医療系学生の挑戦！高校生に出張授業で医療の知識を伝えたい！

ページをご覧の皆様

 

いつも私たちのプロジェクトを応援してくださりありがとうございます。

今週末は、静岡県三島市にて出張授業を行います。

高校生にいい企画を届けられるよう、準備を進めています。

 

さて、企画にかかわるスタッフの想いを連載するこのコーナー。

今日はSCOME副責任者兼会計を務めてくれている隝田芽衣ちゃんにお話を伺います。

 

①自己紹介をお願いします。

獨協医科大学医学部医学科3年生の隝田芽衣です。出身高校は佐久長聖高校です。

 

②なぜ医療系学部に入ろうと思いましたか？
生まれた時から重度の知的障害を患っている子が身近にいました。何歳になっても言語は話せないため、単純に知的レベルだけで言えば3歳以下という検査結果になってしまうけれど、こちらの言っていることはわかっているような素振り。表情や感情も豊かで、3歳以上の知能はあるだろう、と思わせるような子でした。その様々な行動や反応から、人間の脳は不思議なものだな、と興味が湧くと共に、困っていたり苦しんでいる人の力になりたいと思うようになりました。

 

③SCOMEに入ったきっかけを教えてください。
これからの時代、日本に滞在する人は人種・思想共に今以上に多様化すると思います。それは臨床で診る患者さんにも同じことが言えると思います。そこで様々な患者さんの背景を理解しようと努める「良い医療者」になるためには学生である今のうちに、SCOME が扱う死生観・人生観について考える力を養うことが必要だと考えました。SCOME は普段友人とは話しにくいような真面目な話を考えたり打ち明けられるような場なので、私にとって大切な居場所です。

 

④SCOMEの活動を通して達成したいこと、なりたい姿を教えてください。
将来は、患者さんの気持ちを考えながら、患者さんにとって最善の医療を提供できる医師になりたいと思っています。そのためには大学での勉強はもちろんのこと、SCOMEでも様々な人と会い、経験を積むことで、多様な患者さんの気持ちを想像できることに繋がると思います。

 

⑤高校生企画への思いについて教えてください。
医療系学部は職業訓練所のような働きがあり、入学が将来の職業に直結する人が大多数です。なので、情報不足のせいで入学後に「自分がやりたかったことはここではできないな」ということになってしまっては悲しいなと。そのような人を少なくできるよう、先行投資できるのがこの高校生企画だと思います。

⑥高校生企画あったらよかったなって思うことはありますか？
自分が高校生だった頃、国立大学の後期入試のセンター試験足切りの点数が前期とは違うということを知らなかったほど、受験や医学部の情報に不足していました。現役大学生に入試についてや、各大学・各学部のそれぞれの特色について教えてもらえる機会があればとても嬉しかったな、と思います。

 

⑦支援してくださった方々へのメッセージをお願いします。
この度は私達の活動に賛同してくださり、さらに支援をして下さり本当にありがとうございます。皆様の応援が私たちにはとても心強いです。未来の良い医療者を育てるために、私たちにできることは全力で取り組みたいと思います。
今後も温かい目で応援していただけますと幸いです。

 

獨協医科大学医学部3年
隝田芽衣