寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 766人
- 募集終了日
- 2019年12月20日
偶然を必然に変える強い意志で襷を繋ぐ!~弘山男子駅伝監督~
箱根駅伝本番まで2週間を切りました。12月10日にチーム(16人)エントリーが完了し、12月15日に強化練習も無事に終えました。あとは、各選手の調子をレース本番がピークになるようにするのみです。
「疲労を軽減していくこと」と「養った体力を落とさないこと」=この相反する内容を“学生自身の主観性”と“指導者の客観性”によって、練習や生活の全てをコーディネートできるかに懸かっています。気が抜けない日々の連続ですが、オンとオフを学生たちが上手くコントロールしながら進んでいってくれると思います。
さて、予選を突破してからのこれまでを振り返ると、様々な準備に追われ、慌ただしく日が過ぎていきました。あっという間と感じますが、私自身としては、準備や手配の多さから現場に集中できないことが多々あったことは、不本意なことでした。
まあ、26年間も箱根駅伝に出場していないチームが、予選突破を見越して箱根本戦の準備を進めることなどできませんし、26年振りという長年の空白は、各種手配や準備、応援体制を含めて本戦を攻略する上では、何の蓄積もないのですから仕方ありません。
しかし、そんなハンディなど学生たちの眼中になく、学生たち自身でサポート(対策)チームを立ち上げ、ここまでしっかり練習と準備を重ねてきました。ミーティングも随時開催し、チーム内でコミュニケーションをとり、互いの状態を的確に把握し、アドバイスし合いながら、トレーニングを積んできたと感じます。
そうは言っても、箱根駅伝予選会後からしばらくの間は、悲願の箱根駅伝出場を果たした喜び=“達成感”に包まれていたことは否めないと思います(私も=笑)。さらには、常連校は強いから・・・と戦う相手に一目置くような様子まで見られました。「これでは、ちょっとシード権獲得は厳しいかな」と思っていました。その喜びムードに、学内外からの祝福も予想以上のもので、さらに拍車がかかっていった気がします。
そんな落ち着かない状況下で、話題性の大きさから取材の申込みが殺到しました。達成感に包まれた幸せムードを乱すように、「ざわつき感」が入り込んでくるような感覚がありました。でも、これは不幸中の幸い(に近い)。取材では「箱根駅伝の目標は?」と常に質問され、いやが上にも、箱根駅伝の目標を自ら定めなければいけない状況が強いられるわけです。「余韻に浸っている場合ではないんだよ」という外圧という感じでしょうか(笑)。
どちらともつかない状況の日々が続く中、その空気を一気に変えたのが、11月23日の1万m記録挑戦競技会です。何の調整もせずに臨んだレースは、冷たい雨が降り、風が強い天候も重なり、かなりの悪条件だったと思います。
「この状態では記録の伸びは望めないかもな」という私の予想を覆す走りをほとんどの学生がしてくれました。想像以上に力を付けている証拠です。かなりの学生が3分ペースでハーフマラソンを走破できる力が養成されてきていると感じました。この記録会で学生たちは、戦闘モードに入ったと思います。
と格好をつけたところで、筑波大学は、関東学生連合を含む出場21校の中で、1万mの上位10人の平均タイムは断トツの最下位です。そんな大学がシード権を獲得できると考える人は少ないでしょう。当然だと思います。
だから、やりがいがあるのです。だから、燃えてくるのです。「箱根駅伝予選会の大会史上に残るサプライズ」と言わしめた筑波大学が、箱根駅伝本戦でのサプライズを再び演出するために、私たちは正月の1月2日・3日だけの1点を見つめてトレーニングに励んできました。
予選会でのパフォーマンス、調整なしでの1万mの記録向上、チームの雰囲気は最高、箱根の山の攻略準備、高いトレーニング消化率、などの全ての必要条件を学生たちはクリアしてくれました。11月初旬に垣間見られた弱気な集団の顔は何処へやら・・・今では、やる気に満ちた挑戦者の顔に変貌を遂げています。
そんなタイミングの12月11日、本学の広報室が主導して『共同取材日』が設けられました。35社(65人)のマスコミの方にご参加いただきました。小さな部屋ですが、記者会見並みの舞台が設定されました。会場に足を踏み入れた学生が「ギョっ!」と驚くような会場の雰囲気だったと思います。
主な学生6人が一人30分の枠で受け答えし、残りの7人プラス駅伝主務が1時間枠で質疑応答という形式です(エントリー選手のうち3人が授業と就活で欠席)。後で聞いた話ですが、ほとんどの学生がしっかりと受け答えできていたようです。私も1時間の枠でインタビューされましたが、質問に対して的確な答えを瞬時に考えるのは、意外と難しいことです。
記者の方が「どういう話を聞きたいのか」「どういう答えを期待しているのか」を予想し、その答え方と内容、言葉の選択を一瞬のうちに頭を巡らせて口から発しなければなりません。喋りながら次に話すことを考える作業も必要になってきます。慣れでしょうし、経験を積むことが大切だと思います。学生たちにとって、良い経験になりました。
その2日後に、つくば市庁舎(つくば市長)への表敬訪問もありました。五十嵐市長は、本学の卒業生で、以前から私たちを応援してくれています。つくば市役所でも応援を盛り上げようと、様々な企画を考えていただきました。
庁舎ホールでの展示と大型タスキへの応援メッセージ記入などですが、今回、そのタスキ4本が贈呈されました。(多くの市民の方が記入してくださり、大型タスキは最終的に5本になりました)
さらに翌日には、夏季強化合宿でお世話になった玉名市から市長さんがわざわざお越しくださり、学生たちを激励してくださいました。9月のことを思い起こせば・・・暑い玉名合宿でしたが、酷暑の中を敢行した起伏走が箱根駅伝予選会に繋がったと思っています。
大河ドラマ『いだてん』の放送を機に結ばれた本学との連携協定が発端となり、実現した熊本合宿です。その成果が暑い気象条件となった予選会で活きるとは、ある意味ではドラマみたいですし、世の中の繋がりの奇遇さに驚かされます。
偶然が重なって廻ってくるチャンスを我がためにできるかどうかは、自分たち次第。それによってもたらされる結果を良くも悪くも偶然とせず、必然に持っていく強い意志が必要なのかもしれません。そう感じると同時に、多くの方々の協力があるからこそ、私たちの活動が深く濃いものになるのだとあらためて感謝の意を強くするものです。
第96回箱根駅伝を戦うにあたり、筑波大学にとっての必然はどこにあるのか?
2015年に駅伝監督に就任して以来、私が声を掛けて入学してくれた学生たちで4代(1~4年)が揃ったのが今年です(=現4年生が2015年度の高校3年生)。筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトの趣旨に賛同し、私の指導の下で「箱根駅伝を目指したい」と決意して入学してくれた学生たち。偶然集まったとも言えなくないですが、同じ意志という点では、やはり必然の結果なのです。
大学に在籍している間に、箱根駅伝に出場できるかどうかもわからない国立大学。そんな大学で、陸上競技をすることを選択した熱い気持ちの持ち主が年々増え、今のメンバーが揃ったから箱根駅伝出場を成し遂げたわけです。偶然揃ったように見えても、強い意志で集団のベクトルが目標に向かって伸びるならば、それは必然になるのだと思います。表現は難しいですが(言いたいことをお察しください=笑)。
そんな学生たちで箱根駅伝を戦うことになりますが、私を含めて(=指導者として)、チームで出場するのは初めてです。26年振りに箱根路に返り咲く筑波大学には、“箱根駅伝を戦う尺度は無い”に等しいです。「このタイプ(走力)の選手なら1区で何位になれそうだ」などというデータの蓄積(客観も主観も含めて)がないからです。だから、思う存分に楽しむことだと思います。
他大学は強いと思いますが、私たちにプレッシャーはありません。緊張はするでしょうが、それも許容範囲。狙ったレースでは必ずつきまとうものなので、学生がどんなに緊張しようとも私は気にしていません。学生たちには、7月から5ヶ月間で培った力を思う存分に発揮してもらいたいと思います。そして、笑顔で襷を繋いでいって、ゴールの大手町まで伝統の黄色の襷を堂々と持ち帰ってきてもらいたい。
そのための具体的な戦略はまだ立てていません。立てたところで、生き物であるレースで、それが活きるかは怪しい部分もあります。それよりも、学生たちにとって自信の増長に繋がる調整練習を続けていくことが大切だと思っています。「桐の葉を胸に正々堂々と戦うこと」「前の走者を追う獣になること」この二つのことを実行できるように、あと2週間弱、抜かりない準備を進めていきたいと思います。
筑波大学にとって第96回箱根駅伝の必然がどんな結果となるのか?偶然とも必然とも言える現メンバーでチームを組むのは最初で最後。その熱いハートの集団がどんな走りをしてくれるのか、私は今から楽しみでなりません。
私たちは、強い意志をもって第96回箱根駅伝に挑みます。偶然集まったメンバーかもしれませんが、必然の結果としてシード権を獲得しようとした努力を結果で証明したいと思います。1万m最下位のチームですから、期待してくださいとは言いません(笑)。応援してください。
最後に、ご支援に関する感謝の気持ちをお伝えさせていただきます。
第5弾クラウドファンディングは、第一目標が僅か3日で達成され、第二目標も20日を待たずに到達しました。皆様のご支援に感謝すると同時に、私たちは、期待の大きさに感激しております。だからと言って、前述の通り、プレッシャーに感じるのではなく、純粋に「最大限の努力をして箱根駅伝に挑戦する姿」をお見せしよう!という合言葉で学生たちと頑張ってきました。
現在、第5弾クラウドファンディングだけでも700名もの方に支援いただいております。第4弾クラウドファンディングや筑波大学基金、筑波大学陸上競技部OBOG会を通した支援も含めると、支援いただいている方は、優に1000名に達すると思います。
これだけの方々に支援していただけることは光栄なことです。ファンクラブではないですが、「国立大の学生たちを応援したい」という気持ちで筑波大学に1票を投じた方に「応援して良かった」と思っていただける走りをしたいと思います。
私たちができることは、一つでも上の順位を目指して、力を出し切り、笑顔で襷を繋ぐこと。全力を出し尽くして、学生の魂を繋いだ結果、もたらされる成績はチームの実力です。ご支援者を含めた『チームつくば』の皆様が、それら学生の挑戦と結果を受け入れて、ゴール後に共に喜び合えることを目指していきたいと思います。
そして、現在までに、多くの寄附が集まり、食住環境の整備を視野に、第三目標を設定させていただき寄附を募っております。来年50名を超えるチームに12畳の食堂は厳し過ぎます。今後も箱根駅伝への連続出場を果たしていくためには、食堂の環境整備は必須条件です。国立大ですから、いろいろ課題はありそうですが、学内外の関係者に相談し、協力を仰ぎながら、食住環境を整えていきたいと思います。
2016年の第1弾クラウドファンディングで支援のお願いをさせていただいてから、筑波大学陸上競技部の長距離チームは、伴走者である皆様と共に歩んでまいりました。皆様のご支援がなければ成し得なかった国立大の箱根駅伝出場です。ご支援者の皆様が熱くなるようなレースができるよう、戦うための精一杯の準備をしていきたいと思います。
引き続き、ご支援と応援をよろしくお願い致します。
ギフト
5,000円
【5千円】箱根駅伝を駆け抜ける筑波生の伴走者になる!
① 寄附金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
② 活動報告(E-Mailでの送付)
③応援グッズ「筑波大学スティックバルーン」(2本/1セット)
※スティックバルーンは箱根駅伝(2020年1月2~3日)に間に合うように事前送付いたします
※@u.tsukuba.ac.jpからのメールを受信できるように設定をお願い致します
★グッズが不要な場合は、寄附画面にて【受け取りを希望しない】を選択ください
- 申込数
- 334
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
【1万円】箱根駅伝を駆け抜ける筑波生の伴走者になる!
④ 選手からの感謝と意気込みの動画(URLを送付)
----- 以下は5千円のお返しと同じ内容です-----
① 寄附金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
② 活動報告(E-Mailでの送付)
③ 応援グッズ「筑波大学スティックバルーン」(2本/1セット)
※スティックバルーンは箱根駅伝本番(2020年1月2~3日)に間に合うように事前送付いたします
※@u.tsukuba.ac.jpからのメールを受信できるように設定をお願い致します
★グッズが不要な場合は、寄附画面にて【受け取りを希望しない】を選択ください
- 申込数
- 101
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
5,000円
【5千円】箱根駅伝を駆け抜ける筑波生の伴走者になる!
① 寄附金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
② 活動報告(E-Mailでの送付)
③応援グッズ「筑波大学スティックバルーン」(2本/1セット)
※スティックバルーンは箱根駅伝(2020年1月2~3日)に間に合うように事前送付いたします
※@u.tsukuba.ac.jpからのメールを受信できるように設定をお願い致します
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10,000円
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④ 選手からの感謝と意気込みの動画(URLを送付)
----- 以下は5千円のお返しと同じ内容です-----
① 寄附金受領証明書(税制上の優遇措置対象です)
② 活動報告(E-Mailでの送付)
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※スティックバルーンは箱根駅伝本番(2020年1月2~3日)に間に合うように事前送付いたします
※@u.tsukuba.ac.jpからのメールを受信できるように設定をお願い致します
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