プロジェクト共同実行者の古川です.

 

今回は,調査地周辺で暮らしている動物について紹介させて頂きます.

 

動物といっても,現地の遊牧民の方々が放牧している家畜についてです.

 

私たちがターゲットにしているボグド村では,ヤギの頭数が最も多く,次いで羊,馬,牛,ラクダとなります.

特にヤギに関しては,近年右肩上がりに増え続け,その数約16,000頭,遊牧民の各家庭に100匹以上所有している計算になります.他の家畜とは5~30倍の頭数です.(2014年,モンゴル科学アカデミー調べ)
 

なぜヤギがこんなに多いかと言いますと,その毛が高く売れるからです.カシミヤヤギから取れる毛から作られるセーターやマフラーはきめ細やかで肌触りが良く,世界中で人気です.

 

ヤギは日が昇ると草を求めて飼い主の住居 (ゲル) 周辺から移動し,たらふく草を食べ,夜になるとゲルに戻って来ます.

 

ヤギの頭数が多くなる (放牧圧が大きくなる) と,土地の再生能力以上のスピードで草が食べられ,土地の劣化が進行していきます.これが過放牧による砂漠化です.

 

ヤギたちが食べる草は,もちろん周辺に生えている数少ない野草です.その中にカンゾウが含まれています.

 

従って,カンゾウを用いて効果的に緑化・栽培を行うためには,カンゾウを植える場所周辺に,家畜が入らないようにフェンスを設置する必要があります.

 

フェンスを設置するためには,皆様のご支援が必要です.

 

最終的にはボグド村でカンゾウをはじめとする薬草栽培が,放牧の一部に代わる産業になり,過放牧による土地劣化の進行を抑止することができればと考えています.

 

 

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