200人の子どもたちへ！「子ども食堂」に必要な物資を届けたい！

子ども食堂とは

地域の大人が子どもに無料や安価で食事を提供する、民間発の取り組み。

貧困家庭や孤食の子どもに食事を提供し、安心して過ごせる場所として始まった。

そうした活動は古くからあるが、「子ども食堂」という名前が使われ始めたのは２０１２年。

最近は、地域のすべての子どもや親、地域の大人など、対象を限定しない食堂が増えている。

食堂という形を取らず、子どもが放課後に自宅以外で過ごす居場所の中で食事を出しているところもある。（２０１６年７月２日付朝刊から）

 

SOCJでは都内のさまざまな子ども食堂を訪問し、また全国の子ども食堂にメールや電話でインタビューを実施しました。

（2016年7月～2016年9月）

 

関東で子ども食堂を活動されている方々は、「クラウドファンディング」「助成金」「地域の物資提供」などで上手に運営が出来ており、

またSNSを活用して意欲的に活動のPRをしながら運営されています。

一部の子ども食堂の悩みの種は、「場所」公民館や区の施設などを使っての活動ですが、そのシステムがなかなか面倒な点にあります。

関東地区は、この問題に対してのセミナーや運営者の会なども比較的多く行われている為、横のつながりを求める運営者は

かなりフットワークが軽く情報収集を行えています。

 

地方で子供食堂を活動されている方は、物資はそこそこまかなえても、「資金」の部分で悩みを抱えられる事が多いようです。

そしてそれに関わる方々がご高齢の方が多いという事。

場所の確保は関東よりも比較的楽に行えるようですが、「資金」「ボランティアの方の都合」により運営が厳しいかもしれないという

漠然とした不安の中、それでも有志を集めて何とか運営されているところが多いのが現状です。

 

そもそも今の子ども食堂は「貧困を支える運動」ではなく、地域のコミュニティづくりに重点を置き、

「お腹を空かせている子ども」と「そうでない子ども」をより分ける事をしていません。

※より分けにより差別が生まれ、子ども食堂に来にくくなってしまう、孤立してしまう事を防ぐためでもあります。

 

地域が一体となり、子どもたちの場所づくりをしています。

 

このインタビューによりそれぞれの問題点を洗い出し、どこに何が必要かをまずは可視化していく作業がとても大切です。

SOCJでは福岡の五洋食品様との契約を結び、「冷凍ケーキ」をまずは関東近郊の子ども食堂様に提供する活動を始めています。

12月はクリスマスの時期という事もあり、このケーキの提供により、子供たちをまずは笑顔に変える活動を推進しています。

一度に全ての子ども食堂にこのケーキを提供できるわけではなく、(確保できるケーキの数は限られています)

そしてより多くケーキを提供するにはこのクラウドファンディングでの支援を頂き、それを配送料と運営していかなければなりません。

 

来年度からは地方の子ども食堂にも、資金もしくは物資としてものを届けていく事を目標としているので、継続的なクラウドファンディング運用を計画しています。