大空の楽しさを若者に伝えたい!アラフォーパイロットの世界挑戦

大空の楽しさを若者に伝えたい!アラフォーパイロットの世界挑戦

支援総額

1,221,000

目標金額 1,000,000円

支援者
87人
募集終了日
2014年6月29日

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プロジェクト本文

目標は世界のトップ10入り!

アラフォーパイロット”丸山 毅”がグライダーワールドチャンピオンシップに参加します!

 

みなさんこんにちは。私たちは TEAM MARU(チームマル)と申します。今年夏にポーランドで行われるグライダー世界選手権に参戦するパイロット 丸山 毅(まるやまたけし)をサポートするために結成されたチームです。

 

チームのメンバーは約20名。大会中、地上でサポートを行うグランドクルーを中心に、PR担当やチームドクターなど、サラリーマンを主体にボランティアで集まった集団です。ただ、実際に費用を捻出するのはパイロット丸山&チームリーダー赤石の共働きサラリーマン一家で、遠征費用が家計をかなり圧迫しているのです。中でもベルギーのオーナーから3週間近くお借りするグライダーとそれをポーランドまで運ぶ費用が結構な額になるのです。

 

そこでみなさんにお願いです。このプロジェクトを成功させるために、現地で借りるグライダーのレンタル費+輸送費等100万円をご支援いただけないでしょうか。

 

(チームリーダーの赤石とパイロットの丸山夫婦)

 

(このふたりの “挑戦” がチームのヤル気の源です)

 

 

我々チームの目標は世界のトップ10入りを果たし、

大会で得られる経験を元に次世代を担う若手を育てること

 

パイロットの丸山は東京在住のアラフォーサラリーマン。グライダー歴25年、世界選手権出場歴2回、総飛行時間2700時間のベテラン。日本では数少ない、世界に通用するアスリートのひとりです。

 

日本ではグライダーはまだまだマイナーなスポーツです。操縦教育も発展途上。丸山の後に続いて世界へ打って出ようとする若者もなかなか現れません。サッカーなどとは違い、ニッポンのグライダーを取り巻く世界がなんとなく内向きになっていることに加え、ヨーロッパへの遠征ともなればそれに要する時間と費用が桁違いになるからです。

 

その障害をチームでクリアしていこう! というのが今回の取り組みです。これが成功すれば、世界トップレベルの経験を国内に持ち帰ることができる上、「チーム参戦」のよいベンチマークにすることができるはずです!

 

(昨年の欧州選手権。世界選手権への足がかりにゲスト参戦しました)

 

(勝負するからには高性能な機体で挑みます)

 

グライダー世界選手権とは?

 

ではグライダー世界選手権とはどんな大会なのか、どのくらいの国とパイロットが集まって何を競うのか、簡単にご説明いたしましょう。

 

第33回グライダーワールドチャンピオンシップ

http://www.wgc2014.hb.pl/


■開催場所:ポーランド
■開催期間:7月26日 〜 8月9日(15日間)
■参加国数:31か国(5月15日現在)
■参加人数:131人(5月15日現在)

 

TEAM MARU 遠征チーム体勢

■遠征期間:7月19日 〜 8月13日(26日間)
■遠征人数:基本6名、のべ7名(日本チーム総監督含む)
■必要経費
・旅費交通費…155万円(航空券、レンタカー等)
・大会エントリー費…12万円
・グライダー曳航費…11万円
・宿泊費…65万円
・生活費…30万円
・その他…40万円(機材・通信費等諸経費)
・機体借用費+輸送費…100万円(クラウドファンディング手数料含む)

・総 計…385万円

 

グライダーはドイツで発祥し、ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアを中心に人気を博していったスポーツです。ですから参加国も欧州勢がほとんど。アジアからは日本だけの参加。まさにこれからのスポーツです。

 

大会で競うのは「スピード」です。でも単純に飛行速度を比べるのではなく、スタートの滑走路から2、3の地点を経由して戻ってくる、その時間の早さを競うのです。詳しくは次のパートでご説明しましょう。

 

(3〜500キロ近いタスクを飛び、続々とゴールするグライダー)

 

丸山はこれまでに2度世界選手権に参戦しましたが、最高位は27位。やはり地元ヨーロッパ勢の経験と技量は素晴らしく、その壁は高いです。1日の成績でトップ10入りすることはあっても、それを毎日続けるのは至難の業。その壁を少しでも多くブレークスルーするのが今回の目標です。

 

グライダーの競技は2週間と長く、それ故に“まぐれ”が通用しません。順位はほぼ確実にパイロットの体力、判断力、人間力を含む総合能力を表すと言われています。単に技量が優れているだけでは勝ち残れず、その期間全てにわたって体力的、精神的に安定し、充実していることが求められます。

 

でも残念ながら“ワールドカップ”といえども国からの支援はありません。他の多くの国々では勝つための組織があり、ナショナルチームがあり、金銭や機体を含むサポートが受けられるのですが、日本はまだそういった段階にありません。だからこそ私たちは自分達でチームを組んだのです。

 

世界大会のタスクは厳しく5時間近く集中し続けることもあります。それを2週間休みなく続けるには体力的精神的に相当タフでなければなりません

 

グライダーってどんなスポーツなの?

 

よくハンググライダーやパラグライダーと勘違いされますが、固定翼に方向舵や昇降舵を備え、それを操縦するコクピットを持つ飛行機、と考えて下さい。純白の機体が風を味方に大空を舞うその姿は、風の谷のナウシカが乗る「メーヴェ」のようなイメージでが、グライダーにはエンジンがありません。飛び立つ時はプロペラ機や巨大ウインチの力を借りるのです。

 

でもひと度空へ舞い上がってしまえば自然の力を利用しながら飛び続けることが可能。排気ガスはおろかCO2すら排出せず、“滑空機”という訳語そのままに、音も無く滑るように空を飛ぶことができます。

 

長さは6〜9m、幅は15〜20mほど。重さはオートバイくらいです。そんなものが空中に長時間浮き続けられるだけでなく、何百キロも飛んでくることができる、と言われてもにわかには信じられないかも知れません。

 

(プロペラ機に曳航されて飛び上がっていく丸山機)

 

 

 

上昇気流を利用して高度を稼ぎ、稼いだ高度で前に進む

 

でもトンビが羽ばたかずにグルグル旋回しているだけで、いつの間にか空高く舞い上がっている姿は見たことはあるでしょう? グライダーが飛び続けられる原理も実は全く同じ。上昇気流を利用して高度を稼ぎ、稼いだ高度で前に進む。それを繰り返すことで遠くへ行けるようになるのです。

 

そして競技では日ごとに変わる複数のポイントを周回して帰ってくる時間を競います。その日の気象条件によって500kmものロングタスクが指定されることもあります。

 

見えない上昇気流を誰よりも早く探し当て、誰よりも効率的に高く舞い上がり、無駄に高度をロスすることなく前へ前へ進む。燃料があれば浮かんでいられる動力機とは異なり、飛び続けることそのものにスキルが要求され、同じ距離を速く飛ぶにはもっと多くの技量や知識、経験が必要となります。そう、グライダーは飛ぶことそのものがスポーツなのです。

 

(ひとつの上昇気流にこれだけ集まることも。ここからが勝負です)

 

現状の問題点 〜次世代を担う若者を育てるために〜

 

そんな丸山ですが、実はひとつ危惧していることがあります。それは彼を越えようとする若手が現れないことです。競技でなくても世界へ飛びに行く若者が少なくなってきました。

 

スポーツの現場で“世界”との交流がなくなることが何を意味するのか、経験ある方ならお分かりいただけると思います。まず、刺激が少なくなります。同年代のパイロットがもうあんなことまでしている。自分もやればできるはずだ、という意識は生まれません。そして年々進歩する飛び方や教え方のトレンドも輸入されなくなり気象学も局地化して、気がつけば教え方までもがガラパゴス化されていた、なんてことになりかねません。

 

(グライダーは技量と経験、そして知識が両輪の輪となることが大切です)

 

丸山の目標は、実は世界選手権の上位制覇ではありません。自身が世界のトレンドと実力を身につけ、ニッポンのグライダーの操縦教育にイノベーションを起こすこと、つまり「教えること」を究極の目標としているのです。

 

そのための行動も始まっています。2009年には同志と共に「ユースキャンプ」を北海道は滝川の滑空場で開催。期間中はひとりひとりの若者がそれぞれ1機のグライダーを占有。朝、昼、夕と変わり行く空の条件を肌で感じながら何度でも何時間でもフライトします。学生航空部の団体合宿生活では望んでも得られない条件の中で個々の可能性を引きだそうとしているのです。

 

また、今回の参戦に際しても世界の競技を目の当たりにできる学生グランドクルーを公募、小論文と面接で1名を選び無償で招待、その費用をOB会での募金で賄ったりもしています。

 

もちろん休日は母校・所属クラブチームの インストラクターを務め、サラリーマンパイロットとして飛び続けながら、グライダーインストラクター向けのマニュアルを有志10名のチームで執筆しています。

 

(同志と一緒に若いパイロットに向けた取り組みを行う丸山)

 

このプロジェクトが成功すると「変わる」こと

 

丸山はこう言います。
「グライダーは競技が全てじゃない。首都圏近郊から飛び上がり、自分の力で日本アルプスまで辿り着き、その絶景を空から眺めて帰ってくる。そんなクロスカントリーフライトこそが真の楽しみ方なんだ。でも“競技”は自分と他人を公平に比較できる。そしてあらゆるテクニックや状況判断が凝縮されている。そこに全エネルギーを集中することで得られるものは必ず活きてくるんだ。だから僕は挑戦する」

 

世界のトップアスリートと一緒に揉まれ続けることで、日本で飛んでいるだけでは得られない知識と経験を、モノにすることができます。それを、丸山なら国内にフィードバックできます。丸山の回りにはそれを可能にする優秀なパイロットが沢山います。そして究極的に若手パイロットを育てていきたいと考えているのです。

 

(現地で強豪チームのコーチに若手の育成についてインタビューする丸山)

 

グライダーの前に大きく広がる可能性を

若い人に早い段階で見せてあげたい

 

そしてこうも言います。

「仕事が忙しくなり責任も重くなる30代や40代の時分に間断なく飛び続けるのは難しいことかも知れない。でも、学生時代にグライダーの本当の魅力に触れることができれば、彼らは社会人になっても簡単に辞めはしない。中断してもきっとまた帰ってくる。ゴルフと同じで経験を積めば積むほど奥が深く、シニアでも楽しめるスポーツだから。大切なのはグライダーの前に大きく広がっている可能性の世界を若い人に早い段階でちゃんと見せてあげることだと思う」

 

学生時代の丸山は上達するのが遅く、グライダーの本当の魅力に触れる前にやめようと思ったこともありました。当時の反骨精神が彼を支えた面もありますが、丸山はもっと効率的に、もっと楽しみながら学ぶ方法がある、と考えています。そうやって教える側の環境が変わればグライダー界への垣根も下がり、大空の楽しみ方をより多くの若者に広めることができるはずです。

 


支援への御礼について


■3,000円の引換券
・パイロット丸山からの御礼メールが届きます。
・世界選手権での写真を使った壁紙がダウンロードできるようになります。
※写真は選手権中のチームのスナップやグライダーの写真です。

 

■10,000円の引換券
・3,000円の引換券の内容にプラスして TEAM MARU のオリジナルステッカーを1枚お届けします。チームマークは「日の丸」にパイロット名の「丸」の文字。そして「グライダー」と「上空から見る滑走路」をイメージしています。1年前にチーム内でデザインコンテストを行い、ホームページ上で公開投票も行った想い入れのあるマークです!


・また、今秋9月を目処に東京都内で開催を予定している世界選手権の報告会のご案内もお送りいたします。

 

■30,000円の引換券
・10,000円の引換券の内容に加え、世界選手権が行われる現地会場等で入手できるオリジナルグッズをお送りします。世界選手権のTシャツやキャップなど、今までの経験からある程度予想できるものもございますが、何がどのくらい入手できるか、皆さんに同じものをご用意できるかどうかは大会期間中にならないとわかりません。どうかお楽しみにお待ちください!

 

長々と書きましたが、このプロジェクトにご賛同いただける方はぜひご協力をお願いいたします。そして世界選手権の模様は以下のサイトにてお届けして参りますので、どうかご声援よろしくお願い申し上げます。

 

■TEAM MARU ホームページ
http://maru-wgc.blogspot.jp/

■TEAM MARU フェイスブック
https://www.facebook.com/TeamMaru

よろしくお願い申し上げます。

 

 

TEAM MARU のメンバー。いよいよ決戦の時が迫ってきました。世界大会では全力を尽くします!

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プロフィール

チームのブログやフェイスブックを担当しています。ポーランドで行われる世界選手権では、現地の状況を写真付きでどんどんお送りする予定です!

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リターン

3,000


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パイロットからのお礼メール
世界選手権での写真を使った壁紙ダウンロード権

支援者
15人
在庫数
制限なし

10,000


alt

パイロットからのお礼状
TEAM MARUオリジナルステッカー
世界選手権での写真を使った壁紙ダウンロード権
世界選手権報告会のご案内(今秋東京都内を予定)

支援者
52人
在庫数
3

30,000


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パイロットからのお礼状
TEAM MARUオリジナルステッカー
世界選手権での写真を使った壁紙ダウンロード権
世界選手権報告会のご案内(今秋東京都内を予定)
現地の会場等で入手した世界滑空選手権のオリジナルグッズを帰国後に提供

支援者
20人
在庫数
完売

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