メッセージリレー１． 代表清水：「こんな私にもできることがある」と愛護活動を始め

 

｜私の活動のきっかけ

 

私の愛護活動を始めたきっかけは、十数年前に車にひかれて足を痛めた犬と偶然出会い、保護して飼い始めたことです。

大変ボロボロな犬で人を恐れて逃げ回るので本当に飼育可能か不安でしたが、全力でお世話をしてやっと懐いてくれた時に、命の素晴らしさに触れることができた気がしました。

「野良犬はなんて素晴らしいんだ」、「野良犬はこんなにも心が深く、本当に人を癒してくれる存在なんだ」とつくづく思い知らされました。

「くるみ」と名付けて可愛がりましたが、いつもその子は幸せそうで、私も毎日どれほど幸せだったかわかりません。

 

またその偶然保護して飼い始めた頃に、もう一つの偶然が重なりました。

近所の方から庭に子猫がいるとのことで、里親探しを頼まれました。なぜ私に頼まれたかわからないのですが、とりあえずチラシを作り、スーパーのあちこちにお願いして貼らせてもらいました。

その子猫は医療もかけられていませんし、果たして里親が見つかるのかと不安でした。しかし、そんな医療にもかけていない、保護したままの子猫を、稚拙な私のチラシを見て里親を申し出てくださる方が現れたのです。

本当に驚きました。その子は引き取られ、今も大切にしていただいています。

「こんな私にも、尊い命のためにできることがある！」

 

そのことに気がつきました。

 

 

｜私が活動で感じる喜びや悲しみ

 

当会では、年平均で380匹の犬猫を受け入れ、シェルターにも120匹の猫と107匹の犬が暮らしています。その他預かりボランティアの方に猫40匹犬20匹位います。

 

合計すると667匹。年により多少の変動はありますが、少なくても毎年600匹以上の犬猫のお世話を、本当に多くの皆様のご協力のおかげで実現できています。

 

そんな状況ですから、1日の中でも喜びや悲しみなど、喜怒哀楽や思うことがたくさんありすぎて、あっという間に1日が経ちます。

 

動物と関係のない事務仕事をしていた頃は、1日がとても長く重労働に感じられました。早く感じられるのは、ある意味幸せなことかもしれません。

 

犬猫の可愛さとご協力いただく皆様のおかげで、大変ありがたいお役をいただいたと日々感謝しています。

 

 

｜青い鳥について

 

犬猫を家族に迎えておられる方はみんなご存知かと思いますが、犬猫も人と同じようにような感性を持っています。

歳をとった犬猫は、本当に人間のお年寄りと同じような行動をしますし、愛情の深さなども、人間が学ばされることもあります。

当会では犬猫を譲渡する時、幸福の手紙を皆様にお届けするという気持ちで譲渡しています。この子をご家族に迎えていただくと、その犬猫だけでなく、人のご家族もどれだけ幸せになっていただけるだろうか、そう思いながら喜びを持って丁寧にお渡ししています。1匹1匹、どんな命も宝物を持っています。

その宝物とのご縁をたくさん持っている青い鳥を、私は誇りに思っています。