取り壊された建物の瓦礫で遊ぶ子どもたち ロック1-2-3地区

 

 クロントイ・スラムの中でも住環境が不衛生とされるロック1-2-3地区。家の下には湿地の水が張り、ごみが捨てられ、蚊が多く発生します。住宅が密集した路地には、犬の糞がたくさん落ちています。今年2月には地区内で火災が発生し、住民たちはバケツリレーをして消火に当たりました。

 

 

 

 

 

 

 

 ベニヤ板などを壁にし、トタン屋根をかぶせた小さな家に、Bさん(中2、女子)は暮らしています。狭い路地を通るバイクの音、人々の話し声は、薄い壁から筒抜けです。

 

 

 

 

 

 部屋が一つとトイレがあるだけの借家で、両親と小5の妹、幼稚園の弟の5人家族が暮らしています。雨が降ると軒下の水が溢れ、家の中まで水が入ってくることも珍しくはありません。激しい雨が降る夜は、隣の家の人が心配して様子を見に来ます。

 

 

 

 

 

 日雇い労働をする父が、家計を支えています。タイの最低賃金は1日300バーツ(約900円)、日雇いの仕事は毎日あるわけではないので、やれる仕事は何でもやります。

 

 

 

 

 

 Bさんは、学校では英語と数学が好きで、将来は学校の先生になりたいという夢があります。タイ・ダンスが得意で、放課後は弊財団が運営する図書館でタイ・ダンスの練習に参加しています。家では、大好きな家族がいるけれど、自分の勉強机などはありません。

 

 

 

 

 

 タイで本は、1冊150バーツほどします。本によっては、父の一日の稼ぎ以上の値段がするため、家族はとても購入することができません。

 

 

 

 

 

 こうした状況下で暮らす子どもたちの教育の機会を支えるために、私たちは図書館の運営や奨学金事業等に取り組んでいます。子どもたちは図書館で宿題をし、本に触れ、タイ・ダンスの練習や海外からのボランティアによる活動に参加しています。本プロジェクトで誕生する新しいアイテムの収益は、図書館の新書の購入や図書館活動にも使用されます。

 

 

 

 

 

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