【終了報告】皆さまからのあたたかい応援に感謝申し上げます。
皆さま、ページをご覧いただき誠にありがとうございます。
4月26日に終了した本プロジェクト「アフガニスタンで女子教育継続を。学ぶ権利、夢と希望を取り戻すために」は、264名の方にご賛同いただき、5,610,000円ものご支援を頂きました。皆さまのおかげで、無事目標を達成することができました。
皆さまからのお力添えに、心から感謝申し上げます。
2021年8月に起きたタリバンによる政変。あれから2年が経とうとしています。政変後、暫定政権は中等教育レベル以上の女子の教育を停止する方針を発表しました。それからしばらくして、女性の社会活動にも制限がかかり、多くの女性教員が学校現場を去りました。それにより、全国で多数の女の子たちが学校に通えなくなってしまいました。
この状況をどうにかしたい。女の子たちに学ぶことを諦めてほしくない。そうした想いから、コミュニティベースの教室事業は始まりました。多くの困難を乗り超えて、アフガニスタン東部の山岳地帯にある村々に、500か所のコミュニティベースの教室を設置しました。
皆さまから頂いたご支援は、この500か所の教室への図書コーナーの設置、絵本の配架、教員の研修、教室の運営に大切に使わせていただきました。それによって、子どもたちの学ぶ環境はさらに良いものへと変化しました。
中でも図書コーナーの設置は、多くの子どもたちが目を輝かせて喜びました。なかには、初めて「絵本」に触れた子どももいて、手に取った絵本を、はじめはいろいろな角度から眺めたり、パラパラとページをめくったりしていました。
物語を読み、次第に笑顔になっていく女の子たちの姿を見て、現地の職員は涙を浮かべたと言います。
他にも、皆さまから頂いたご寄付で、コミュニティベースの教室で働く500名の教員向けに、研修を実施しました。この研修は、アフガニスタンの文化的な背景を考慮して、男女別に行われました。教員たちはこの研修に非常に意欲的で、研修から積極的に学びを得ようとする姿が見られました。
加えて、年内に、教育に対する意識向上のキャンペーンも実施する予定です。今後の活動の様子は、シャンティのブログにてご覧になることができます。
最後に、日本から遠く離れたアフガニスタンの女の子たちにお気持ちをお寄せいただき、支援やメッセージを届けてくださった皆さま一人ひとりに、改めて感謝申し上げます。厳しい状況下で事業に取り組んでいる私たちもまた、皆さまの温かいお気持ちに励まされ、前に進み続ける勇気をもらいました。
これからも変わらずアフガニスタンを忘れないで、アフガニスタンのすべての女の子たちが学ぶ権利を取り戻し、笑顔で学校に通う姿が見られる未来を目指して、皆さまと共に歩むことができたらと思います。今後とも応援のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
プロジェクト実行者 喜納