ケニアの田舎で暮らす人々は、貧しいながらも、
助け合いコミュニティの中に生活し、教育レベルは低くても、
伝統的な方法で生活環境を守っています。

 

このような人々も、生活の改善のために、
より高い教育を受けるために、また、現金収入を得るために、
大都会であるナイロビに職を求めてあがってきます。

 

しかし、ナイロビの物価は高く、また就職難にあり、
そんなに簡単に職が得られるものではありません。

 

そのような人たちが都会で生活していくために形成するのが
スラムのコミュニティで、人々はトタンの仮家に住み、

 

インフラが整っていないため、水道管もなく、
下水設備もなく、トイレもない、そんな中で生活をしています。

 

そして、4畳半程度の小さな家に親と兄弟数人、
親戚から引き取られた子供たちなどが、

ひしめき合って生活していることが多いのです。

 

また、コミュニティ内での犯罪も多く、
治安が悪いのも一つの特徴です。

 

このような中で生活をする子供たちは、安全な水へのアクセスが限られており
(殆どの人々が20Lの容器で水を買います。
水はどこから来ているのかもわからず、汚染されていることも多いです)、

 

トイレもないため、その辺で用を足し、
下水がそこらじゅうにあふれているような状況の中で子供たちは、
子供らしく駆けずり回って遊びます。

 

煮沸したり殺菌剤を入れて、飲み水の中のばい菌を処理してから飲む、
という知識も十分でなかったり、煮沸するための薪を

手に入れるだけのお金がなかったりします。

 

子供たちも、ご飯の前に手を洗って食べる、
という習慣がなかったり、それ以上に水や石鹸が

手に入らないことも少なくありません。

 

結果として、子供たちは下痢症や寄生虫感染症に悩まされ
また、家の構造が悪いため、雨が降れば家中が水浸しになり、
換気も悪く、肺炎などの呼吸器感染症や皮膚感染症などを起こします。

 

煮炊きを薪・石炭・灯油ストーブなどを使って地べたで行うために、
その周りで遊ぶ子供たちは大きなやけどをすることも多いです。

 

また、子供たちの親の多くは定職がなく、
日雇いの仕事を探して生活をしており、親は日々の生活に忙しく、
子供たちの栄養や健康管理に気を配る暇がないことも多いのです。

 

このため、見た目には「栄養失調」でない子供たちも含めて、
偏った栄養で十分に体が作られなかったり、予防接種を怠っていたり、

また、病気になっていても、気づかれるのが遅れ、

病気が進行した状態で病院に連れて行くことになります。

 

チャイルドドクターのクリニックにつれてこられる子供たちの多くは
上記のような状況ですが、せっかくお薬が処方されても、

 

親が責任をもって子供たちにそれ飲ますことをしていなかったりして、
治療が困難であることも少なくありません。

 

親が働きに出ているため、

日中に子供の面倒をみるのは大きい子供たちだったり、
親戚や近所の人だったりして、

 

病気の子供たちの状況を把握している人がいない、
ということも大きな問題です。

 

皮膚感染症や下痢症なども、薬で治療しても、生活環境が変化しないため、
また、同様の状況でクリニックを受診することも少なくありません。

 

このような状況の中で、それでも医療費が必要な子供たちにしっかり届くように、皆さんが支援してくださる医療が子供たちに十分な治療効果をだすように、
とチャイルドドクター・ジャパンでは心から願っています。

 

この子供たちの笑顔のために、
ご支援をよろしくお願いいたします。

 

NPOチャイルドドクター・ジャパン

新着情報一覧へ