今日は「見えない飢餓」とも呼ばれる「慢性栄養不良」の深刻さ、そしてザンビアにおける「慢性栄養不良」の問題についてお話しします。

 

「慢性栄養不良」とは?

 

「飢餓」は大きく2つのタイプに分けられます。まず主に紛争や災害、環境の変化等によって食料がなくなるなどの際に陥りやすい栄養失調の状態が「急性栄養不良」です。しかし、実はこれと同じくらい深刻なのが「慢性栄養不良」で、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの微量栄養素の欠乏によって引き起こされる栄養不良の状態を指します。急性の栄養不良のように急激な体重の低下といった見た目に顕著な症状として現れないことから、「見えない飢餓(Hidden Hunger)」 とも言われ、飢餓人口8.7億人を2倍以上も上回る、約20億人がこの“見えない飢餓”に陥っているとされています。 [McGuire, 2015]。また、特に乳幼児期の慢性栄養不良は身体及び脳の発達を阻害し、個人の生涯にわたって重大な影響を及ぼすおそれがあります。

 

ザンビアにおける「栄養不良」の現状

 

栄養不良はザンビアが長い間抱える重大な問題です。現在5歳以下の子どものうち、なんと4が栄養不良だといわれています[Save the Children, 2016]。これは世界全体でワースト8の状態です [UNICEF, 2013]。しかも、この状況は長期的に見ても改善傾向にはありません。現在GDP成長率6%のいきおいで経済成長を遂げている同国でも、1993年から2013年の20年間で慢性栄養不良を抱えている5歳以下の子どもの割合は46%から40%と、たったの6%しか改善しなかったのです。人口の上昇を加味すると、むしろ慢性栄養不良を抱えている子どもの数は増えているとさえいえます [Save the Children, 2016]。国全体の経済成長だけでは、栄養不良の問題は解決されないのです。

 

少しでもこの状況を改善するために、できるアプローチのひとつとして、私たちのスピルリナによる栄養改善があります。特に5歳以下の子ども達に十分な栄養素を届け、その子ども達が、将来より付加価値の高い仕事に就けるようにするために、是非ご協力をよろしくお願いいたします!

 

(参考文献)

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