進路もやりたいこともじっくり相談。学生運営の塾を設立したい！

 

初めまして！名古屋大学工学部2年の竹内壮志です。

 

 

僕は高校生のころ、「とにかく愛知県で最も学力の高い大学に合格すること」を目標に一生懸命大学受験に力を入れていました。無事に希望の名古屋大学に受かり、思い浮かべていた楽しい大学生生活になるかと思いきや！実際は入った後に自分が何をやりたいのか分からないままただただ無駄な時間が過ぎていくばかり…。

 

そのときにやっと、大学に入ることではなくて、自分が何がやりたいのかをまず考えることが大切だったのだと気づきました。そこから自分が本当にやりたいことやなりたいものが何なのか模索するようになり、そこでただ大学受験のための勉強を教えるだけでなく、「本当に自分がなりたいもの」を考え、勉強だけでなく進路や将来の相談もできるような家庭教師の塾をやりたいと思い立ちました。

 

現在思いに共感してくれている学生が15人集まっています。しかし、これから本格的に塾を設立していく上で、運営を軌道に乗せるまでの資金を学生だけで賄うことがどうしても厳しく、なんとか皆様のお力をお借りできないかと思い、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

◆深く考えずに受験をした結果「なんでここにいるんだろう…」

 

高校時代、進路を決める時期になり私は深く考えず当たり前のように大学受験することを決めました。「学歴は高いほうがよい」と思っていたので、とにかく愛知県で最も学力が高い大学に行くことしか考えていませんでした。

 

 

もともと大学に行けるような成績ではなかったため、とにかく成績を上げることを目標に必死に勉強する日々。頑張りが報われ、無事希望校である名古屋大学にしましたが、大学生活が始まってしばらくすると、「なんでここに来たのだろう」とやりたいことがなくなってしまっていることに気がつきました。

 

大学生になって初めての夏休みも、今まで受験のために遊びを我慢していたこともあり、バイトをして稼いだお金で楽しい時間過ごすことを思い描いていましたが、実際は何をするわけでもなく、ただ無駄な時間がどんどん過ぎていきました。

 

自分が思い描いていた大学生活とは違う。こんなことのために大学受験を死ぬ気でやってきたのかとやるせない気持ちになり、こんな風になってしまったのは高校や中学時代に明確なビジョンや夢を持てなかったことが原因であると思い至りました。「当たり前だから」で決めずに、なりたいものを考え目指すことが大事だったのだと気づき、そこからやっと自分のやりたいこと、なりたいものを探しはじめました。

 

 

◆自分自身が悩んだからこそやりたい。

進路ややりたいこともじっくり相談できる家庭教師塾

 

ある日、将来を考えるセミナーに行き自分がどんな人間になりたいのかを改めて考えたのがきっかけで「経営者になりたい」という小学生のときの夢を思い出しました。

 

小学生当時はお金持ちになりたい！という単純な理由でしたが、その夢と、あまり頭のよくない自分を塾講師として根気強く指導してくれた大学の先輩、そして「やりたいことが分からない」今の自分の状況が繋がりました。

 

 

自分がやりたいことが分からず悩み後悔したからこそ、同じように受験勉強に追われてあまり深く考えないまま人生の選択をしてしまう中高生を減らしたい。本当になりたいもの、人になれるようなきっかけを届けられる人になりたい。そう考えるようになり、中高生が大学生から受験体験談や進路、大学生活について話が聞けたり、進路相談ややりたいことについてじっくり相談できるような、家庭教師の塾を開いてはどうかと思い立ちました。

 

僕自身も、大学の先輩には塾講師として勉強を見ていただいていましたが、それ以上に効率の良い勉強方法や実際どんな風に勉強をしていたのか、モチベーションの上げ方、悩んだことなど、受験生時代の話をいろいろ聞かせていただき、それがとても参考になっていました。

 

歳の近い、現役の大学生だからこそ話せるエピソードは、中高生にとって大学生活をイメージしたり、自分がやりたいことを探したりする上でとてもいい材料になるのではないかと思います。

 

 

◆教える側も、自分のやりたいことを考え実現できる場にしたい

 

もう一つ、僕がこの塾を通して実現したいと思っていることがあります。それは、教える側の大学生にとっても、自分のやりたいこと、なりたいものを考え、見つけられる場を提供するということです。

 

周りの同級生の話を聞いてみると、自分と同様になぜこの大学に来たのか、何になりたいのか、何をやりたいのかが分からなくなっている人たちがたくさんいました。

 

中高生が将来を見つけるきっかけになる塾なのだから、当然教える側も自分たちがやりたいことをやっている姿、夢を叶えている姿、学生生活を楽しんでいる様子を生徒に見せられるようにしなければなりません。

 

 

仲間たちを巻き込んで学生主体で塾を運営していき、生徒だけでなく、講師をする大学生も学生生活や将来に希望や楽しみを見出せるような場にしていきたいと考えています。自分たちの頭で考えながら塾を経営し、ただのアルバイトでは得られないような経験を密に共有できるような場所をつくることで、教える側の学生自身にとっても自分のやりたいことを改めて考えるきっかけになったらいいなと思っています。

 

 

 

MarkTでは、学力をつけるのはもちろんですが、勉強だけではなく「やりたいことをする」「なりたいものになる」ということを最も大切にする授業を展開していくことで、自分の夢を掴む最短ルートを見つけるお手伝いをします。

 

その上で中高生への指導で大切にしたいのは「自学力」と「承認」です。「なりたい自分」を自ら考え、それに必要な知識を意欲的に身につける力を培うとともに、決めた道を自信を持って進んでいくための自己承認力が高められるような授業をしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

今回皆様からのご支援は、人件費、広告宣伝費など、家庭教師塾の初期運営資金として大切に使わせていただきます。

 

単に大学受験やテストのためだけの勉強を教えるのではなく、「やりたいこと」をどうやって見つけたのかや、進路相談など自分たちの実体験に基づくアドバイスを、一人一人の生徒さんに合わせて親身にサポートする家庭教師型の塾として、これから本格的に始動していきます。

 

同時に、教える側の僕たちも共に成長し、やりたいことを実現できる場所として、切磋琢磨しながら運営していきたいと思っています。ゆくゆくは、家庭教師を探す生徒と教えたい学生がもっと気軽にマッチングできるような仕組みもつくっていきたいです。

 

大学に行くことが「当たり前」などと考えずに、中高生から将来の夢を考え目的のある人生を自分でつくっていくことができるようなお手伝いができるように、そして僕のように自分の選択した進路に後悔するような学生が1人でも減ることを願って、これから頑張っていきたいと思います。

 

皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

※本プロジェクトは、2020年04月01日までに、家庭教師型の塾の活動を開始することをもって、プロジェクト終了とさせていただきます。