、
◎「浅間大和算DVD」
鎌原観音堂の年命日の大供養、月2回の「回り念仏」和讃供養の模様を映像に記録したDVDです。
鎌原観音堂の関連映像、資料も収録します。

◎ぼけ防止 特製箸
鎌原観音堂和讚会の皆さんの祈りをこめて、ぼけ防止10カ条が同封された、特製のお箸です。観音堂でしか販売されていません。

支援者
19人
在庫数
1
発送予定
2016年9月

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