一年間の生活の総仕上げ、そして締めくくりの行事となるのが「卒園・修了を祝う会」です。
 卒園することも一学年大きくなることも、みんなでお祝いし喜びあいたい。そんな想いから、在園児が多くなった現在でも朝市センター保育園では「卒園式」と「修了式」を一緒に行っています。
 
 第一部は「卒園式」です。会場には卒園児がその一年間に手がけた制作物が並びます。ひとつひとつにいろんなエピソードが詰まった思い出の品です。
 そんな品々と在園児に見守られ、卒園児は喜びと緊張の面持ちで入場します。歌を贈り合い、卒園児が一人ずつ天高く卒園証書を掲げ、みんなの前を堂々と歩みを進める姿は本当に輝かしいものです。
 保護者から言葉を添えたプレゼントを受け取るときは嬉しいやら照れくさいやら。しっかり見つめ合い、成長を喜ぶ場はなかなか機会がないでしょう。これまでとこれからを、親子でお互いに感じあえる瞬間です。
 昨年のプレゼントは“さくらんぼの苗木”でした。時間をかけ育て、出来た実を携えて再び保育園の門をたたいて欲しい。何年かかってもいい、大きくなった姿と共に思い出話でも一緒に語りましょう。という願いを込めて。

 

 第二部は卒園児による発表から始まります。これまで、代々その年代に合った取り組みがありました。「荒馬」「太鼓」「エイサー」「虎舞」・・どれをとってもお互いを感じ、心を合わせ、想いを込め、共に響きあうことが必要です。春から“あんなふうにやりたい!”と気持ちを大きくふくらませてきた卒園児たち。一年かけ、“生きる根っこ”をさらに太くしたみんなは“大きくなった自分たち”に自信を持ち、響きあう喜びを胸に舞います。この姿は見守る在園児たちのあこがれになっていきます。卒園児たちの集大成を披露するというより、まるで在園児たちへのエール、はなむけのようです。

 

 そんな姿を見せられた在園児たちも心がワクワクうずうずしてきます。いよいよ全員でのリズムです。みんな“今の自分”を存分に出して表現してくれます。
そして在園児たちも一人ひとり、待ちに待った進級の証である「すくすく証書」を受け取ります。職員全員からの手書きの個別メッセージを載せた、一つとして同じものがない証書です。
 便宜上、この会の名前に「修了」という言葉が使われていますが、あくまでも「修了」は大人がつくったルール上、区切られた時間の中での言葉です。子ども達の成長は一年一年そんなに上手に区切れるものではありません。だからこそ証書ぐらいは大人言葉の「修了」ではなく、さらに大きく育つ願いを込め「すくすく証書」と呼んでいます。
 受け取るこどもたちの中には卒園児と同じように高く高く掲げて歩く子もいます。
 こうして想いが継がれていくんだな、と実感する行事です。

 

 これから先、この子どもたちが大きく育つ喜びを実感できる、大事な大事なこの行事を続けていくために、本プロジェクトへのなお一層のご理解とご協力をお願いします。

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