「なぜフクシマで有機農業をやるのか。もっと普通に儲かることやればいいのに」と思われている方はいると思います。それはたぶんふつうのコトです。

フクシマで「深層土壌加温方式」で「自然有機栽培農法」をやるということは、フクシマの農業が原発事故被曝にあった悲惨な現実に目をそむけず、福島の農家の皆さんがあらためて農業で生きる道はどういうことかを考えるからだと思います。

 
   慣行農法(化学合成農薬:硫酸塩アンモニウムなどを使用する一般的な農法)は、戦後、技術が確立され、病害虫、土壌障害等の障害や問題が発生しても、対処できる方法が準備されています。収量、品質、収支にもある程度の指標はあります。   

   しかし、有機農業は数千年の歴史はあっても、その技術は凍結されたまま。推進法が制定されてはいますが、指標となる技術体系が存在していません。それでも、ヤブ田フアームでは病害虫や多くの問題、障害がなぜ発生するのか、自然の営みとの照らしあわせで、その解決方法はイメージできています。

 フクシマだからこそ、人の健康、疾病、特に、子どもたちの未来を考える上で、有機農業に拘ってみる価値はあると思います。これまでの慣行農法でやれば、それはそれでおわり。いばらの道をすすめば、その先には痛い思いをしただけのゴールはあると確信しています。

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