滝田と私は6年前、野生のアフリカゾウがこのままでは私たちが育ったアフリカから消えてしまうという衝撃的な事実に直面し、何かせねばという焦りからアフリカゾウの涙を立ち上げました。それから今日に至るまで、人とアフリカゾウの共存をテーマに必要に応じてプロジェクトを展開してきました。ケニアではゾウと隣り合わせで暮らす地元のマサイたちとの取り組み、そして日本では象牙の需要をなくすために消費を減らす取り組みをしてきました。ケニアでは密猟阻止に関わっていますが、どんなにゾウの生息域で守ろうとしても、象牙の需要がある限り、ゾウは狙われ続けます。消費をなくせば、需要がなくなり、金銭価値がなくなれば密猟の標的にならない。アフリカゾウの象牙は資源として持続可能でなくなったため、世界各地は各国での象牙販売を禁止することにしました。アフリカ29カ国は生きたアフリカゾウを資源として残したいと象牙取引に反対する同盟を組みました。早速中国は今年の1月1日より販売を停止し、米国、英国、ヨーロッパや他のアジア諸国でも市場閉鎖を宣言し準備を進めていますが、日本は世界と逆走しています。

 

今私たちの生活の中で象牙を意識的に使っている人はとても少ないと思います。しかし、現状としては日本の象牙の80%はハンコとして毎年消費されています。ハンコを新しく手にする60%の人たちは、結婚、出産、車や家購入など辞世の節目に「自分で買う」人が多いです。ハンコは象牙でなくとも、チタンやカーボンシャフトなど同等の高級素材がいくつもあります。

 

私たちは「象牙を必要としない世代作り」を目指すためにNO IVORY GENERATION PROJECTを立ち上げました。私たちが活動するマサイマラを舞台にした物語をNHK出版で絵本として出させて頂きました。この絵本は日本全国の小学校にゾウや環境のことを広めることを目的に出版しました。

 

滝田明日香はマサイマラの獣医として更なる効果アップを目標に、ただいまパイロットスクールに通い、空飛ぶ獣医を目指しています。そんな滝田より、今回この読み聞かせキャラバンに参加してくださった皆様へ、動画メッセージをお届けいたします。

 

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