応援メッセージNo.5 福岡県北九州動物管理センターボランティア　宮崎真奈美様より

福岡県北九州動物管理センターにボランティアで入ってらっしゃる

宮崎真奈美様より

応援メッセージを頂きました。

ありがとうございます！！

はじめまして。『咲き猫』の宮崎と申します。15年程北九州動物愛護センターを主に保護活動をしております。
　
ヨーコさんと出会ったのは2016年の事です。
当時は今ほど世の中に『保護犬』『保護猫』というワードは浸透もしておらず、収容され来た子たちはニンゲンが勝手に決めた『期限』で淡々と殺処分が行なわれていた頃です。

北九州動物愛護センターで『太郎ちゃん』と名前を付けられ、一般譲渡枠にいた子が『老犬ホーム アスル』を知ったきっかけでした。

太郎ちゃんはとっても性格の良い子で、センターで新しい家族とのご縁を待っておりましたが、若くない大きめの雑種の中型犬ということもあるのか、中々希望者さんは現れず、月日はどんどん流れて体力も衰え出し、そんなある日に突然倒れてしまいそのまま寝たきりになってしまった子でした。

行政の管理する愛護センターという場所はシェルターでも病院でもなく、衰えている子を死ぬまでただ置いておく場所でもないので、寝たきりになってしまったその週末に太郎ちゃんは『安楽死』をするという事が決まってしまったんです。

そんな太郎ちゃんに手を差し伸べてくれたのがヨーコさんでした。

看取りボランティア2号としてアスルに迎えられた太郎ちゃんは、当初起立不能＆自活不能でコの字の寝たきりで褥瘡だらけだったのですが、『もう一度歩かせたい』って未来を見据えてくれたアスルでなんとなんと！歩行が出来るようになったんです。

ヨタヨタしながらもニッカニカの笑顔で再び歩く太郎ちゃんのルンルンな姿を見た時は度肝をぶち抜かれました。本当に衝撃的でビックリしまくって胸がギューって感激したことをすごく覚えています。

未来の可能性を簡単に断ち切り捨てる、
そんな場所にいた太郎ちゃんはどんどんどんどん生き生きと変身し、それから約３年もヨーコさんたちと一緒に過ごし、余生どっぷり愛されてその人生を全うしました。

　
太郎ちゃんをきっかけにアスルでお世話になった子たちは沢山います。
全てセンターに収容され来た子たちです。そのどの子も純血種だったり首輪があったりと飼い主さんが確実にいるであろう子たちなのに、遺棄されたのか迷子になったのか知るすべも無く飼い主さんのお迎えはなく、センターという環境では到底生きることが厳しい状態の子たちばかりでしたが、アスルへ行けたどの子も太郎ちゃんの時みたいに不思議と見違える程輝き出すんです。

収容が止まない現実にお互いにやるせなさを感じながらも、可能な限り手を指し延べ受け入れてくれたのですが、全ての子がチャンスを掴めた訳ではありません。やはり限界がありそれが叶わなかった子たちもおります。。。。それは苦しくて苦しくて悲しく辛い現実でした。

そんな子たちのためでもあるこの度のクラウドファンディングはワンズたちの高齢化が進むとともに止まぬ収容され来るあの子たちだけが背負わされる悲しい現実から目を逸らさず、1つでも多くの子に手を差し延べるためのアスルの大きな大きな挑戦だと思います。
私はヨーコさんのお人柄そして人生かけての覚悟は本物だという事に、なんの疑いもありません。このチャレンジを達成して欲しいと心底願ってやみません。

残り日数もあと僅かとなりました。
この挑戦を目にしてくださった皆様、どうかどうかお力添え＆応援して頂けないでしょうか？そして達成した暁には是非アスルで余生ハッピーに過ごすワンズたちに会って頂けたらと思っています。

どうぞアスルの応援をよろしくお願い致します。