ベラが倒れました

どこから話せばいいのか……。

 

PPSB代表のベラ・ボニータが倒れました。病名はマラリアです。

 

彼女は、かなり多忙なスケジュールをこなしていました。その無理がこういう形で表れたということもあるかもしれません。

病院に運ばれましたが、幸いにも重篤ではないとのこと。

 

澤田は今、怒りに震えています。

 

なぜか？　大都市デンパサールで未だにマラリアが発生するという点が許せないからです。

 

マラリアは蚊が媒介して伝染する病気です。そして蚊は不衛生な水から生まれます。つまりこれも都市衛生の問題で、環境が劣悪な地域はマラリアが発生しやすいというわけです。

（読者の方から、マラリアを媒介するハマダラカは汚染された水には生息しないというご指摘をいただきました。ここに訂正します。ただし、ベラがマラリアに感染したことは事実です）

 

この際、私は50万円をくれとは言いません。都市衛生が市民の生活に与える影響を、今一度皆様に考えていただきたいと思います。狂犬病がどれだけ多くの人々を殺しているのか、そしてその根本原因は何か……。

 

残念なことですが、インドネシアでは富裕層も貧困層もこのことについてあまり興味を持ちません。この国は歴史上、緒方洪庵先生や北里柴三郎博士、萩野昇先生のような「医学の巨人」が現れなかったという側面も持ち合わせています。ですが、だからといってこの問題の解決を諦めるわけには行きません。

 

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