住人さんからのメッセージ#6　中村梨々さん

今日で、あと3週間（！）となりました。

 

現在、26%……まだ先は長いですが、引き続き達成を見据えて。

 

さて、住人さんからありがたくも続々いただくメッセージ、本日は#6。

 

中村梨々さんです。

 

本当は縦書きでいただいていたのですが、システムの都合上、横書きでお届けいたします。

 

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アパートメントとしいたけとの関係性について

 

これまでの人生のなかで「しいたけ」という言葉を声に出して言ったことが何
度あっただろうか。こうやって平仮名で見ると、しいたけみたいな人がいるよ
うな気もしてくる。会ったことはない。でも、話せばおもしろい、声の高い人
のような気がする。

 

こんな出会いがアパートメントにはある。つまり、自分では想像できない、不
思議でサスティナブルな世界が広がっているのである。しいたけさんもいれば、
鯖さん、木目さん、腐葉土さんだっているに違いない。

 

出会ったことで続いていく世界。文字で絵画で音楽で、舞踏にダンス、刺繍や
編み物、コーヒーにサンドペーパー（これはあったかどうか怪しいのだけれど）
自分の人生は一度きりだが、自分が生きていない世界で息し、悩み、喜んだり
悲しんだりしている人がいる。

 

どこにいても何をしていても、感情を持つ私達だから、ものすごく近い痛みや
ものすごく温かい涙を同時に受け取ることができてしまう。それが人の業でも
あるし、営みでもあるのだとアパートメントを巣立って５年が経った今でも、
現在進行形で語りかけてくれている場所である。

 

中村梨々

 

■アパートメント著者ページ

http://apartment-home.net/author/ririnakamura/

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中村さんには、今回「オリジナル詩集」をリターンとしてご提供いただいています（限定7冊）。