夢の世界がつまった図書館を、セブのスラムに住む子どもたちへ！

皆さま、ご支援・ご協力、本当にありがとうございます。NGO「HOPE～ハロハロオアシス」の岩住琴です。

今日は山のスラムへの視察です。

途中、町へ薪を売りにいく子どもたちをすれ違いました。

「薪を売りに？そんな日本昔話みたいな、、、」

と思うかもしれませんが、例えば、未だに町のスラムの人たちは、薪を七輪（日本風に言えば）で燃やして調理をしています。

というか、私たちの施設でも、調理をする時は、薪を使っています。

不便と言えば不便なのですが、スラムの人たちは、特に不都合なこともなく、薪で料理をしています。

ちなみに、水は井戸水です。

外にある井戸に水を汲みに行って使います。

シャワー（？）や洗濯も井戸です。

井戸の周りで、丸くなっておしゃべりしながら、慣れた手つきで洗濯をしています。（もちろん手洗いです。）

井戸水を大きなバケツに汲んで、ヒシャクのようなもので水をすくってかける、、、それがシャワーです。

そんなスラムの生活ですが、慣れてしまえば、まあそんなものか、と思い、逆にそのあまりに平和な光景が、心地よかったりします。

私たちは、スラムの支援をしていますが、だからといって、スラムの人たちにお金持ちになってほしい、ということではありません。

必要最低限の医療を受けられたり、学習の機会が与えられたり、屋根のある家で暮らせたり、まずはそういうことから、でいいのです。

（もちろん、皆が水道の蛇口から水が出る環境を手に入れられれば、それは素晴らしいことですが、、）

山のスラムでは、不自由な生活ながらも、今日もみんなが助け合いながら、のんびりと生活しています。子どもは家のことを当たり前のように手伝ったり、赤ちゃんの世話をしたり、そして手が空くと、またみんなで元気に走り回っています。

ここでは、本当にゆっくりと時が流れています…

できれば、貧困による飢えや病いの恐怖に襲われることなく、ただただ平和な毎日が送れるように願っています。

でも、現実はそんなに甘くはありません。

それでも、少しでも、みんなが笑顔で幸せに生活できるよう、私たちは、スラムの人たちと協力しながら、寄り添いながら、心のこもった支援をしています。

そして、ほんのささやかな、それでもきっととても輝いている、そんな夢を届けたいと思っています。

それが、今、このクラウドファンディングを実施している「スラムの子どもたちのための図書館」です。

スラムの子どもたちの笑顔を守るために、そしてその輝く未来への可能性のために、

皆さま、一緒に夢の架け橋になりませんか？

皆さま、お願いです。なんとかこのプロジェクトを成立させて、スラムの子どもたちに夢を届けたいのです。どうか力を貸して下さい。

皆さまのあたたかいご支援・ご協力、心よりお待ちしています。